カンフーハッスル KUNG FU HUSTLE
2005年 01月 05日
これはチャウ・シンチ−版のKILLBILLというかジャッキーブラウンというか「自分が小さい頃から好きだったものをハリウッドの金と技術を使って映像化しちゃいました!」なハッピー映画でシンチ−の愛するカンフーや俳優さん、その他有名映画のパロディもいっぱい。ボロアパートの住人の描写やマフィアのダンスもいいしなんと言ってもものすごいカンフー技!流れるように繰り出される技の数々!これを見るだけでも1800円の価値あり。映像化されたパワー、ラストあたりのシンチーのハイパー化とか日本の漫画っぽくて(ていうかドラゴンボール…小林サッカーのキャプテン翼といい、シンチーはジャンプッ子?)面白い。映像化出来るものなんだねーとぽかーんとするくらいすごい映像である。惜しむらくはストーリーが弱かった。狙いなのかもしれないけどカタルシスがなさすぎ。黒澤明の椿三十郎あたりの物語にすればもっと盛り上がったのに。
しかしずっと夢みてきたことがスクリーンに表現出来てシンチーはどんなに幸せだったろうと思うとこっちもいい気分になるなあ。
日本人キャストだったら
シンチー:反町隆史(ポイズンパワーでラストバトルは無問題)
おばちゃん:室井滋(あの走りをめっちゃ上手くやってくれる)
マフィア:竹之内豊(似てた)
ハリウッドだったら
シンチー:キアヌ・リーブス(あのマトリックスパロ場面を自らリメイク)
おばちゃん:ウーピー・ゴールドバーグ(でかい声がでそうだから)
マフィア:ホアキン・フェニックス(やばそうな目つきなんで)