予告犯
2015年 06月 02日
監督;中村義洋 脚本;林民夫 原作’筒井哲也
シンブンシっていう位だからラストあたりでメディア批判ぽいの来るかと思ったらそんなことはありませんでした…
見どころ1 色々謎過ぎ
私がズレてるのかもですが、何というか主人公達の行動のあれこれに?がつきまくり。犯人ならまだしもレイプ被害者をネットで侮辱した男を拉致監禁して性的暴行とか、食品会社に放火とか、何かそれ違うんじゃ、だし何といっても産廃のおっさんへの仕打ちが…あの場面見て主人公達を応援する気はなかなか起きないと思います。
違法の産廃に行くほど追いつめられたメンバーにも思えず。今時の独身の若者が職安であぶれて産廃って現実感なくて乗れず。ヤバい所から借金してるとか中年で妻子がいてどうしても、とかだったらまだわかるけどさ〜タコ部屋であれだけコミュニケーション出来てるんだからどっか仕事あるでしょ(自分だったら無言で寝てる)。現に政治家の事務所に潜り込んだりしてるし。
採用試験官の男を吊るし上げたのに自分が大変な目に遭った会社には何もしてないっていう…。私怨じゃない!ってことなんでしょうが、現に自分と同じ目に遭ってる人がいるのにさー!それこそ「派遣なめんな!」な騒動で助けるとかさ〜色々謎でした。
見どころ2 色々もったいなさ過ぎなあれこれ
この一連の騒動は何の為に?ってとこがこの話の肝というかそれ一点なのですが、そこまでして○安利用しなくても方法あったんでは。騒動の幕引きの仕方もナイーブというか、感動というより才能とか友情とか命とかもったいなさ過ぎとしか思えませんでした。よくわからない責任?の取り方にも乗れず。戸田恵梨香とももっと絡むと思ったらそうでもなく。その割りに妙に戸田に信頼を寄せる生田も謎。「給食費も払えなかったが頑張った人」ってまさか自分じゃあるまいなと思ってたらまさかのそれでズコーってなりました。
見どころ3 生田ファンなら喜ぶのかも?
サラリーマン姿とかでファンは喜ぶのかな〜。しつこいですがこのキャスト勿体ない。試写会が一番沸いたのはトラックを使ったミッション・インポッシブルというかオーシャンズ的なトリック場面だったので、いっそそういう物語にして欲しかった。生田は昼間は気弱な派遣プログラマー、夜はついてない市井の人の為に働く一味のリーダー。他のメンバーも昼間は冴えないけど夜は特技を活かして大活躍!戸田は一味を追うエリート美女な銭形警部。実は生田とはネットで交流があって「いつか遭いたいねー」っていい雰囲気になってるっていう…そんなアホでパクリだけど明るい話が見たいと思いました。