映画やあれこれ


by 7_7seven

カテゴリ:あ行の映画( 75 )

なんだこの野郎!批評家には絶賛だけど観客受けは前作2作よりは賛否両論らしいじゃねーかこの野郎!ということで「アウトレイジ 最終章」を見ました。初週の興行収入第1位らしくほぼ満席!客層も幅広くてビール飲んでる人多数。100分位なのにトイレに立つ人が多かったのもらしかったです。


監督・脚本・編集:北野武
音楽:鈴木慶一

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前作どうだったっけ?て人はこれ見とくといいよこの野郎!





見所1:初期の作風に回帰?無常観溢れる空気感

アウトレイジも好きですがそれより北野作品の初期作品が大好きなのでソナチネっぽいという噂聞いて期待してたら正にソナチネの持つ無常観とひたひたと迫る死の影。もちろんアウトレイジっぽい台詞の掛け合いやバイオレンスもたっぷりなんですが大友の行動見てたら自ずとラストが見えてきて、まあそうなるのもわかるけど正直それじゃない終わり方にして欲しかったなあ。今回外しがなくストレートに進んでるのも特徴。ストーリーはどんな世界にも共通するパワーゲームと異物としての主人公でちょっと仁義なき戦いっぽかった。


見所2:美しい!北野映画ならではの映像

お馴染みの最高にスタイリッシュな車のOPから、毎ショットキレキレの構図にうっとり。独特の間、異形の顔をじっくり映してあって毎度俳優が魅力的に撮ってある。脚本も監督が書いているのでカメラと台詞のテンポが良いところとか、見せるグロと見せないグロ、暴力の抑制のバランスが絶妙。今回前2作よりは暴力シーンのずらしがなくて、リアリティラインがわからないレベルの銃撃シーンとか、作品毎にバイオレンスのトーンを変えようとしてたのかな?ちょっとキレがなかったかも。



見所:3 オールスター俳優陣!

アウトレイジならではの豪華俳優陣!ビヨンドからの塩見さんと西田さんが病みあがりで、心配しつつも独特の凄味が出てた。あと今回からのピエール瀧、不思議と何の世界にもハマる面構えと体躯で台詞まわしがうまい訳じゃないのに存在感がすごくて売れっ子なのも納得。台詞まわしといえば関西ネイティヴじゃない人が関西弁話してて、関西じゃない私でもムズムズする感じ。武は東京だから拘らないのか、敢えてなのか、ちょっとなーだった。あと男を格好よく撮る北野映画としては珍しく爽やかというか可愛く撮ってあった大森南朋にびっくり。新境地?女性が完全排除は良いけど次作?の恋愛映画はどうなるか期待です。これでラストは寂しいけど3作とも面白く、また1から見直したくなりました!

北野映画、特に初期作品が好きな方にはおすすめです!

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by 7_7seven | 2017-10-15 22:41 | あ行の映画
「プロメテウス」に続いてリドリー御大が大変なことに!とのネットでの噂を耳にしてて、でもなかなか見に行けずそわそわしながら情報入れないようにしてましたがやっと今日見れました。感想は…御大、続き作って!です。そして勃発したマイケル・ファスベンダーは誰のミューズだ問題。※ネタバレご注意ください


監督:リドリー・スコット
脚本:ジョン・ローガン  ダンテ・ハーパー
原案:ジャック・パグレン  マイケル・グリーン


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エイリアンの世界観大爆発!




見所1:ドジっ子クルーが巻き起こすドタバタホラー!
前作見てないと何が何だかな内容なので「プロメテウス」は見ておく事をおすすめします。その前作を上回るクルーのドジっ子っぷり。キャプテン亡くなって大変なのにいきなり出てきた地球っぽい星に降りてみようぜ!って降りるのもヤバいし、更にド軽装で洞窟とか、ビビりの私にはええ〜〜っでしたが劇場内も「おいおい大丈夫か」な雰囲気に。もちろん大丈夫じゃなく、コメディかってくらいやらかしが続きます。人物に感情移入する前にガンガンやられていくからもうヒロイン以外は覚悟して見守りました。ヒロインはファンタスティックビーストでもよかったけど微妙な表情がいいですねー。



