映画やあれこれ


by 7_7seven
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カテゴリ:さ行の映画( 66 )

しあわせのはじまりは How Do You Know
監督ジェームズ・L・ブルックス 脚本ジェームズ・L・ブルックス
音楽ハンス・ジマー       撮影ヤヌス・カミンスキー

ポイントがたまったのと時間がちょうどよかったのでみました。リース、オーエン・ウィルソン、ジャック・ニコルソンが出るなら面白いかな〜と。でも自分には微妙でした…。

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ポスターも手抜き感が…、日本版も同じデザインです

ポール・ラッドって合わない…
OPのソフトボールの代表を首になって〜あたりはテンポよかったし、能天気なメジャーリーがーとのやりとりも面白かったんだけど、肝心の主人公?のポール・ラッドが自分にはなぜか見てイライラするタイプで、会社というか父親の一大事なのに運命の出会いがどうたらとか言っててそんな事言ってる場合かとか思ってしまった。笑いどころだったんだろうけど…。

リースよかったり悪かったり
ヒロインも自分は置いといて相手へのダメだしばかりであまり応援したくなるタイプではなかった。リーズは決め顔なのか眉を下げての困り顔ばかりだし。でも脚が綺麗でブライトカラーのファッションが似合う!結構大きい子のお母さんとは思えない。ニコルソンはプレゼント持って登場!のとこだけ面白かった。

多分、俳優同士のかけあいとかが面白い映画なんだと思う。英語がわかればそこらへんがわかるのかも。舞台でもよさそうな、別に映画にしなくてもいいような…なお話でした。
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by 7_7seven | 2011-03-16 00:42 | さ行の映画

シェーン Shane

午前十時の映画祭で「シェーン」
監督ジョージ・スティーヴンス 脚本A・B・ガスリー・Jr. 原作ジャック・シェーファー
製作ジョージ・スティーヴンス 音楽ヴィクター・ヤング

ラストシーンが有名、というかそこしか知識がない状態で見てきました。ら、想像してたのと大分違っていました。想像ではめちゃくちゃ強いシェーンが町にやってきて悪者をやっつける、段々仲良くなった少年が別れ際に「シェーン!」と叫ぶ、みたいな…そんな陳腐な想像していた自分が恥ずかしいです…
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意外すぎる構図…ラストのあの場面じゃないの?


息子シェーン好き過ぎ
まず少年は段々シェーンを好きになる、じゃなくて初めからシェーンの虜です。母親から「あんまり好きになりすぎると別れる時つらい」と注意を受けるほど。ああいう環境で未知の人(しかも銃が撃てるイケメン)が来たってことで興味がわくのは当然として「お父さんと同じくらい好き」ってどうなの。初登場第一位!で肩を並べられる父親の立場は…。


息子以外の人もシェーン好き過ぎ
父親とシェーンが違うタイプ(銃大嫌いとかブサメンとか)だったり息子と父親と不仲だったりするとわかるんですが父親はこれぞアメリカ開拓時代の父!みたいな人でかっこいいし家族仲も良好。父親とシェーンも仲良く信頼してます。さらには母親のマリアンもシェーンに惹かれているし、これはもうジョーイのシェーン好きは遺伝子の仕業としか思えない。いっそ新しい家族の形として一緒に生きていけばいいのに…と思ったんですが当然西部劇の時代なのでそういうドラマにはなりませんでした。

Jパランスかっこいい!
他の人の妨害はもちろん悪いけどライカーも間違ったことを言ってる訳じゃないような。そこらへん微妙でした。ジョーらは土地の権利とか取得してあそこに住んでるのか、それともライカーが開拓した土地に後乗りして権利を主張してるのか。開拓時代に不案内でわかんないんですが。
見てるこちらにもシェーンにも迷いがあったところにジャック・パランス演じる用心棒登場で話を先に進めたかんじです。Jパランスは威圧感とか佇まいが普通の人間じゃない!っていうのが出ててよかった。用心棒の卯之助を思い出しました。


