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主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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エドワード・ノートン自らを語る

TVが故障して見ていなかったVTRを見る。アクターズスタジオのインタビュー「エドワード・ノートン自らを語る」(2002年)

生い立ちから作品へのコメントまで面白かった。ノートンってほんとアカデミックな環境で育ったんだなと再確認。どういう経路で依頼が来てどういう理由で選んだかとかどんな狙いで演技したとか各監督の印象とかも面白い。基本的に話すのが得意で好きなんだろうなー。「俳優の才能は選択にある」って言葉が出て来たけどどの仕事にも人生にも当てはまる。各作品の中でもファイトクラブが一番観客の歓声も大きくてノートンも気に入ってるみたいで嬉しかった。あと「25時」で大好きなデビット・ベニオフの脚本も褒められてて大満足。

エドワード・ノートン自らを語る_c0005072_18393473.jpg

見るとなぜか元気になる不思議な魅力の映画。rotten tomatoも80越えでびっくり

<ファイトクラブについてのコメント>

僕の作品の中でもう一度見たいと一番思う作品だ。なぜならあの映画は本当に素晴らしく見事な作品だからね。フィンチャー監督は「ひと時代にひとつ」の映画を作ったと思う。僕たちは今の社会の現実を世間に示したかったんだ。観客の多くは針で目を突かれたような衝撃を覚え嫌悪すると思った。それを承知で作ったんだ。刺激的だったよ。

司会:ブラッド・ピットも同じ考え方を?
ああ。この映画はものすごくクリエイティブな相乗効果で溢れていたよ。出だしからね。

司会:ヒロインは?
ヘレナ・ボナム・カーター。素晴らしい人だった。

司会:彼女から助言を?
何でも知ってるね(笑い)僕が現場でうろうろしていると彼女が座ってタバコを吸いあきれ顔でこう言ったんだ。「俳優をしてきてひとつ学んだ事がある。アドバイスと思って聞いて。座れるときは座りなさい。横になれるときは横になりなさい」(笑い)

<10の質問>
好きな言葉は?:サムライ
嫌いな言葉は?:〜みたいな(like)会話を止めるから。
興奮するのは?:光。
しらけるのは?:身勝手さ(selfish)かな
好きな音は?:僕が帰った時に犬達がたてる音
嫌いな音は?:人の鳴き声
好きな悪態は?:今はチンガーダ(スペイン語でfu○kと同じ意味)
俳優以外でやってみたい職業は?:パイロット。飛んでみたい。
関わりたくない職業は?:金融業
天国についたら神に何と言われたい?:「君が愛する全ての人にここで会えるよ」と

ひねくれた役が好きで単純な役が苦手(その単純さが信じられない)といっていたのがノートンらしい。「俳優は飾りたがるしどうしてもドラマティックに演じたくなる。自分の人間性を信じて素直に演じる事が最も難しい」という言葉が印象的。キングダム〜でもひたすら抑えた演技でよかったし、もっと作品に出て欲しいなー。
by 7_7seven | 2005-05-07 18:10 | 面白かったインタビュー