見所2:これがエイリアン!とこれがリドリー御大!な場面続々
グロ苦手なので(でもリドリー御大とファスベンダー好きだから見たいというジレンマ)ヤバシーンは薄眼で見てました。作品全体を通してホラー表現に新しいものはなくて(ちょっと前に見た「ライフ」の方が新味があった)もうそこらへんはお馴染み感で「はーいエイリアン出ました!はいヒロイン立ち向かいます!」でサクサク演出。残りはリドリー御大の作品通して出てくる「創造とは」「生きるとは」「神と人間とは」でどんどん攻めまくります。見てる時はしんどくて早く終わってくれーだったのに数時間後の今また見たくなる不思議な映画です。


見所3:ファスベンダーは誰のミューズ?問題勃発!
とにかくリドリー御大のファスベンダー大好きっぷりに拍車がかかってて、かつエッジ効きすぎて困惑するレベル。ハリウッドは露出とかどんなシーンをどれだけやるって細かく契約時決められてるという説ありますが、自分2人でキスシーンとか自分2人で縦笛吹く(見てない方意味わからないと思いますがそのままのシーンがあるのです)って契約時揉めはないだろうけど戸惑いあったろうなー。そんな困惑案件も余裕でやり切ってたのがさすが。

ここ数年次々と色々な監督と仕事してるファスベンダーは誰のミューズだ問題、私的にはスティーブ・マックイーン監督と思ってましたがここに来てリドリー御大が躍り出た感じです。リドリー御大はもちろんマックイーン監督も好きなので頑張れ2人とも!この問題については改めて書く予定です。


しかし今作のファスベンダーの演技の上手さ!アンドロイドの型式の違い、キャラクターの違い、機械っぽさと人間っぽさ、垣間見える老成と稚気を演じわけててそれ見るだけでも見る価値あります。エイリアン1に続く次作が早く見たい!その為にもリドリー御大頑張れとエールを贈ります。エイリアンシリーズ好きな方はもちろん、笛って何?って気になる方、ブレードランナー好きな方是非!

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by 7_7seven | 2017-09-30 22:54 | あ行の映画

試写会で「奥田民生になりたいボーイ
出会う男すべて狂わせるガール」を見ました。モテキ。などで評価高い大根監督作品は初めてだったので楽しみに試写会場へ。
※ネタバレご注意ください。


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監督:大根仁   脚本:大根仁
原作:渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」



見所1:演技で認められたい!和製ディカプリオ妻夫木ラブコメに

演技に関する評価を求めてなのかルックス投げ打って暗く苦しい役ばかり続ける様をディカプリオと重ねて見てきた妻夫木氏。演技は上手いんだからルックス活かした明るい楽しい役でいいじゃないかと思うけど俳優としては重い役やりたいものなのでしょうか。


と思ってたらやっと吹っ切ったのかラブコメ主演!明るい妻夫木期待してたらちょっとこれは…確かに最初はそうなんだけど、途中から雲行きあやしくなってきてラストう〜んとなっちゃいました。予告の感じのまま、小悪魔な水原希子に振り回されるハッピーなラブコメにしたらよかったのでは…。奥田民生に憧れてた男がヒ◯◯◯◯になるというある意味SF。


見所2:なんか時空が歪んでる?

スタイリスト伊賀大介さんのスタイリングすごくよかった!水原希子もインタビューで撮影時の2016年を象徴するアイテム揃えたと言ってたし、現実に女の子が着てみたい感じと男の人が夢見る理想の彼女感のバランスが絶妙!はじめ大根監督に水原希子って?監督の好みから外れてるのでは?と不思議だったけど水原希子のスタイリッシュさでギリギリ成立してる話だと思う。水原希子は色々騒動あるけど、売れっ子なのに決して好印象を持たれるばかりじゃない役に身体張りまくりで見直した。


しかし作品的にはところどころ?な場面多くて時空の歪みを感じました。オサレライフスタイル誌の編集でああいう事件が起こってネットで炎上するか?そんなにマスコミに影響力ないと思う。価値観が90年代?だけど現在のはずだし…。


あかり的な女の子は昔からいたけど現在で、あれだけのスペックと立ち位置持っててあの行動あるかな?と不思議に。やっぱり行動が90年代な感じ。原作者の実体験入ってたりするのかな。


そしてラストは前半編集長がエピソード話した時「まさかこれ伏線じゃないよね…」と心配したのがまさかのそのまんまで本当にがっくり。安い連ドラの最終回みたいな演出、これもワザとなのかな?