細やかな心理劇
初めに想像してた単純な話じゃなく命を懸けた場所でしか生きられないシェーンをはじめそれぞれの登場人物の心理が細やかに描かれていて西部劇というより心理劇でした。今の演出なら90分くらいになっているかも。超有名なラストシーンは「あんな危ないところにジョーイ置いたままでよいのか」「せめて家に送っていけばいいのに」と余計なを心配しましたがそれをしないのがシェーンなりの優しさなのでしょう。マリアンの「好きになりすぎると後がつらい」は自分にも言い聞かせた言葉だったのかもしれません。


ラストシーンについて
シェーンのラストシーンについて「実は死んでいる」等の説もあるみたいですが(「交渉人」の台詞にもあるとか)死んでない説に一票ですねー。シェーンがあの場を去るだけでテーマは語れていると思うので。「シェーンってラストシーンしか知らないや」っていう私みたいな人におすすめ。時間の使い方が現代の映画と違うのも新鮮です。
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by 7_7seven | 2011-03-06 00:34 | さ行の映画
午前十時の映画館で「12人の怒れる男 12 Angry Men」を観ました。
今日は「コナン」「のだめ」も初日だったので人で混み混み。12人〜もなかなか盛況でした。
シドニー・ルメット監督の法廷もの。三谷幸喜が日本人版を作ったりロシア版が作られたりしてるのでかなり期待値高い作品でした。
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もうちょっとシンプルなレイアウトの方が合ってると思う

ほぼ一部屋が舞台の密室劇で台詞のやり取りで話が進んで行くらしいので退屈するかなと思ったけどそんなことなくあっという間でした。
が、想像していたヒューマンな法廷劇とか丁々発止のやりとりよりなんというかあんま後味よくないよのにちょっとびっくり。テーマは伝わるしすごくよく出来てるとは思うんだけど証拠や証人が疑わしくてこれって法廷で弁護士がやることではと思ったり。あとはじめ若い容疑者の生死をすぐに決めてしまうのは不憫、みたいなのではじめたのに最後はなんかいじめみたいな雰囲気でなんだかなー。無言で背を向けるってどうよ。そこもちゃんと言葉でやらないといけないんじゃないかと思ったり。あと有罪主張してる方にも理論的に話せる人がいないとバランス悪くない?最後まで残った2人が偏見丸出し&息子への恨みぶつけてた、とか。と、色々釈然としないものが残りました。

あと気になったのが10人目の陪審員のエド・ベグリーEd Begley がNumb3rsのアランパパにそっくりだったこと!声も似てて、本人か?と思ったけど年齢考えたらありえないし、でも似てました。ジャドさんの方が目が優しい。
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似てない?エドさんは息子さんも俳優でドラマで活躍されています。
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by 7_7seven | 2010-04-18 00:34 | さ行の映画
あらー映画は見てたけどずっと感想かいてなくて放置してました。
やっぱまとめて書こうとか思わないで少しでも書いてた方がいいね。
今日は(3/13)時間ががっちりあったので男ばっかの映画を3本見て来ました。
「シャーロックホームズ」「フィリップ、君を愛してる!」「ハートロッカー」
見る順番を逆にした方がよかったかも…。
1本目はずっと楽しみにしていた「シャーロックホームズ」
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小学生のとき、絵本以外で読んだ初めての本がホームズだったのですごく思い入れがあります。読み返したりドラマを見たりとずっと好きな作品です。キャラクターが実在するかのように世界中に愛されていますよね。特にグラナダTV版のドラマの完成度が高すぎて、正直、今映画にするのは無謀ではとか思ったんですが、全く違うものを作り出してあって原作もドラマも好きな自分でもすごく楽しんでみられました。

よくも悪くもガイリッチーっぽさ全開でよかったです!アクションが多すぎとの意見もあるようですが原作のホームズのアクティブさは今まであまり映像化されていなかったので新鮮。ワトソンも必要以上に愚鈍に描かれたりしまいがちなところを軍医だから腕っ節も強い、ってところがとてもよかったです。医者で主人公に苦言を呈してる(でも結局面倒見ちゃう)とこがちょっとスタートレックのボーンズっぽいとか思ったり。

