イン ハー シューズ IN HER SHOES
2005年 11月 01日
お姉ちゃんの立場が…。アメリカではキャメロンってこういう位置づけなのかなー
やっぱこの監督の作品いいわー。結構きつい題材でもさらっと重くないし明るいし苦い現実の中にも希望が描いてある。そこが甘いとかんじる人もいるかもだけどほろ苦ってかんじでいいなあ。それにこれスコットフリーのプロデュースだし。さっすがスコット兄弟!
前半のフィラデルフィアの暗い景色から一気にマイアミにいくところとか靴(ジミー・チュウとかブラニクとかよだれがでそう…)の演出、鏡の使い方、犬とかおいしいご飯とかお洒落なおばあちゃんたちとかストーリー以外も色々ツボだった。泣かせようっていう演出じゃないのにじんわりくるところが何度もあった。上手くいかず右往左往する人に向けての監督の視線が真摯でそれぞれのキャラクターの心情がすごく上手く演出されてる。男性と継母はちょっと類型的なかんじもしたけど他のキャラクターがよすぎたからねー。
キャメロンの表情も(褒められたときの笑顔とか泣ける)すばらしい。しかし足長いねー。出演作は多くないのにポイントごとにいい作品を選んでてセンスいいなーと思う。トに・コレットは苦手な女優さんだったけど(6センスもアバウト・ア・ボーイも駄目だった…古くはミュリエルの結婚から)今回は拒否反応でなくてうれしい。しかしサイモン、パーフェクトすぎてなんか裏あるんじゃないかと最後まで気が抜けませんでした。(かんがえすぎ)教授や女友達やおばあちゃんたち等脇も魅力的であっという間の二時間でしたー。エリックの映画も超期待。