映画やあれこれ


by 7_7seven
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

イヴ・サンローラン Yves Saint Laurent

イヴ・サンローラン財団初公認作品!公私ともにサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏全面協力で本物の衣装を貸し出した!とかで前々から見たかった「イヴ・サンローラン」を見ました。監督ジャリル・レスペール、主演ピエール・ニネ
c0005072_2241595.jpg

前売り買ったらこの絵柄のファイルがもらえたんだけど買いに行けず残念

ほんとに財団公認なの?フランス人が大挙してみたの?
イヴ・サンローラン財団初公認とか、フランスで興行初登場1位とか主演2人がコメディ・フランセーズの座員だったりで結構真面目な、伝記的映画なのかなーと思ったらがっつり私生活赤裸裸な内容で唖然ですよ。存命で協力してくれたパートナーのベルジェ氏寄りなのはしょうがないとして、それでもサンローラン色々無茶しすぎ。


略奪しまくりサンローラン
ラガーフェルドと愛人共有というか途中からサンローランが割り込み。ラガーフェルド気の毒すぎる…。ベジェ氏も画家のビュッフェから略奪だし。しかも別荘に呼んでもらってですよ。2人の関係にピーンと来たビュッフェが夕食をキャンセルしたシーンが格好よかった。しかしサンローランちゃっかり描いてもらった肖像画飾ってて、飾ってんじゃねーよと思った。


あれこれあるのでPG-12
乱交とかやった挙げ句に浮気がバレて「彼は美しいし若いし身体もいいし」と若い愛人とベジェ氏と比べるような事言ったり「彼を愛してるけど生涯の男は君」とかきつすぎる。愛人もラガーフェルドに色々貢いでもらってるのに同業の友人に行くなよなー。まあベジェ氏も女性モデルと浮気したり、訳わかんないんですが(2人が喧嘩→セックスの流れになったとき目が点になった。バイなの?)。男同士のラブシーンも結構あって、途中から慣れましたがいきなりキスシーンが始まった時は劇場がええっ?って雰囲気になって笑いました。


デザイナーは超人じゃないとやってけない
毎年二回のコレクションにオートクチュールにビジネスの話に…とストレスは想像出来ないくらい。ものを作る繊細さと先を見通す目と顧客とのあれこれやスタッフをまとめたり、本当に心身ともにタフじゃないとやっていけないなーと。女性男性両面の感性と男性の体力、というゲイが多くなるのも納得かも。しかし出てくる人がもう歴史上の人物になってる人が多くて(サンローラン本人もだけどコクトーとかウォーホルとかビュッフェとかエリザベスアーデンやヘレナルビンスタイン←席を離せ!っていうのが笑った)それで未だ現役・しかもサンローランより先に生まれているカール・ラガーフェルドは本当に怪物!


二世が活躍するのは世界共通
ラガーフェルド役の俳優がハンサムじゃないけど愛嬌のあるいい演技するなーと思ったらクラウス・キンスキーの息子だそうでへーでした。二ヶ月でドイツ語習得して今もドイツ在住。言語能力をお裾分けして欲しい。他にも仏元首相の娘とかナタリー・バイとジョニー/アリデイの娘とか有名二世も出演。ヴィクトワール役の女優さんは元お天気お姉さんだそうで、アデルの主演のルイーズ・ブルゴワンもそうだったし、フランスのお天気お姉さんレベル高いな!


目の保養の数々
しつこいですが財団が協力してるので実際の衣装が素晴らしすぎます。まとめて観ると本当〜に優雅で粋でうっとり。別格。特にラストのショーは椿姫の音楽も相まって美!!の感動が味わえます。ラストの黒髪おかっぱのマリエは山口小夜子っぽかったんだけどどうだろう?
さらにサンローラン役のピエール・ニネがそっくり!最年少でコメディーフランセーズ入りしたのも納得の役作り。しゃべり方とかもほんと似ているそうで。
もう一本あるギャスパー版(俳優が豪華)とも見比べてみたいです。


若く美しく天才だったら
いいに決まってる!とも思いますが底なしの孤独だろうなー。18
才でディオール入って21歳でディオール継いでデザイナーですよ。25歳で独立してその後もずーっと最先端の美を生み出して行く、しかもビジネスとして成立させながら…ってどんだけ苦しいのか。そりゃクスリや乱交もしたくなるかも。でもあんだけ無茶してタバコや酒クスリもガンガンで恋愛も穏やかなものでなくて超ハードな仕事40年ってどんだけ丈夫なんだって感心しました。


デザイナーとパートナーの関係性
もちろんベジェ氏あっての成功だけど創作は1人だろうし。ベジェ氏も一番辛いところを手伝えなくて見ているだけしか出来なくて辛かったろうなと。ベジェ氏の献身的かつちょっと独善的なところ、サンローランとのエゴのぶつかり合い、色々見応えあって面白かったです。
デザイナーと長く続いてるパートナーというとヴァレンティノですが、彼のドキュメンタリーで感動的な場面があるので興味のある方は是非。ここにもラガーフェルド出ててヴァレンティノに「君と僕だけが最高だ。あとはゴミさ」とお祝いの言葉言う所が最高に楽しいです。しかし御大ほんと元気だな!
[PR]
by 7_7seven | 2014-10-04 22:14 | あ行の映画