読書 天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある 山口 真由 (著)
2015年 01月 22日
最近の著書には写真入りが多いです。やっぱ美人弁護士は大きい売りですよね
チートすぎる経歴
筑波大付属高から東京大学、3年生で司法試験合格、4年生で国家公務員第1種試験合格。東大法学部を首席で卒業(成績はすべて優!)、財務省から弁護士へ、しかも美貌の持ち主、という漫画のキャラでもちょっとやりすぎな経歴を持つ方ですが、従来の東大出身の有名人女性、例えば高田真由子さんや菊川怜さん、勝間和代さんのようにエキセントリックさが感じられなくて、でもちょっと変わってる風なのが面白いです。
勉強し慣れない人におすすめ!
本は前半が山口さんの幼少期からこれまでの話。勉強し過ぎて幻聴が聞こえた話など盛り込まれています。その後は努力する為の方法論、勉強法について。いかに楽に、効果的に努力して結果を出していくかが語られます。
勉強法としては自分の基本の本を一つに決めてそれを7回は読む!ということ。
この本の後もシリーズのように図解版とか7回読みに特化してる本も出版されているので好評だったと思われるのですが、確かに勉強し慣れていない私のような人間にはぴったりです。
ノートがはじめだけ綺麗な人におすすめ!
ノートが一枚目だけ異常に綺麗に書いて後ぐちゃぐちゃ、歴史の勉強するぞ!と縄文時代まで丁寧にやって後放り出す、参考書買っては数ページで次のを買ってしまう…学生時代の私のことですが典型的な勉強出来ない人の勉強法、というか勉強までいってないっていう…。この本を読んだら基本の署を一冊に決めて(その代わり吟味する)何回も繰り返し読む。じっくり考えながら読まないでとにかく最後まで読み切って繰り返すのが大切みたいで、大事な事を何回も繰り返していくのが大事、と。本当に自分正反対のことしてきたんだなーと眼から鱗でした。
とにかく一冊読んでみる!
という訳でとにかく読む!わからなくても読む!と資格のテキスト300ページをひたすら読みました。今までだったらわからない言葉が出て来たらネットで調べたり、ノートにメモしたりしてたんですがぐっと我慢してどんどん読んで一冊読み切り!一冊読むと、一応範囲全部読んだ安心感や自信も出てきます。1回読んでも全く記憶には残っていないんですが二回目三回目と続けていきました。
本式のやり方からはズレてたけど…
私の試験勉強は実際二ケ月くらいだったので結局5回目までしか繰り返し読みできなくて、それからまとめノートを作って試験に臨んだのと、図解版による詳しいやり方とはちょっとズレてたんですがなんとか試験無事合格しました!職場で他にも受ける人がいたし、落ちたら本社や他の支店にもバレバレなので何が何でも合格しないと!だったのでよかったです。正直読み返し3回目までは全く覚えてなくて「大丈夫かこれ」状態だったけど不思議と本番覚えてて乗り切れました。
やっぱ反復は大事!
覚え書き
○本気で努力するのは長所、得意な事で
○四分野(読む、聞く、話す、書く)に評価を分ける
○苦手なものとは自分の土俵で戦う
○上位三分の一を目指す
○出来ないと感じる新しい環境に飛び込み戦略的に謙虚さを身につける
○教本は一冊に
○読書は精読より何回も素通しで読む
○自分から小テストの機会を作る
○小さくてよいので成功体験を積み重ねると確信が生まれる
○楽8割・努力必要2割が黄金比
○努力発動のスイッチを作る
○食事の時間で一日を三分割する
○努力の優先順位を決めておく
○努力は継続させなければ意味なし
○外圧を利用する
○努力は客観的評価のあるものを(自分との戦いにしない)
○具体的な量の数字を目標に
○努力の対象は一つに
○とりあえず早起きしてみる
○勝負スポットを複数作り疲れる前に移動する
○酷使した器官を変える(書き疲れたらしゃべってみるとか)
○道具を絞り努力の見える化を図る
○数字の単位を買えて努力の結果を実感しやすくする
○一つ抜け道を造る事で他の抜け道を許さなくする
○一日一分自分と向き合う
○理想像は自分の一歩先
○挑戦する事から逃げない
○失敗しても次の機会に備えて努力する
○自分の自分に対する信頼を裏切らない
特にラストの自分の自分に対する信頼を裏切らないっていうのが好きです。
誰の為でもなく自分の自分に対する信頼の為に努力するのを続けていけるのですね〜
努力や勉強ができる人には当たり前のことが書いてるかと思いますが、努力が続かないタイプの人にはおすすめです!