見所3:良いところもたくさんある!

文句ばかりもアレなので良いところ箇条書き。
・江口のりこと安藤サクラのそっくりさん競演!
・安藤サクラ。恋をした瞬間の瞳のキラキラは必見!
・滑り台をすべるドログバ!
・松尾スズキの美声と意識高い系編集長っぷり!
・誰より可愛い投げキッス食べる妻夫木!
・後ろに立たれると最高に怖い新井浩史!
・女子会でも最強の水原希子!
・バブル世代のスタンド天海祐希!

カップルで楽しいラブコメ見に行こうと思ったらややズレを感じるかもですが水原希子も妻夫木も可愛いし奥田民生の曲もかかるし料金分は楽しめのではと思います!


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by 7_7seven | 2017-09-11 21:53 | あ行の映画

エクスタシー London

深夜にTVでやっていた「エクスタシー」を見ました。原題のロンドンはヒロインのジェシカ・ビールの名前だけど元彼役のクリス・エバンスと、偶然知り合ったジェイソン・ステイサムの方が主演ぽい。この三人は私の好き映画「セルラー」でも共演しててそれと比べても楽しい?です。ちなみにエクスタシーという邦題から想像されるようなエロな感じは期待しない方がよいかも。※ネタバレしてますのでご注意下さい

監督ハンター・リチャーズ 脚本ハンター・リチャーズ
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このポスターのような雰囲気もあんまないです…


見どころ1 完全な男性向けラブストーリー
多分脚本も書いた監督の超個人的な思い入れや出来事を作品にしたんだろうなーというところがひしひしと。絶妙に邪魔しにくる彼女の友達(アイラ・フィッシャーが好演)とかえらくリアルで笑った。とにかく主人公のウジウジっぷりが半端ない!思い出の美化(自分のプレゼントシーンとか)やらウダウダ嫉妬とか、中二的にしつこくしつこくロンドン問いつめたりとか、見てていくら見かけがクリス・エヴァンスでも大半の女性はNGだよなーと思うのでは。タイトルとかあらすじの「ドラッグに溺れ…」などでレンタル店ではセクシードラマ棚に置かれそうですが、実際はラストも含めて、男性が見て共感できるようなドラマだと思います。


見どころ2 ギャップがすごい!CエヴァンスとJステイサム
今やハリウッド映画界一の清純派キャプテン・アメリカを演じきっているCエヴァンスがウジウジうざいことこの上ない男を熱演。キャプテンの前もチャラい役もやってましたが根が素直だったり、結構好感もてる役だったのでこのウザさが衝撃です。
また、今や無口で不死身な役や、アクション俳優に囲まれてニコニコしてる姿しか見かけないJステイサムがまさかの73分けのヅラ(びっくりするほど似合わない)を被って「十代もイケる!」などとぶっちゃけるトレイダー役を演じる姿も見逃せません!


見どころ3 これぞボーイズトーク!
一番の見どころはCエヴァンスとJステイサムのボーイズトークです!上に書いたように今や清純派と不死身の男が下ネタを延々と掛け合うところは壮絶。序盤のステイサムの「俺の体験したすごい風俗話」とかエヴァンスの「元カノが今27センチの男と付き合ってるのが耐えられない!」それを聞いたステイサムが「ジーザス!」と受けたり、自分の辛さは誰にもわからん!とエヴァンスが嘆くとステイサムが超弩級の返しでエヴァンスを黙らせたり、多分男性の方が色々思う事あるし、見応えもあるのでは。女性は今の役所とのギャップで十分楽しめると思います。

お話的にはなんてことない話ですが偶然好きキャストで見た割には思った以上に楽しめました。もし興味を持たれたら是非!
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by 7_7seven | 2015-05-10 20:52 | あ行の映画
前にWOWWOWで録画してた「俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク」を見ました。70年代のTV局を舞台にニュースを巡って巻き起こるコメディ映画の続編。今回の舞台はNY。※ネタバレあるのでご注意下さい

監督アダム・マッケイ  脚本ウィル・フェレル  アダム・マッケイ
製作ジャド・アパトー  ウィル・フェレル
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何故か日本では受けないウィル・フェレル。アメリカネタが多いから?


