最後の恋のはじめ方 Hitch
2005年 06月 04日
毎年7月に地球を救ってきたウィル・スミスのラブコメディってどうなんだろう…と思ってたけど安心して見られる良質のラブコメディだった。ヒットしてほしいんだけど邦題が…。アメリカに多い主人公の名前だけのタイトルって邦題が難しいのはわかるけどさー。
出せばヒットのドル箱スター、なつかしの「命!」ポーズのウィル・スミス
恋愛コンサルタント・ヒッチの活躍シーンが楽しい。一番の効果はヒッチにアドバイスしてもらってるから、ということで自信がつく事だと思うけど、悩む男性が恋愛に成功していく様は見ているだけでもしあわせ。ヒッチのデートプランも(誘い方とかも含めて)うまいなーというか、真似は難しいけどここまでやったら女の子はうれしいでしょう。モテる・モテないはルックスじゃないというのがよくわかる。ウィル・スミス、決して二枚目じゃないけどモテそうオーラばんばんだもん。だから余計ヒッチの大学生時代シーンが笑えた。ヒッチの洗練された雰囲気と正反対のどんくささで、「誠実なんだろうけど彼氏にはちょっと」になりきってて上手いなーと思った。
ストーリーは意外な展開とかはないんだけど不自然じゃなくそれぞれのキャラクターの心理の変化が表現されてて、ラストまでいい気分で見られる。ラブコメディって軽く見られがちだけど笑えて恋愛の主題も伝わるのって作るのは相当難しい。これは脇役まで皆演技が上手い人がやっててほんと上質のラブコメディに仕上がってると思う。NYの恋愛事情や街の雰囲気もいいかんじ。ラテン、アジア系のエキストラが多いのもNYらしかった。
俳優はウィル・スミスはじめ皆うまーい!サラ役のエヴァ・メンデスもシンディ・クロフォードとJLOを足したような美貌で、コミカルさもあって表情が豊か。シャツ中心の仕事の服とかヘアのアレンジの仕方とか可愛かった。友人役も「男運の悪い女友達」だけに終わらない演技だし、アルバート役はコメディアンというのが納得の仕草のおかしさ。やっぱコメディって演技がうまい人じゃないと成功しないんだなーというのがよくわかる。アンバーが立派な女優になってて驚いた。あーあとアレグラの友人のマギー役がいい男で気になった。(←こんなんばっか…)
日本版キャスト
ヒッチ:堤真一(コンサルタント業が似合いそうなんで)
サラ:藤原紀香(こういう役が出来ればもう一花咲かせられるのに)
アルバート:カンニングの竹山(あのミラクルダンスをマスターしてほしい)
アレグラ:中谷美紀(ラストシーンに期待)