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主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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スターウォーズ エピソード3 シスの復讐 STAR WARS. Episodio III: La Venganza de los Sith

試写会で「スターウォーズ エピソード3 シスのSTAR WARS. Episodio III: La Venganza de los Sith」
「バットマン」と同じく厳しい持ち物検査があった。本編前に試写会のプレミア映像としてエピソード123、リマスター版三部作の予告編があって気持ちがえらく盛り上がる。
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なんだかんだいってもOPテーマを聞くと鳥肌が

前評判でダークだ重たいだ誰が泣いたの過去最高作だとの意見を見てたけど、本当に重かった。さらに話も画面も暗い。ひたすらダークサイドへの道を堕ちていくアナキンが描かれ見ているこっちもどんどんダークな表情に。2のアナキン・パドメがタバコのCM並みにキラキラした映像だったのに反して今回のは悲しい場面ばっかりで見ていて辛かった。正直、はじめは「え、こんな経緯で暗黒面へ?」って思ったけどラストに行くにつれアナキン=ベイダーの気持ちで画面がいっぱいになる。ギリシア悲劇というか歌舞伎というかオペラというかそういう雰囲気を持つ珍しい映画。平家物語と言うかイーリアスというか指輪物語と言うか戦いを通して登場人物がそれぞれ影響し合ってすすんでいく、という物話が自分は好きなんだなーと再認識。

はじめからストーリーというか着地点はわかってるんだけど、ラスト一時間は衝撃。ルーカスは監督とか演出とか脚本は他の人に任せた方がいいのではーとも思うけど、こういうイメージや世界観つくりは本当に上手いと思う。バトルシーンは壮絶な美しさがあって素晴らしい・(来年のMTVのベストバトル決定)SWの世界観も崩れてない・演技もこれまでで最高で特にアナキンのダークサイドを表現しきったヘイデン・クリステンセンと大きな悲しみを抱えて戦うユアン・マクレガーは文句なし!しかし日本語訳が…ある意味一番重要な場面の訳がひどくて脱力した…なんでその訳なんだよー。

現役感ばりばりのヨーダや和み役のC3POやチューバッカの場面は相変わらず見ててわくわく。これで新しい映像は見納めと思うと本当に寂しいなあ。とエンディング聞きつつ思っていたら上映終了と同時に拍手が。ああ、大きい会場ってこういうとこいいなーと思って帰宅したのでした。公開されたらまた見に行こうー。

今回は歌舞伎版 星戦争由縁話其之参資素之復讐
アナキン:市川海老蔵(しかいないでしょ!ダークサイドにおちるとこは早変わりします)
オビワン:中村橋之助(善人役なので白塗りで)
パドメ:尾上菊之助(海老蔵とのバランスで)
パルパティーン:中村吉右衛門(唯一キャストで不満なのがパルパティーン。もっとスケールのでかい悪のかんじを出す俳優にやってほしかった)
by 7_7seven | 2005-06-21 23:58 | さ行の映画