豪華コメディ俳優の釣瓶打ち
ウィル・フェレルにポール・ラッド、スティーヴ・カレル(フォックスキャッチャーの後に見るとギャップが…)でもすごいのに、ちらっとだけどハリソン・フォードとかジェームズ・マーズデン(調子のったキャスター役がめちゃ似合ってる)とかヴィンス・ボーンとか超豪華俳優陣!で、めちゃくちゃくだらないコメディが続いてすごいです。下ネタや差別ネタもあるので誰でもおすすめ!という作品ではないです。当時のファッションとかインテリアとか再現してあるのは楽しいです。


笑えるようで笑えないTV事情
主人公ロン達が打ち出す掟破りが「伝えなければならないことじゃなくて皆が見たいものを見せよう」ということで自国万歳ネタ、カーチェイス、動物、ダイエット…アメリカのFOXのパロディだけど結構日本のTVにも言える事でうーんとなっちゃいます。最後は「真のニュースは権力が腐敗しないよう視聴者に伝える事。権力がニュースを握ったらめちゃくちゃになる」というメッセージも。私はコメディは最初から最後まで笑いで通すものが好きだけどこういうメッセージが入っているのがウィル・フェレルぽさでもありますね。俺たちダンクシューターもそういう面がありました。



超超豪華なカメオ出演!
クライマックスの各TV局クルーが集結!の場面にものすごい豪華なカメオ出演があるのでそこも見どころです。BCCにサシャ・バロン・コーエン。「医療が無料でなくて残念だな!」とか蝙蝠傘持ってるのがおかしい。MTVにカニエ・ウェスト、エンターティメントニュースにティナ・フェイとエイミー・ポーラ、カナダ・ニュースにジム・キャリーとマリオン・コティアール。カナダにニュースとかあるの?とかひどい。語尾に「sorry!悪いけど!」ってつけるのはカナダっぽい言い回しなんでしょうか。ESPNにウィル・スミス、ヒストリーチャンネルにリーアム・ニーソン、その中のトーマスジャクソン将軍のゴーストにジョンCライリー。「ネタの古いニュースだがな!」に笑った。トロージャスの女神にキルスティン・ダンスト。このキャストで普通に映画作ったらすごいギャラになりそう。そしてジムはともかく、リーアムやマリオンまでノリノリなのに感心しました!
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by 7_7seven | 2015-04-26 22:17 | あ行の映画

ANNIE/アニー

フリーパスもあと少し。どんどん新作を見ていきます。今日はアニーを見ました。なんかアメリカでえらく評判悪いみたいでrotten tomatoが28%でちょっと怯んでしまったのですが前作みてないし、私のアニーで知ってる事と言えば
○明るい孤児の女の子でくるくる赤毛で犬を連れている
○日本の子供向けミュージカルでアニー役の競走が激しすぎる
○トゥモロー♪ くらいで大まかな話も知らない状態で観賞。


監督ウィル・グラック 脚本ウィル・グラック アライン・ブロッシュ・マッケンナ
原作『アニー』 (トーマス・ミーハン)『Little Orphan Annie』 (ハロルド・グレイ)

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このポスターはいただけない…映画の良さが表せてなくて勿体ない


ソニーの流出メールでもうざがられた一家
感想をはじめに言うと前作を見てないからかもだけど思ってたより楽しかったしrottennで28%ってことはないと思うよ!まーでも大元がウィル・スミスが自分の娘のために企画したっていうのを知ると褒めたくない気持ちもわかるような。息子の為にベスト・キッドリメイクしてたし、なんでもかんでも家族でリメイクかよ!ってなるよね。


クヮヴェンジャネちゃんの不思議な魅力
娘ちゃんが大きくなりすぎてしまいクヮヴェンジャネ・ウォレスちゃんに。クヮヴェンジャネちゃんは舞台出身のようなアクもなく、歌のうまい人独特の「私の歌を聴きなさい!」な押し付けがましさもないし、さわやかで丸みのある歌声でよかった!正直はじめ「かわいくねー」とか思ってたんだけど見ているうちに段々好きになってしまう不思議な魅力の持ち主。


