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主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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恋とニュースの作り方   Morning Glory

恋とニュースのつくり方 Morning Glory を見て来ました。
監督ロジャー・ミッシェル 脚本アライン・ブローシュ・マッケンナ
製作J・J・エイブラムス ブライアン・バーク

まずラブコメ物が好きということと(よいラブコメを作るのはめちゃくちゃ難しい)プラダを着た悪魔のスタッフが作成したという事と好きなレイチェル・マクアダムス主演という事で期待していました。

恋とニュースの作り方   Morning Glory_c0005072_2533649.jpg

海外版はレイチェル推し!ってかんじでしょうか。顔に文字掛かって誰かわからない感も…

邦題ちょっとひどい
原題の「Morning Grory」は朝顔っていうのとキャサリン・ヘップバーンの同題名の作品と、この映画の中で行われる朝の戦いでの勝利がかけてあるとか。レイチェルの奮闘にぴったりのタイトルだと思うのに邦題はちょっと女性向けに偏りすぎの気が。仕事と私生活の悩みは男性も共感すると思うんですが〜。

「プラダ〜」との違い
クビになった主人公がどん尻だけど全米ネット局の朝のワイドショーのプロデューサーになるのが大筋。それに恋愛も絡めていく、プロだけど人間的には最悪の人物との交流でお互いに変わっていく、というのはほぼ「プラダ〜」と一緒なんですがプラダの鬼編集長が私生活を犠牲に苦しみながらも仕事への後悔がなかったのに対し、今度の伝説キャスターは仕事一途の自分の人生を「無」と表現し、生まれ変わろうとしているのが違ってて興味深かった。あの「無」は仕事ばかりの人生は何も生み出さないよ〜というようにとれて何かしょんぼりな面もあり。あそこは仕事に関しては後悔してないって貫いて欲しかった。アメリカらしく家族あっての、っていう描写なんだろうけど。

モーニングショーは世界共通
お話的には視聴率アップ作戦が予想以上に下世話だったのにびっくりしたけど(自分はキャスターに合わせてジャーナリスティックな方面で成功するかと思った)そんなんではなかなか上がらないのは全世界共通なのですね。天気予報士の身体は大丈夫なのでしょうか。ドMになったらどうしよう。

VSハリソンが楽しいダイアン
そしてダイアン・キートンすごすぎ。コメディであそこまで文字通り身体を張る姿に真の女優魂を感じました。日本の大女優のだれが着ぐるみ相撲とかカエルとキスとかしてくれるでしょうか。髪のさわり方とかに元ミスコンの女王っぽさが出ててよかった。プロポーションも保っててさすがでした。

おすすめ!コメディなハリソン
ハリソンは最近の「命の音がする時」でも優秀だけど頑固者を演じてたけどやっぱ上手い。そしてコメディも上手い。評判よくなかったと思う「ハリウッド殺人事件」でも必死に自転車漕いでる姿が最高でした。未見の方でハリソンのコメディいいねと思った方は是非!ハリソン自身は仕事は仕事!と割り切ってる俳優の代表なのに仕事に私生活が浸食してしまう役がはまるのはおもしろいです。

ファッションとパトリック問題
ファッション的には序盤のカジュアルな服装から段々洗練されていく程度でプラダ〜のようにDVDでファッションだけ追いかけたいってものではない。というかクライマックスの衣装あれでいいの?謝恩会みたいでガッカリでした。
超個人的に「見ると不安感を覚える俳優」パトリック・ウィルソンが今回もMr.パーフェクトな役で私を怖がらせてくれました。あのおでこと目つきはやっぱ「こいついい人ぶってるけどどんでん返しで何かするのでは」と思わせます。なのになぜ毎回完璧彼氏役なのか謎です。ナイトクロウとか特攻野郎の役は似合ってた。

レイチェルの大げさでなく漫画から抜け出たような多彩な表情が見所です。恋愛ものを期待するとあれ?ってかんじだけど仕事に頑張る人には面白く見られると思います!
by 7_7seven | 2011-02-26 00:31 | か行の映画