原作好きにはアイリーンがどんな風に表現されるか興味津々だったのですが、可愛く小悪魔っぽいところもあって好印象!レイチェル・アクアダムス好きなのでうれしい。女性キャラが嫌みにならないとこはガイリッチーぽい。婚約者もいいかんじでした。
ホームズの描写もさすがダウニーJr.ってかんじでしっかりキャラが作ってあって(イギリスっぽくはなかったけど)ワトソンも久々にジュードが生き生きしててよかった。この2人の掛け合いが絶妙で、画面も華やかだし、会話してるだけでも見てて楽しい。ホームズがワトソン大好き!ってのが伝わって笑えます。ワトソンもなんだかんだ付き合ってあげてるのがいいかんじ。アメリカで流行のブロマンス要素をうまーく取り入れていると思います。倫敦の雰囲気とかホームズの部屋のディテールもすごくよかったです。

残念だったのは〜私の目当ての一つでもあったマーク・ストロングの役所があんまりよくなかったところ…。ガイリッチーの作品のマークと言ったら、しょうもない作品でもマークだけは輝いてる!ってくらい見所たっぷりだったのに、ブラックウッド卿がよくありがちな悪役だったのでしょんぼり。マークはそれでもかっこよかったんですが。ガイ、主演2人の演出に手一杯だったの?ブラクウッド卿しょうもな、と思われた方はぜひ、他のガイリッチー作品のマークを見てみて下さい!!ラスボスが出る前に終了、と続編作る気満々な終わり方だったのですごく期待しています。
ヒットしたみたいだからありえる!次回にマークは出ないけど、観に行きます!!
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by 7_7seven | 2010-03-12 01:32 | さ行の映画
レディスデ−の3本立ての2本目。人類が月に降り立ってから40年ということで作られたドキュメンタリ−。ロン・ハワ−ド監督作。

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こっちの構図もいいですね〜。

ディスカバリ−チャンネルでいいじゃんと思ったら大間違いでスクリ−ンで見ると何とも言えない感動が。ああいいもん見た…と余韻に浸っているとなぜかエンディングが平井堅。平井堅は嫌いでもなんでもないが今回は映画会社の無神経さにさすがに怒りが。洋画に無理矢理日本語EDくっつけるのいい加減にやめたらどうでしょうか。邦画の方が人気もあるらしいし、そっちで思いっきりやればいいじゃん。雰囲気ぶちこわす歌はもう勘弁して下さい。本気で。

怒りが先に来ちゃったけど本編は素晴らしかった!考えれば考える程よく実現したな〜と思わずにいられない、12人の月面着陸者たち。当時の宇宙技術とか考えるとものすごい奇跡だと思う。
ケネディが月に行こうと言い出してソ連と競争しながらどんどん計画が現実味を帯びて来て、実際に月に降り立って…。当時の着陸成功を知らせる場面に感動。世界中がこんなに喜び合うことなんてこれからあるのかなって思った。国や人種を越えて喜ぶ場面がこれからもあればいいな。

話題になってたNASA初だしの映像も面白かった。今見たらかなりアナクロなんだろうけどだからこそすごさが伝わるというか。元飛行士の語りも何かを越えたかんじでああライトスタッフというかんじ。頭脳明晰さや体力はもちろん、何かをやりとげる意思の強さと情熱と、冷静さも併せ持っていなくちゃいけなくてひたすらすごい人たちです。自分だったら宇宙空間にいるっていうだけでパニックになっちゃいそうだけどそういうのを越えたメンタルの強さを持っているんだろうな。2人月に降りるから一人船内に残る人「自称一番孤独な男」はすごいメンタルの持ち主なんだろうな。
一番有名なア−ムストロング氏には他の飛行士も複雑な思いを持っているのが見えて興味深かった。彼だけなんか孤高なかんじでした。