スターの余裕ジェイミーとキャメロン
ジェイミーもよかった。モンスター上司とかでもだけど黒人の持つやんちゃとかマッチョさとか面白とかから上手く外した魅力のある人。インタビューで175㎝の黒人、それが俺だw とか言ってて自分の売りがよくわかってる頭のいい人だなーと。キャメロン初ミュージカルが話題だけど今まで歌下手キャラで来たのを逆手に取ってて上手いし、C+Cミュージックファクトリーネタが受けた。エブリバディダンスナウ!キャメロン曰くいじわるな人は自分にもいじわるにしているものよとか語っててなるほどでした。


今風に色々やってみました
大富豪が携帯会社の社長になってたり、物語の展開にSNSが絡んだり、ネットやマスコミを利用した選挙活動とか色々今風に変えててわかりやすかった。孤児院が里親へ渡るお金欲しさの女性の家に変わってたり、養子をとることの難しさとか現代アメリカ事情もちらほら。犬に詳しくないんですが和犬っぽくて可愛かった。ジェイミーに近づくときは尻尾振ってるのとか微笑ましい。


遊び部分の方が力入れてるような
マイケルJフォックスが出て来たり、ケイティ・ペリーが「アニーって誰?」ってつぶやいたり。中でも「トワイライト」っぽい映画“MoonQuake Lake,”が凝り過ぎ。ミラ・クニス演じるアンドレアが月に帰らなきゃ行けなくて、相手役がアシュトン・カッチャー演じるサイモン・グッドスピード、悪役がリアーナ演じるムーン・ゴッデス。サカーナ!とかなんなんでしょうか。あんな話で泣いてるグレイスはどうかしてると思います。
本編よりノリノリで演出してるこの監督、ゲロ場面が異常に好きだったり、何か不思議な個性があります。


ミュージカル場面がなー…
子供達の場面も可愛いし、キャメロンの悪役もいいんだけどミュージカル場面がちょっと…テンポやカメラワークもだけど「こういう方針でミュージカル場面を撮る!」っていうのが確立出来てなかったような。たとえばレミゼ映画版は声も一緒に撮って、俳優の顔をドアップで撮るっていうのが決めてあったけどそういうのがなくて中途半端に感じた。楽曲は名曲揃いなのでどう演出するかだと思うんだけどそこら辺もう一工夫してくれたらもっと楽しめたかなーと思います。


なんだかんだ大人も子供も観られるし、暗い話でもないし、歌も素晴らしいし、料金分はしっかり楽しめると思います。迷ってる方いらしたら、是非!
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by 7_7seven | 2015-01-25 22:46 | あ行の映画
イヴ・サンローラン財団初公認作品!公私ともにサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏全面協力で本物の衣装を貸し出した!とかで前々から見たかった「イヴ・サンローラン」を見ました。監督ジャリル・レスペール、主演ピエール・ニネ
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前売り買ったらこの絵柄のファイルがもらえたんだけど買いに行けず残念

ほんとに財団公認なの?フランス人が大挙してみたの?
イヴ・サンローラン財団初公認とか、フランスで興行初登場1位とか主演2人がコメディ・フランセーズの座員だったりで結構真面目な、伝記的映画なのかなーと思ったらがっつり私生活赤裸裸な内容で唖然ですよ。存命で協力してくれたパートナーのベルジェ氏寄りなのはしょうがないとして、それでもサンローラン色々無茶しすぎ。


略奪しまくりサンローラン
ラガーフェルドと愛人共有というか途中からサンローランが割り込み。ラガーフェルド気の毒すぎる…。ベジェ氏も画家のビュッフェから略奪だし。しかも別荘に呼んでもらってですよ。2人の関係にピーンと来たビュッフェが夕食をキャンセルしたシーンが格好よかった。しかしサンローランちゃっかり描いてもらった肖像画飾ってて、飾ってんじゃねーよと思った。


