映画やあれこれ


by 7_7seven
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シェーン Shane

午前十時の映画祭で「シェーン」
監督ジョージ・スティーヴンス 脚本A・B・ガスリー・Jr. 原作ジャック・シェーファー
製作ジョージ・スティーヴンス 音楽ヴィクター・ヤング

ラストシーンが有名、というかそこしか知識がない状態で見てきました。ら、想像してたのと大分違っていました。想像ではめちゃくちゃ強いシェーンが町にやってきて悪者をやっつける、段々仲良くなった少年が別れ際に「シェーン!」と叫ぶ、みたいな…そんな陳腐な想像していた自分が恥ずかしいです…
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意外すぎる構図…ラストのあの場面じゃないの?


息子シェーン好き過ぎ
まず少年は段々シェーンを好きになる、じゃなくて初めからシェーンの虜です。母親から「あんまり好きになりすぎると別れる時つらい」と注意を受けるほど。ああいう環境で未知の人(しかも銃が撃てるイケメン)が来たってことで興味がわくのは当然として「お父さんと同じくらい好き」ってどうなの。初登場第一位!で肩を並べられる父親の立場は…。


息子以外の人もシェーン好き過ぎ
父親とシェーンが違うタイプ(銃大嫌いとかブサメンとか)だったり息子と父親と不仲だったりするとわかるんですが父親はこれぞアメリカ開拓時代の父!みたいな人でかっこいいし家族仲も良好。父親とシェーンも仲良く信頼してます。さらには母親のマリアンもシェーンに惹かれているし、これはもうジョーイのシェーン好きは遺伝子の仕業としか思えない。いっそ新しい家族の形として一緒に生きていけばいいのに…と思ったんですが当然西部劇の時代なのでそういうドラマにはなりませんでした。

Jパランスかっこいい!
他の人の妨害はもちろん悪いけどライカーも間違ったことを言ってる訳じゃないような。そこらへん微妙でした。ジョーらは土地の権利とか取得してあそこに住んでるのか、それともライカーが開拓した土地に後乗りして権利を主張してるのか。開拓時代に不案内でわかんないんですが。
見てるこちらにもシェーンにも迷いがあったところにジャック・パランス演じる用心棒登場で話を先に進めたかんじです。Jパランスは威圧感とか佇まいが普通の人間じゃない!っていうのが出ててよかった。用心棒の卯之助を思い出しました。


細やかな心理劇
初めに想像してた単純な話じゃなく命を懸けた場所でしか生きられないシェーンをはじめそれぞれの登場人物の心理が細やかに描かれていて西部劇というより心理劇でした。今の演出なら90分くらいになっているかも。超有名なラストシーンは「あんな危ないところにジョーイ置いたままでよいのか」「せめて家に送っていけばいいのに」と余計なを心配しましたがそれをしないのがシェーンなりの優しさなのでしょう。マリアンの「好きになりすぎると後がつらい」は自分にも言い聞かせた言葉だったのかもしれません。


ラストシーンについて
シェーンのラストシーンについて「実は死んでいる」等の説もあるみたいですが(「交渉人」の台詞にもあるとか)死んでない説に一票ですねー。シェーンがあの場を去るだけでテーマは語れていると思うので。「シェーンってラストシーンしか知らないや」っていう私みたいな人におすすめ。時間の使い方が現代の映画と違うのも新鮮です。
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by 7_7seven | 2011-03-06 00:34 | さ行の映画