宇宙空間の映像、胴体部分?が切り離されていく構図(ここだけでも見る価値あり!)月の映像や月から見た地球とか、なんとも言えない気持ちに。ああいう映像を自分の目で直に見たら人生変わるというか宗教に入るか、何か大きな存在があることを実感せざるを得ないような。創造主の存在を語るナレ−ションにもすごく納得した。あんな美しい、でも壊れやすそうなものが偶然に出来る訳ないよなと。
そういう畏敬の念や当時の前進や進化を恐れない空気、そういったものも感じられてすごく見応えがありました。
世界的に元気がない、でも少しずつ変化が起きつつある、という時期に見るのはなかなか感慨深かったです。
DVDでいいや〜とか思わず映画館でどうぞ〜。
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by 7_7seven | 2009-02-13 22:52 | さ行の映画

シルク Silk

数年前、中谷美紀がレッド・ヴァイオリンの監督/フランソワ・ジラールの映画でマイケル・ピットと共演!アルフレッド・モリーナまで!音楽は坂本龍一!というニュースを聞いたときからすごく楽しみにしていたのに公開が近づくに連れ「中谷は脇役らしい」「新人の女の子が大きい役をするらしい」「アメリカでは興行も評論家受けもあんまりよくないらしい」(興行の面は小規模公開作品なのでしょうがないとして)と次々凹むよう情報が飛び込んで正直見るの躊躇したりもしましたが初志貫徹、前売り買って(サシェが特典でついてました〜)気合い入れてみてきました。
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日本版より芦名星が大きく載っている…

原作者が「海の上のピアニスト」の人と知ったらかなり納得の話でした。ある意味寓話なんですね。文芸作品の映画なのにへんてこな日本の描写になんだこれと思った(役所広司は注意しなかったのかー!とか)んだけどここの日本もフランスも名前がそうなっているだけであんまり意味はなく、時代や背景のリアルさより「おはなし」の中のイメージでいいんですね。雰囲気というか空気や香り、そこから登場人物の心情をあぶりだす演出なのでしょう。
しかしフランスが舞台なのに思いっきり英語話してるから戸惑いました。役所さんが英語話してたけどもうそんなとこに突っ込んでもしょうがないっすか、

蝶々夫人とかポカホンタス的なみたいな話とか思いきやそんなんでなく、異国であった少女から自分が受けたイメージのみに執着し命がけで右往左往する主人公。やはり古今東西恋愛を混乱させているのは成就してない状態での別離、というかてっとり早くいえば「やってない」ことがどんなに気持ちを引きずるかということです。相手の謎の部分を多く残した状態のまま距離を置くと自分の中でどんどんイメージのみが膨らみ、執着してしまう。逃した魚は大きい、じゃないですがこの主人公(マイケル・ピットが童顔だからロリコンに見えなくてよかった)も異国での強烈な体験の印象と触れてはいけない立場という危険領域の少女に大きなイメージを投影してしまう。自分がつくりだしたものだからこそ執拗に追い求めるのでしょう。

対する妻の行動ですがイメージという敵にはイメージで対抗したのがすごい。実体のない物ににじりよる心情はいかばかりだったでしょう、妻への罪滅ぼしというか慰めに庭をつくるのも暗喩的です。暗喩といえばタイトルのシルクにも二十三重に意味が仕掛けられていて、原作の小説は読んでないけどおそらくかなり小説に忠実に映像化されたのではないでしょうか。日本でもあまり話題にもなってないけど映像の美しさ、音楽は坂本龍一にしたらフツーですが叙情的で美しい音楽、色々なイメージを重ねて味わう繊細な料理のような映画です。

楽しみにしていた中谷美紀は英語もなかなか。未亡人役にはちょっと若いかなあというかんじでしたが後半の重要人物をきっちり演じてました。芦谷星ははじめて見たけどなつかしのアジアン・ビューティ、タムリン・トミタに似てる、欧米人受けしそうなルックス。マイケル・ピットは難しい役を誠実に演じてました。アルフレッド・モリーナのおかげでかなり画面に厚みが。そしてキーラは相変わらずの脱ぎっぷり(そして貧乳っぷり)に拍手でした。「つぐない」も楽しみ〜。
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by 7_7seven | 2008-01-30 00:30 | さ行の映画
今日から公開の「ジェシー・ジェームズの暗殺 The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford 」を見ました。予告の映像がめちゃくちゃ綺麗だったので見る気まんまんだったけど色々な批評読むと「長い。40分削れる」とかあんま評判よくない模様でまあ綺麗な映像見られるならいいやーと思って行ったら すごいよかった!映像は期待を遥かに超える美しさだし、長さも全然感じなかった。なんかオリジナルは4時間とかあるらしいですが、見てみたい。DVD買い決まりです。
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日本版と同じデザイン。この空と人物のコントラストも素晴らしいです