あれこれあるのでPG-12
乱交とかやった挙げ句に浮気がバレて「彼は美しいし若いし身体もいいし」と若い愛人とベジェ氏と比べるような事言ったり「彼を愛してるけど生涯の男は君」とかきつすぎる。愛人もラガーフェルドに色々貢いでもらってるのに同業の友人に行くなよなー。まあベジェ氏も女性モデルと浮気したり、訳わかんないんですが(2人が喧嘩→セックスの流れになったとき目が点になった。バイなの?)。男同士のラブシーンも結構あって、途中から慣れましたがいきなりキスシーンが始まった時は劇場がええっ?って雰囲気になって笑いました。


デザイナーは超人じゃないとやってけない
毎年二回のコレクションにオートクチュールにビジネスの話に…とストレスは想像出来ないくらい。ものを作る繊細さと先を見通す目と顧客とのあれこれやスタッフをまとめたり、本当に心身ともにタフじゃないとやっていけないなーと。女性男性両面の感性と男性の体力、というゲイが多くなるのも納得かも。しかし出てくる人がもう歴史上の人物になってる人が多くて(サンローラン本人もだけどコクトーとかウォーホルとかビュッフェとかエリザベスアーデンやヘレナルビンスタイン←席を離せ!っていうのが笑った)それで未だ現役・しかもサンローランより先に生まれているカール・ラガーフェルドは本当に怪物!


二世が活躍するのは世界共通
ラガーフェルド役の俳優がハンサムじゃないけど愛嬌のあるいい演技するなーと思ったらクラウス・キンスキーの息子だそうでへーでした。二ヶ月でドイツ語習得して今もドイツ在住。言語能力をお裾分けして欲しい。他にも仏元首相の娘とかナタリー・バイとジョニー/アリデイの娘とか有名二世も出演。ヴィクトワール役の女優さんは元お天気お姉さんだそうで、アデルの主演のルイーズ・ブルゴワンもそうだったし、フランスのお天気お姉さんレベル高いな!


目の保養の数々
しつこいですが財団が協力してるので実際の衣装が素晴らしすぎます。まとめて観ると本当〜に優雅で粋でうっとり。別格。特にラストのショーは椿姫の音楽も相まって美!!の感動が味わえます。ラストの黒髪おかっぱのマリエは山口小夜子っぽかったんだけどどうだろう?
さらにサンローラン役のピエール・ニネがそっくり!最年少でコメディーフランセーズ入りしたのも納得の役作り。しゃべり方とかもほんと似ているそうで。
もう一本あるギャスパー版(俳優が豪華)とも見比べてみたいです。


若く美しく天才だったら
いいに決まってる!とも思いますが底なしの孤独だろうなー。18
才でディオール入って21歳でディオール継いでデザイナーですよ。25歳で独立してその後もずーっと最先端の美を生み出して行く、しかもビジネスとして成立させながら…ってどんだけ苦しいのか。そりゃクスリや乱交もしたくなるかも。でもあんだけ無茶してタバコや酒クスリもガンガンで恋愛も穏やかなものでなくて超ハードな仕事40年ってどんだけ丈夫なんだって感心しました。


デザイナーとパートナーの関係性
もちろんベジェ氏あっての成功だけど創作は1人だろうし。ベジェ氏も一番辛いところを手伝えなくて見ているだけしか出来なくて辛かったろうなと。ベジェ氏の献身的かつちょっと独善的なところ、サンローランとのエゴのぶつかり合い、色々見応えあって面白かったです。
デザイナーと長く続いてるパートナーというとヴァレンティノですが、彼のドキュメンタリーで感動的な場面があるので興味のある方は是非。ここにもラガーフェルド出ててヴァレンティノに「君と僕だけが最高だ。あとはゴミさ」とお祝いの言葉言う所が最高に楽しいです。しかし御大ほんと元気だな!
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by 7_7seven | 2014-10-04 22:14 | あ行の映画
WOWWOWのボンド祭りの時に録画したドキュメンタリー「エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語」を見ました。ボンド祭り(イアンフレミングのドキュメンタリー、イアン主人公のドラマ「ジェームスボンドを夢見た男」)で一番面白かったです。007シリーズのプロデューサー、アルバート・R.ブロッコリ、ハリー・サルツマン、原作者のイアン・フレミング(なんとクリストファー・リーが従兄弟ということでコメント)の映画版ボンドを巡る物語。見応えありました。監督’スティーヴン・ライリー
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どのボンドが好き?で盛り上がれる一枚。銃の持ち方でもそれぞれキャラが立ってて面白い


