「プロメテウス」に続いてリドリー御大が大変なことに!とのネットでの噂を耳にしてて、でもなかなか見に行けずそわそわしながら情報入れないようにしてましたがやっと今日見れました。感想は…御大、続き作って!です。そして勃発したマイケル・ファスベンダーは誰のミューズだ問題。※ネタバレご注意ください
監督:リドリー・スコット
脚本:ジョン・ローガン ダンテ・ハーパー
原案:ジャック・パグレン マイケル・グリーン
エイリアンの世界観大爆発!
見所1:ドジっ子クルーが巻き起こすドタバタホラー!
前作見てないと何が何だかな内容なので「プロメテウス」は見ておく事をおすすめします。その前作を上回るクルーのドジっ子っぷり。キャプテン亡くなって大変なのにいきなり出てきた地球っぽい星に降りてみようぜ!って降りるのもヤバいし、更にド軽装で洞窟とか、ビビりの私にはええ〜〜っでしたが劇場内も「おいおい大丈夫か」な雰囲気に。もちろん大丈夫じゃなく、コメディかってくらいやらかしが続きます。人物に感情移入する前にガンガンやられていくからもうヒロイン以外は覚悟して見守りました。ヒロインはファンタスティックビーストでもよかったけど微妙な表情がいいですねー。
見所2:これがエイリアン!とこれがリドリー御大!な場面続々
グロ苦手なので(でもリドリー御大とファスベンダー好きだから見たいというジレンマ)ヤバシーンは薄眼で見てました。作品全体を通してホラー表現に新しいものはなくて(ちょっと前に見た「ライフ」の方が新味があった)もうそこらへんはお馴染み感で「はーいエイリアン出ました!はいヒロイン立ち向かいます!」でサクサク演出。残りはリドリー御大の作品通して出てくる「創造とは」「生きるとは」「神と人間とは」でどんどん攻めまくります。見てる時はしんどくて早く終わってくれーだったのに数時間後の今また見たくなる不思議な映画です。
見所3:ファスベンダーは誰のミューズ?問題勃発!
とにかくリドリー御大のファスベンダー大好きっぷりに拍車がかかってて、かつエッジ効きすぎて困惑するレベル。ハリウッドは露出とかどんなシーンをどれだけやるって細かく契約時決められてるという説ありますが、自分2人でキスシーンとか自分2人で縦笛吹く(見てない方意味わからないと思いますがそのままのシーンがあるのです)って契約時揉めはないだろうけど戸惑いあったろうなー。そんな困惑案件も余裕でやり切ってたのがさすが。
ここ数年次々と色々な監督と仕事してるファスベンダーは誰のミューズだ問題、私的にはスティーブ・マックイーン監督と思ってましたがここに来てリドリー御大が躍り出た感じです。リドリー御大はもちろんマックイーン監督も好きなので頑張れ2人とも!この問題については改めて書く予定です。
しかし今作のファスベンダーの演技の上手さ!アンドロイドの型式の違い、キャラクターの違い、機械っぽさと人間っぽさ、垣間見える老成と稚気を演じわけててそれ見るだけでも見る価値あります。エイリアン1に続く次作が早く見たい!その為にもリドリー御大頑張れとエールを贈ります。エイリアンシリーズ好きな方はもちろん、笛って何?って気になる方、ブレードランナー好きな方是非!