映画やあれこれ


by 7_7seven
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ステイ STAY

ずーっと仕事で映画もご無沙汰(いい回しがおっさん…)だったけど、さらにブログも報知、いや放置だったけど こ れ だ け は初日に観る!と張り切って前売り買って待ちわびていた「STAY」!

なんといってもあれですよ、思い起こせば二年前、当時なぜか映画熱というかエンターテイメント全般にすっかり興味をなくしており、一月から五月まで映画1本しかみていないと言う今思えば何をやっていたんだろうと不思議状態の私(ちなみに観たのはジョージとキャサリンの引力に負けた「ディボース・ショウ」)が友人に誘われ嫌々観たのが「トロイ」。巷では散々な評価だけどこの作品で一気に映画熱が戻ったのでした。(誘った友人は今イチみたいだったけどさ…)ああ映画って面白い!俳優もだけどこの脚本いいわーと海外のシナリオ探して英語のシナリオまで手に入れた(訳してないけど)「トロイ」!そんな私にとって脚本家・デヴィッド=ベニオフ様はヒーローです。その方の新作は初日に観るしかないでしょ!という訳でいそいそと出かけたのでした。(前置き長ッ)
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なんとなく21gとかぶるポスター。もっと凝ればよかったのにー

初日なのに客の少なさにしょんぼり。一回もCMとか観なかったしネタばれしないようにひたすら情報避けてたせいか雑誌とかでも観なかったししょうがないかー。予告のメタルを追うドキュメンタリーとイライジャとチャーリー夢の(私には)共演の「フーリガン」は観ようと誓う。というかチケット買った。ポストカードがでかかった。
そしていよいよ本編。NYのようでそうでない街を舞台に展開する映像世界。繰り返されるイメージ、心理描写、そしてラストで明かされるバラバラのピースを一つにする答え。

このラストのピースは話のアイデアとしては「なんだよ!」って感じる人もいるかも(というか劇場はそんなかんじだった…)だけどそれを知って思い返すと(見返すともっとだと思う)すごく切ない答えというか、後でじわじわ効いてくるかんじで正直やられたーってかんじ。ある意味すごくリアル。台詞ひとつ、カットの仕方、服装、全てに意味があってラストというかファーストシーンに繋がって行く。「シックスセンス」や「アザーズ」のような見返し方じゃなく、すべてが切なく、胸が苦しくなってくるラスト。ベニオフ様、さすがにさすがでもう一回みたい。25時やトロイもだけど大切な人との色々な意味での別離を描くのが上手い。登場人物に愛情深く、しかし寄り添わずという距離感。

監督のマーク・フォースターも「ネバーランド」でもそうだけど死をすごく悲しいものでなく美化せずしかし美しく表現しているのが印象的。小さい頃にお兄様を自殺で亡くされているからか独自の死生観があるんだろうと思う。「ネバーランド」は優等生過ぎてあまり好きでなかったけど今回はすごく美しく、悲しいけどしかし節度を持った表現でよかった。んーでもあんま人気は出ないだろうな。俳優はユアンもナオミもさすがの存在感。ナオミが久々に綺麗だった。ライアンも「君に読む物語」の百倍よかった。

切ないような痛いような独特のこの感覚、色々な人に味わって欲しいんだけど。
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by 7_7seven | 2006-06-17 02:23 | さ行の映画