ボンドが映画になるまで
映画になるまでかなり綱渡り状態なのがやはり運命で決まっていたかのように映画の形になって人気が爆発していくのをみるのはワクワクします。ショーン・コネリーより前に違う俳優で映像化されたものとか無名時代のコネリーとか撮影現場(カオスの日本ロケなど)とか初めて見る映像多くて楽しい!現場写真も家族的で見ててほのぼの。それが色んな行き違いで確執が生まれて行くのは悲しかったです。


父と娘のファミリービジネス
娘が映画業を継いでる、というとコッポラを思い出しますがブロッコリもコッポラもイタリア系。イタリア男子はマンマ大好きなのは有名ですが娘もパーパ大好きなんですね。映画の現場を愛する父親と、それを叶えてあげる為奮闘し、受け継ぐ娘のつながりを見てるとじんときます。


大発明!ボンドは継承制
この作品はかなりブロッコリ寄りで歴代ボンドでコネリーのコメントがなかったり色々コネリー側は言いたい事もあるでしょう。ショーンのゴタゴタは悲しいですがそれが大発明「ボンド役継承制」を作り、今まで続ける大きなきかっけになったのですからやっぱりボンドは映画の神様に愛されたキャラクターなんでしょう!何のトラブルもなかったらボンドはショーンの当たり役で一代で終わっていたかも。さらに音楽のジョン・バリーにタイトルデザインのモーリス・ビンダーと天才達も集結。


ボンドみたいの作りたい!byハリウッド
アメリカはインディジョーンズとかかなりボンドを意識して作ったかと思うんですが、アメリカは女たらしだと色々ヒーローとして成立しなくなっちゃうのでいきなり息子がいたり変な展開に。
日本だと金田一耕助ですがかなり昔の話なので今の人にはわかりづらい話になってるからか最近やらないし。。。時代に合わせてキャラクターも作風もどんどん変わって行けるボンド方式本当にすごい発明だと思います。


ボンド俳優悲喜こもごも
何度も候補にあがるけどボンド役にたどり着くのに長い時間を要したブロスナン。TV契約絡みだったんですが人気あるのも辛いですね。ティモシー・ダルトンは個人的に初めて劇場で見たのが「リビングデイライツ」なのでは思い入れあるんですが当時結構な不評だったようで(暗いってことで)びっくり。でもティモシーは前と同じじゃ意味がない!一番ダーティなボンドになってやる!と奮闘した当時を熱く語っててさすが役者だと感激しました。思えばこのダーティボンドがダニエルボンドの先駆けに。ダニエルはダニエルでネットが発達した後だったのでとんでもないバッシング(金髪ボンドありえん!染めるの染めないのと大騒ぎetc)→怒濤の手のひら返し!逆じゃなくてよかった!


早く次作が見たい!
フレッシュにリブートしたはずが二作目にしてすっかりお疲れだったダニエルボンドですが(フレッシュなダニエルって似合わないので…)新MにQと男だらけになったMI6でどんな活躍をするのか楽しみです。ラストにブロッコリが娘に残した言葉を。
「最も大事なのは外の力にかき回させないことだ。ボンドの世界も最高のチームもここにある。それを守って行けばいい」
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by 7_7seven | 2014-05-19 23:42 | あ行の映画

アナと雪の女王 Frozen

やっとこ「アナと雪の女王」を見て来ました。レリゴー♪GWで子供で満杯!映画館が活気に満ちて(というよりは他の映画も大入りで活気を超えてカオス状態だったけど…)るのはいいですね!吹き替えで観賞。※ネタバレあるのでご注意下さい

監督クリス・バック(英語版)ジェニファー・リー
脚本ジェニファー・リー シェーン・モリス
原案ハンス・クリスチャン・アンデルセン 『雪の女王』
音楽クリストフ・ベック

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オラフ押しの米版ポスター。日本とのマーケティング戦略の違いがわかります