しかし他人に面白いよ!とおすすめ出来るかというと微妙…。まず日本ではジェシー・ジェームズの知識が全くないこと。自分も全くないけど楽しめたけど映画見た後色々情報を集めたところ、この映画の特長は今までヒーローとしてアメリカで親しまれてきたジェシーの暗部を描いているところ、さらにあまり描かれてきていなかった暗殺者側を中心に描いているところなどなど今までの西部劇からかなりかけ離れた演出なとこ。前に書いた「スウィーニー・トッド」が歌舞伎的な悲劇ならこっちはパンフレットにも書いてあった通りギリシア悲劇っぽい。

西部劇というより心理サスペンスでしかも誰にも共感出来ないように登場人物と距離を保った状態で演出してるので人物に感情移入して泣いたりってかんじでもない。平家物語っぽい群像悲劇というか栄華を誇った集団だったのが時が経つにつれ人の気持ちが絡み合い、お互いを疑い、裏切り、絶望し、死んで行く、崩壊のその顛末を淡々と描いている。それがマスコミや物語を通じて大勢の人に広がって別の物になっていく過程もにているかも。そこらへんが自分にはすごく面白かったけどそういうのが好きでない人には拷問かも。二時間四十分もあるし。

まずロジャー・ディーキンズの映像の素晴らしさ!ショーシャンクの空にでも素晴らしかったけど閉塞感の中の開放感を描くのが上手いと思う。今回も平原や空の自然の美しさとか絶品。ガラスの透明感とか光と影の描き方、特に列車強盗の場面とか見とれてしまいました。人物もそれぞれの人物の心の揺れを繊細にとらえていて素晴らしかった。

音楽はニック・ケイブで実際自分も出てて笑ってしまった。テーマが局長を変えながら繰り返し流れていて映像との相乗効果で悲劇性を増していた。
俳優はベテランにインディーズ系役者からくせ者揃えてて、サム・シェパ^ドもポール・シュナイダーもサム・ロックウェルもジェレミー・レナーもギャレット・ディラハントも皆うますぎ。当初ロバート役はトランスフォーマーやインディジョーンズ4で大ブレイクのシャイア君がやるはずだったらしいけど若すぎってことでケイシーに。でもケイシーの演技見たらよい選択だったと思う。この複雑な人物をすんごい自然に演じてて引き込まれてしまった。冒頭のタランティーノばりのボーイズトークっていうんでしょうか、男同士のバカ話で見事にそれぞれのキャラクターを表現しててすごいなと。男集団の独特の心理戦、カリスマリーダーへの媚びやへつらい、それぞれの駆け引きの演出のうまさ。兄のフランクみたいに始終落ち着いてたら対応も出来るけどジェシーみたいに普段はジョーク言ったりしつついきなりキレたりするタイプは一番始末悪い。ジョークに笑ってたらいつの間にかキレてたり、ヒヤヒヤ。しかも地獄耳だし疑心暗鬼になってたり怖すぎる。そういう集団の心理戦もとても上手く演出してあって見てて手に汗にぎった。自分だったら数分でジェシー怒らせるな…。ブラピのジェシーは34歳には見えなかったけどなかなかよかったです。死の直前の寂しそうな目の表情とか心動かされた。

ストーリーは暗殺後だれるだろうなーと思ってたら意外な展開で驚いた。今も昔もメディアの力はすごい!ジェシーの好かれっぷりに驚愕。そして大衆は自分たちでどんどんヒーローを選んでつくりあげていくんであって残念ながらロバートは大衆には選ばれなかったと。大衆に拒否られたものの独特のかなしみというか虚無感もよく出てた。しかし自分で殺して演じるって、これぞ自作自演ってやつですね。

