面白かったインタビュー 「ベストシネマUSA」「ジョン・ウィック チャプター2」キアヌ・リーブス
2017年 07月 01日
インタビュアーはテレビ朝日の青山愛アナウンサー。ニコニコしながら怒涛の褒めトーク(キアヌのリアクションが楽しい)しながら聞きたいところをしっかり聞いてくれたり、編集で切られたけどキアヌが語った箇所も後で纏めて付け加えてくれたり、本当にありがたい!
キアヌも自信を持っておすすめ!
青山アナ:皆があなたの来日を待っていました。多くのファンが大ヒット作の続編ジョン・ウィック チャプター2を待っていました。(キアヌ:Oh cool )アクションファンが待ち望んでいた作品で、息を呑む緊張感があって美しいアクションシーンが登場します。(キアヌ:Oh fantastic)この作品の日本公開を楽しみにしていましたか?
キアヌ:うん、とても楽しみだよ。
「ジョンウィックチャプター2」の撮影はとても楽しかった。続編をそのまま大きなものにするのではなく、アクションにより多くのバリエーションを加えることにしたんだ。柔道の要素も増やした。
それに監督は映画的と言う点でとても良い仕事をしたと思う。新たな世界、新たなキャラクターも登場しサプライズもたくさんある。
今作では次に何が起こるのか予想がつかないんだ。かなり楽しめる作品だよ。
青山アナ:チャド=スタエルスキ監督の名前が出ましたが彼は「マトリックス」ではあなたのスタントマンを演じたことで知られています。あなたたち2人はアクションに対して熱い思いを抱いていると思いますが、今作のアクションシーンに関してどういったビジョンを共有していたのですか?
キアヌ:僕らが共有していたのは…「マトリックス学校」に通っていたようなものだ。
僕らは監督のウォシャウスキー兄弟から学んだんだ。引き画でカメラを回し続け、そこで起こっていることを見せ続けるということ。
また僕としてはそのキャラクターとしてできるだけ自分自身で演じたかった。スタントマンのカットに編集で逃げたりせずに実際に起こっているところを見せるんだ。
青山アナ:長回し撮影をした目的はどういうものなのでしょう?多くの映画は細かいカットをつないでいますが今作ではとても長いことが見られましたね。
キアヌ:楽しめるからさ。別のカットに逃げたりしないから何が起こってるのかわかりやすいでしょ。
それによって観客が物語と強くつながると思うんだ。目の前で起こっているわけだからね。混乱したりせずに。
多少はカット割りされているけどね。
でも主な目的は観客をキャラクターやアクションとつなげると言うことかな。
青山アナ:あなたはこれまで様々なキャラクターを演じてきましたが、ご自身をアクション俳優だと思いますか?アクションは重要ですか?
キアヌ:アクションは大好き!楽しいよ。
でも僕は常にキャラクターとアクションは同時にやりたいんだ。アクションがもたらす激しさが大好きだ。「生きるか死ぬか!」と言う状況がね。映画の楽しい所さ。
青山アナ:アクションへの情熱が伝わってきました。最後にジョン・ウィックチャプター2を楽しみにしている視聴者へメッセージをどうぞ。(キアヌ:sure sure)
キアヌ:どのカメラ?1カメだね。
キアヌ・リーヴスです。ジョン・チャプター2見に来て楽しんでほしい。僕も楽しんで作った作品だ!
(スタジオ)青山アナ:キアヌ・リーブスさんはとても静かなオーラの持ち主だと思うんですけれどもアクションの話を振るとすごくワクワクした楽しそうな表情で答えてくださったのが印象的でしたね。
アクションのリアリティーにものすごくこだわりを持ってらして、この映画に向けて何ヶ月もアメリカの特殊部隊とトレーニングをしたりですとか柔術を研究したりですとか、実弾を使って実際にトレーニングを行っていて、そうすると実際にパンと言ったときの体の反応の仕方も実際に体に染み込ませる事が出来るとおっしゃっていたんですね。
リアルなアクションと言うのを追求してらっしゃるんだなと言うのを今回お話を伺って感じました。
青山アナはマツコ有吉の番組でもエディ・レッドメインにインタビューしてましたが、その時も今回と同じく俳優をじっと見て笑顔で賛辞を送りまくりつつ、観客として聞きたいところはしっかり聞く、という手法でした。
今回も短い時間で作品の肝を的確に伝えてるし、通訳なしで会話出来るからインタビューされる側がたくさん話せるし、大変優秀なアナウンサーと思います。何より作品と製作者へのリスペクトが感じられるのでキアヌも楽しそうに答えてくれました。偉い!
女子アナさんのインタビューは自分メインというか、はしゃいだり、無理なお願いしたり、番組としてそういう指示だとしても結局映画の内容伝わらず番組の賑やかしに終わるものが多い中、すごくちゃんとしていて、青山アナには是非これからも映画関係のインタビューやって欲しいです!
今回はより下調べして、でもマニアックになりすぎず、製作者がこだわったところを聞き出していて良かった。特にアクションを「美しい」と表現したのが嬉しかったですね〜キアヌもOh fantasticって言ってました♪
そしてキアヌも一般の視聴者にもわかるよう誠意溢れる回答をしていて、アクションとこの作品への熱意が伝わってきました。俳優として何回も転換期を迎えつつ、情熱とプライドを持って仕事し続けているのが本当にすごいなと思います。
民放はラーメンエピソードばかりでしたが、作品の内容も触れて欲しい!
番組でもキアヌの運動神経の良さに触れてましたがハートブルーでビグロー監督に「この子何でも出来るから色々やらせましょう!」と言われたくらいなので、今回の映画も楽しみです。
いよいよあと一週間!なので前売り券3枚買ってわくわく待ってます。今回特典も良いし、大ヒットでまた次作にキアヌと監督に来日して欲しいです!