HW版 平家物語 第30回 「忍び寄る魔の手」
2005年 07月 31日
若き源義経はダークサイドに堕ちた…。ちなみにオーランド緊急来日中!
源氏一族の一覧はこちらコネリー家重盛一家の一覧はこちらいいかげん長いのでいずれ(いつ?)まとめます。
とりあえず今週分のキャスト。
源義経:オーランド・ブルーム(今回とうとうダークサイドへ…)
武蔵坊弁慶:ラッセル・クロウ(公私ともに荒法師のラッセル。もうちょっと利口であったらこんなことには)
源頼朝:クライブ・オーウェン(義経とともに情に脆いことが今回判明)
北条政子:キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(頼朝よりずっと理の人なかんじ)
北条時政:マイケル・ダグラス(祝・夫婦なのに親子役で共演。案外コスプレものに出ていない)
朱雀の翁:ジェラール・ドパルデユー(そういえばこの頃見ていない)
後白河法王:アンソニー・ホプキンス(別名・パルパティーン皇帝。今回大活躍)
平知康:ヒュー・グラント(ヒューも案外現代劇ばっか)
丹後局:シャロン・ストーン(立ち聞きしてる表情怖すぎ)
第30回 「忍び寄る魔の手」
コネリー家追討の軍から外されて都に残ったオーランドは、都にはびこる夜盗の取り締まりに追われていた。しかし、取り締まりは思うようにはかどらず、夜盗の横行は一向に収まらない。そこでオーランドは、昔なじみで都の“裏の世界”に詳しいジェラールの力を借りて、夜盗の首領たちと面会する。居並ぶ盗賊の首領たちを前にオーランドは、都から孤児や盗みを無くすために力を貸してほしい、と話す。オーランドの心からの説得が功を奏し、都は少しずつ平穏を取り戻し始める。
ホプキンス法皇からの呼び出しを受けたオーランドは、突然、官位を与えると言い渡される。しかし、クライヴの臣下であるオーランドとしては勝手に位を受ける訳にはいかず、先ずはクライヴの許しを得たい、と答える。オーランドからの書状を受け取ったクライヴは、法皇の思惑とそれに翻弄されるオーランドに憤りを覚える。「トスカーナを抜きにしては物事が進まぬことをオーランドや法皇に思い知らせましょう」とのキャサリンの考えに乗り、クライヴは返書を送らず、取り分け、法皇方の出方を見ようとする。
オーランドは法皇から教会に呼び出される。法皇という人物を見極めようと対面に臨んだオーランドだったが、思いがけず優しい言葉をかけられる。母を失ったばかりのオーランドを気遣い、自分も同様に親の縁に薄い人生を送ってきた、と声を潤ませて語る法皇にオーランドの警戒心は解け、「親子兄妹が争う事のない安寧のときが欲しい。真の力がほしい」という言葉に深く共感する。「私の力になって欲しい」と乞われ頷くオーランド。しかし、すべてはオーランドを法王側に取り込もうとする策略だった。オーランドは改めて官位を授けると言い渡される。依然、クライヴの返事は無いものの、これ以上断り続けることはできず、オーランドは位を受けてしまう。
クライヴとキャサリンは政治的な事情から幼くして婚約した、クライヴの命で処刑したコリンの息子・ジャンニの死に耐えきれず床に伏せる娘、ソフィアの様子に愕然とする。父の言葉も通じず、ただジャンニの名を呼ぶばかりのソフィアをなんとかしようとジャンニの魂を鎮める為の塔を建てたがソフィアが快方に向かう様子はなかった。
オーランドが官位を受け取った事を知ったクライヴにキャサリンは実家・ダグラス家が蔑ろにされている事をぶつける。結果「政治について口出し無用」と言い放たれ、ダグラス家の行く末を案じる父・マイケルに「クライヴは理の仮面を被っているが真の姿は情に脆い。焦られますな」と笑みを浮かべるキャサリンであった。
やがて意を決したクライヴは、「オーランドを大将に任じてエルバ島のコネリー家を討つ」と家臣の前で宣言する。「それはオーランドに対する温情か」と問う、義父・マイケルにクライヴは、「温情にあらず。試練を与えるのだ」と言い放つ。ローマではヒューからクライヴの命を聞くオーランドの姿があった。クライヴの思惑も知らず、嬉しさとともに法王の「ともにコネリー家を倒し新しき世にしよう」の言葉に跪くオーランドであった。
来週は「飛べエルバ島へ」
今週もまんまSWの暗黒面突入の場面だった。いつ「その力は学べるので?」「鎌倉では無理だ」とか言い出すかと思ったり。先週あんなに常盤に忠告されたのにあっさり法王に取り込まれちゃってるし…。今まで海千山千を相手に生き残ってきた法王なら義経一人取り込むなんて赤子の手をひねるより簡単だったろうなー。法王様の独り舞台でした。あと中井頼朝はうまいなー。父親が娘を想って狼狽えてる心境が伝わって来た。それにしても当時は嫁いだ先より実家とがっちりつながってるものなのねー。愛情より共同経営者ってかんじで繋がってる頼朝と政子ってハリウッドカップルっぽい。