監督のアンドリュー・ドミニクはエリック・バナ主演の「チョッパー・リード」の監督でブラピに絶賛されていた人。エリック・バナを「トロイ」に薦めたり監督と組んだり、ほんとに好きな映画らしい。しかしチョッパーでデブの連続殺人鬼演じてたエリック・バナをトロイでは王子役にキャスティングするんだからすごい。
製作はプランBとスコットフリー!なんでこれはもう「可能な限り監督の好きなようにやった映画」のお墨付きを得たようなものです。映画大好きっ子ブラピの面目躍如の作品でうれしくなりました。次回もがんばれ。
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by 7_7seven | 2008-01-12 02:52 | さ行の映画
もう10日ですがあけましておめでとうございます。今年こそ映画見た日に短くても感想書くようにしたいと思います〜。今年もよろしくです。

2008年一本目は試写会でジョニー・デップ+ティム・バートンコンビ初のミュージカル「スウィーニートッド フリート街の悪魔の理髪師」。ジョニー来日で盛り上がる中(久々に眼鏡外してたけどやっぱ綺麗な顔だなと再認識ですよ!しかしやっぱりジョニーファンって他のハリウッドスターとは桁違いに多いのね。人気投票とかほんとに二桁くらいちがっているし)張り切ってみてきました。
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ジョニー顔押しポスター。日本版の黒赤ポスターもなかなかです。

元ネタのミュージカル(日本では市村正親と大竹しのぶで演じたとか!)知らなかったけどすごーく面白かったです。音楽も独特のノリがあってバートンの世界と融合して面白い事になっていたし。却って知らない方が楽しめるかも。帰って元ネタミュージカルのこと調べたらスティーブン・ソンドハイムってウェストサイド物語の作者なのね。しかもこのスウィーニー・トッドはかなり前に作ったと知ってびっくり!なんという斬新さ。新鮮さ。圧倒的な個性。楽曲だけでもかなり楽しめます。色々あってオリジナルからメインテーマみたい曲が削られたらしくそれはちょっと残念かも。

話の筋だけ追うとなんて悲惨で悲しい話なんだろう…なのにどこか全体におかしみがあるのもバートン演出のすごいとこ。ひたすら抑えた色彩のロンドン、Mrs.ラベットの妄想やベンジャミンの回想の地に足の着いてないような映像、クリアな色彩でとびまくる血しぶき。あんま関係ないけどラベットの妄想シーンのふたりの格好がめちゃくちゃいいです。ちゃんとふたりでコーディネートしてあってゴスメイクなのにすごくかわいい。

役者さんはまず目玉の歌うジョニー。これはユアンとは違う意味で役者ならではの歌でよかったと思った、舞台役者みたいには声量もテクニックもないんだからぐっとキャラクターの奥に入り込んだ歌声。アラン・リックマンはもうどんなことやっても「ああアラン・リックマンだから…」ってことになりそうなくらいなんでも出来るね。あとすげーと思ったのはトビー役のこ!すごい魅力的。フツーに脇役で登場してラストはすごい存在感となんともいえない表情していて圧巻だった。これから見る方ははじめとラストの表情の違いに注目ください。あとサーシャ・バロン・コーエン、予想以上にいい。歌うまいし、存在感あるねー。オーディションで「屋根の上のヴァイオリンひき」全曲やったそうで。見たい!あと笑ったのはアンソニー役のバカっぽさが全開だったこと。こいつがでかい声で部屋に入ってくる事で物語が過剰に動くという。元ネタミュージカルもあんなに全開なんでしょうか。

