宇宙戦争 War of the Worlds
2005年 06月 29日
厳しい情報規制に隠されたものとは…黒スピルバーグの復活でした!
SWのルーカスには負けられないと暗黒面全開のスピ監督「大阪最強!」
一年に一本は大作が作られるディザスタームービー。ID4(宇宙戦争のパロディ的映画)やアルマゲドン、ディープインパクト、DAT…と挙げればきりがなし。しかし「宇宙人襲来」という一番現実感から遠い設定なのに「宇宙戦争」の怖い事、グロい事この上なし。「ストーリーとか親子愛とかどうでもええやん。宇宙人来襲でぶっ壊れる街、これですわ!」と語るスピルバーグが目に浮かびます。
特に前半数十分は最強。とにかく怖い場面と抜けた場面があって緊張と弛緩のバランスがすごい。そしてスピルバーグが得意な場面(宇宙人場面、河の場面、列車の場面)の演出の切れ具合から嘘のようにぐだぐだの家族場面。今回も父親テーマでうまくいかず…。ターミナルみたいに不得意中不得意「恋愛」まで手を出さなかったのはえらいけど。ロビー、途中までいいなーと思ってたのにあれは一体…。自分の映画のパロディ(自転車と宇宙人=ET、かくれんぼ=ジュラシック・パーク)があったのがちょっとうれしかった。あと終わり方が昔の映画のテンポでよかった。演出もそれにならったかんじで古き良きアメリカ映画っぽいかんじがした。色々賛否両論になると思うけど見るなら絶対映画館で!とにかくあの音の怖さは映画館で体験しないと。ジョン/ウィリアムスのスコアが吹っ飛ぶくらい音がこわい映画だった。
また今週見に行くのでこれくらいで