ターゲット客層と観ると楽しい!
映画は80%1人で観賞の私ですが久々に親戚の子供達と子供いっぱいの映画館で観賞。映画本編ももちろん楽しいんですが子供達の反応がすごい楽しい!危ないシーンに「うわー」って声だしたり、オラフ出て来るだけで大笑いしたり、かわいいよー!映画館ならではでした。ホームシアターではこの雰囲気はないよねーと感動。やっぱターゲット層と観るのが王道と再確認。


絶妙に日本人受け満載
海外で大記録作って次は日本〜って時、正直ここまで受けると思ってませんでした。メリダもプリンセスと魔法のキスも大ヒットにはならなかったし、今期春休み映画は強敵揃いだし、と。公開前によしひろまさみちさんが「大人女子に絶対受けます!」とおっしゃってたので「えー何か想像してるのと違うのかな」と思ったらこの大ヒットですよ…自分の見る目のなさに驚愕。
実際観るとまわりを傷つけたくなくて閉じこもることを選ぶエルサとか「let it go」の自由と孤独を「ありのままで」と訳すところとか、オラフの攻撃的でない笑いとか、自己犠牲とか絶妙に日本人受けする要素あるなーと感心しました。


映像も歌も素晴らしい!レリゴー♪
なぜかミュージカル映画が受ける日本。レミゼの「みんなで歌おう」バージョン公開したら大入り間違いなし。映像は冒頭の氷の表現からエルサの魔法の表現、ドレスの揺れ方とか、素晴らしすぎる!
歌も「雪だるま作ろう」から涙腺決壊(早!)松たか子も神田沙也加も透明感のある伸びやかな歌声、台詞の表現の仕方もうまーく日本風にアレンジしてあってきめ細やか。巷ではMayJの歌色々言われてますが、私も初めて聞いたときは「軽!プロアクティブ?」と思いましたが、米版のデミ・ロヴァートみたいに重いかんじで歌われても子供達ぽかーんだろうし。松たかこのは劇中の気持ちあってのあの表現だと思うのでこの布陣鉄板だと思います。


マグニートーに会わずに良かった…
もしかしてストームの親戚?なエルサの特殊能力。現代ならプロフェッサーXが迎えに来るか、ヘルファイアクラブ入会でした。氷の城の住人はあのでっかい雪男だけだったのかな。美女と野獣みたいに氷の城のキャラクターと楽しく暮らす場面も見たかったけど、本人知らないとはいえ国が凍りかけてるからそんな悠長な描写できないですね…。エルサもうちょっと活躍or楽しそうな場面が見たかったなー。あとハンス王子の12人のお兄様方も見たかった。イケメン揃いでしょうね!

妄想実写版キャスティング
アナ…シアーシャ・ローナン
歌えるかどうかはおいといて氷の世界の格闘はハンナで実証済み。パパはエリック・バナで。
エルサ…アマンダ・セイフライド
歌えるブロンド美人と言えば彼女しかいない!
ハンス王子…アーロン・トヴェイト
単に歌が聞きたいので。王子様衣装絶対似合う!12人のお兄様ズも歌いながら登場してほしい
クリストフ…ザック・エフロン
最近ワイルドな魅力も出て来たし、コメディもいけるし、似合うと思います!

アナの年齢がもっと上だったら相手役はユアン・マクレガーとかジェームズ・マーズデンで。もっと俳優が歌う映画あ増えてもいいと思います。クリストフは見た目だけならクリズ・ヘムズワースぴったりだと思う。石に向って話しかけてアナとオラフから引かれる場面、似合いすぎる!

ぐだぐだ書きましたが予想以上に楽しくてもう一回見たいです。次は英語版で。クリスティン・ベルの声好きなので楽しみです。雑誌に書いてあった隠れミッキーとかラプンツエルとかクリスティンの口癖「wait Realy?」とか色々注目したいです。
流行ものに乗るのはちょっと…と思ってる方も、ミュージカルとしても一級品なので是非見てみてください!帰りにはレリゴー♪と歌いたくなりますよ。
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by 7_7seven | 2014-05-04 22:41 | あ行の映画
アメイジング・スパイダーマン2 感想は後ほど
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by 7_7seven | 2014-04-26 23:01 | あ行の映画