映画やあれこれ


by 7_7seven
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

それでもボクはやってない

やっと今年1本目!試写会で「それでもボクはやってない」新年一発目が重めの映画とは、一体どうなる2007年!

c0005072_23552552.jpg

役所さんもいれないいさぎよいアングル

「Shall We Dance?」→草刈さんと結婚→「Shall we〜」ハリウッドリメイクと、ずーっと本業はお休みだった周防監督。ネタが新鮮なうちにどんどん撮って行くのが合ってると思うんだけどここまで期間があいちゃうとどうなんだろうと心配しておりました。スピルバーグみたいにどんなジャンルもどんな大作もあっという間に撮っちゃう監督もいれば周防さんみたいに取材に三年とかかけてじっくりいく監督もいて面白いなあと思うけど、観る側としてはどんどん作品を撮って行ってもらった方がうれしいなー。

さて、本編だけどあんまりな境遇の主人公に肩入れしつつ役所さんら弁護士や法廷場面やらに引き込まれたし手に汗握ったけど、映画ならではの面白さやカタルシスがあるかというとちょっと厳しかった。題材が題材だけに笑える所も少なく、取材して得た情報や伝えたくなったメッセージを(おそらくものすごーく削ったと思うんだけど)盛り込みまくる作風。アメリカの法廷もののような派手さや爽快感もなく、しかも2時間20分越えの内容。よい作品なんだけどTVやドラマでもいいような…。一般人が初めて裁判や司法に関わるときの恐ろしさはよく出てたと思う。TVだとスポンサーの関係とかでこういうのは難しいのかな?法や痴漢というひじょーにデリケートなテーマを選んで作品に昇華したのはすごいと思う。日本の司法の問題点もわかりやすく提示していたし、そこらへんは伊丹監督仕込みだなーと。

俳優は加瀬亮はやっぱ上手いわー。フツーの男が巻き込まれていくうちに顔つきが変わって行く様を見事に。フツーの男の子の自信なさげなしゃべりとかも上手かった。役所さんはフツーに上手い。もたいまさこも泣かせてくれた。そして小日向さんの小憎らしい上手さ!眼鏡を使って感情表現をしていてすごかった。あと本田博太郎はどこへいくのだろう…博太郎に北京原人や今回の役をオファーする人は博太郎の中になにを見たのか。

しかし痴漢冤罪の恐ろしさは下手なホラーより怖かった。
[PR]
by 7_7seven | 2007-01-06 23:52 | さ行の映画