マラヴィータ The Family, Malavita(仏語タイトル)
2013年 11月 13日
監督リュック・ベッソン 脚本リュック・ベッソン マイケル・カレオ
原作トニーノ・ブナキスタ(『隣りのマフィア』より)
製作ヴィルジニー・ベッソン=シラ ライアン・カヴァノー
製作総指揮マーティン・スコセッシ タッカー・トゥーリー
ここ最近はアメリカ人をフランスに送り込んでは破壊させてるベッソン
予告見てるとガンアクションしまくりのREDのファミリー版というかコメディアクションみたいなかんじ?と予想してたんですが当たってるようなそうでないような、不思議な映画でした。
※ネタバレあるので未見の方はお気をつけ下さい
見所は
1・デ・ニーロとトミーリーのほのぼの・ツンデレなブロマンス!
2・これが最初で最後?デ・ニーロの自作解説!
3・誰が見てもマフィア!な人たちの顔芸(曙に似た人あり)
4・ベッソンの女の趣味がちょっとよくなった!
1…初共演というデ・ニーロとトミーリーの枯れたかんじのブロマンスぶり素晴らしいです。映画賞の客席で眠たいのを隠そうともしないデ・ニーロとコメディアンの渾身のギャグにニコリともしないトミーリー、現場でどんな会話したのかな?なんかルパン三世と銭形が晩年こんなんだったら楽しい(ルパン達年とらないけど)正直ここだけでごちそうさま!ってかんじです。
2…まさかの解説!この本編より解説が聞きたいよ!
3…ここだけスコセッシを感じた。本当に本物にしか見えないし。しかしレオとかベッソンとか組む相手との相性が悪過ぎる…。デ・ニーロとの相性はさすがでしたが。しかし必要以上に人が死ぬもんでコメディとも受け取れず試写会場も困惑気味だった。フランスの一般人とかFBIの人たち(すごいいいキャラだったのに…)とか無駄死に過ぎて家族のアクションにも乗れず(といってもアクションは姉弟だけという…デ・ニーロアクションより一般市民相手にキレてる方が多いってどうよ(なつかしの邦画「バカヤロー」の乗り)。姉弟のガンアクションはよかったです。弟面構えがいい!)
4…最近はお天気お姉さん(アデル)とか美容師(トランスポーター史上最悪ヒロイン)とか素人ブームだったベッソン。一周したのか「やっぱ細身の派手な美人」に戻りました。ミッシェルやっぱ綺麗だしコメディもなかなか。デ・ニーロといちゃいちゃしてる場面がよかった。
ディアナ・アグロンは華やかだしボコる姿はよかったけどキャラがめちゃくちゃというかあんなヴァージンさんがいるんでしょうか(いたらごめんなさい)ベッソンの色々な願望が入ったキャラってかんじでした。ボロボロで泣きながらガンアクション!がなかったのはベッソンの成長。
デ・ニーロとトミーリーがなぜ出演しようと思ったのか謎ですがスコセッシ作品と思ったらちょっと…だけどスコセッシ作品見返したくなったし(特にあの作品!)ベッソンがデ・ニーロとスコセッシに書いたファンレター(トミーリーのおまけつき)と思えばよい作品じゃないかと思います!
ベッソン、次は誰をアメリカから送り込んでフランスを破壊させるのかな?