ラスト20分の怒濤の展開は歌舞伎みたいで面白かった。とんでもない悲劇と二十三重に重なる一方通行の愛情・エゴのすれちがい。
ティム・バートンは一時期ゆるーくなってしまってあららと思ったけどこれは切れ味が戻ってきていいなーと思った。
監督が一貫して描いている「コミュニケーションが他者とずれてしまう主人公」をジョニーがしっかり受け止めて演じきっているとこがいいコンビだなーと。
しかし明日チャーリーとチョコレート工場やるんだよね。あれ見て「キモかわいいジョニー+バートン映画の新作?」とか思って劇場に足を運びそうな人が増えそうで心配。しっかりR−15だから大丈夫と思いたい。キモかわいくはないから注意!
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by 7_7seven | 2008-01-10 23:54 | さ行の映画
権威があるのかないのかわからないけど「このミステリーがすごい!」一位獲得の原作が映画化!っていうのが売りの映画。実際見るとあんまミステリーなとこはないんだけど〜。そして当初の主演予定はキアヌだったという驚きの情報。へたれスナイパーか。それより監督って「キングアーサー」の人だったのね。あの映画もなーんか妙な味があったなあ。とにかく館内のおっさん率の高さには驚いた。
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喧嘩つよそうなのが伝わる背中!

なんかもっと狙撃兵っぽい描写が多いのかなと思ってたらなんか冒頭の「自然に暮らす元優秀兵士」から「コマンドー」なかんじが。やることなすことすげえええっな場面の連続。主人公のスキルの高さとかはボーンシリーズにも通じるものが。ボーンの方がより訓練されてる感が強い(動きがきっちりしてる)けど。

キングアーサーの監督だけあって雪原のシーンは綺麗。だけど銃撃はともかく(狙撃の場面が少なかったのが残念)やたら爆発・炎上のシーンが多いのには?だし、人はばんばん死んじゃうし。ラスト前まですごーく面白かったんだけどラストのエピソードが余計だった。何か「越後屋よおまえも悪よのお」みたいな展開でさ。

しかし「フォーブラザーズ」「ディパーテッド」に続いておじさまのアイドルになりつつマーク。これからもよい作品に恵まれてほしいなあ。ニック役の人は冒頭の電話をかけるシーンだけでキャラクター伝えてたのにはスゴイ。マークはとんでも不良→アイドル→俳優とよいかんじに進んで来てるなあ。昔不良だったって言うけど半端ない悪さだったらしいし。それが今は子煩悩なパパで不良少年のための更生の財団作ったり、正しい元不良ですねー。日本のタレントみたいに「昔やんちゃしてましてー」みたいな人は見習って欲しい。
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by 7_7seven | 2007-06-03 00:06 | さ行の映画
せっかく世界最速で見られるのに今日にずれこんでしまった「スパイダーマン3」!
三部作で完結とか六部まで製作するとか色々話が乱れ飛んでるけど一応今回ので仕切り直しをするのかな?ハリポタまではいかなくても一応大学生設定だからねー。
今回は人気キャラのヴェノムも登場するっていうし、すごくわくわくしつつ映画館へ。。
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これも世界共通?2の後ろ姿のポスターが好きだったなあ…

ネットでの評判見ると詰め込み過ぎとか言われてるけどたしかにそうも思えるけどすごーくよかった!正直ラストのあの展開はご都合主義でも違う展開にして欲しかったけどああするしかなかったのかなあ。まあそれでも1から3までサム・ライミのスパイディ愛を怒濤のように感じたシリーズでした。ヒットさせることと自分の表現したい事をうまーく実現させてるライミ監督はオタク系監督の理想形といえるでしょう。(さらに進化するとスピルバーグに)

しかし今回のハリーの活躍といったらなかったね!アクションは勿論だけど(お父様作のごぶりん(ついひらがな表記)よりずっとかっこいいデザイン!家で絵描いたりしてたし絵心があるのでしょう。お父様のプレッシャーがなかったら芸術系に進みたかったのかも?)お父様といえばジャズバーにどう見てもウィレム・デフォー!って人がいたんだけどあれってご本人?NY演劇界のカリスマさんだからああいう場所にいる俳優・ウィレム・デフォーって設定だったりしたら面白い。そういえばスタン・リーとかブルース・キャンベルとかのお約束シーンも濃くて面白かった。なんだよあのフランス人!大笑い。フランスの方々の「俺たちあんなんじゃねえよ!」という笑いまじりの突っ込みが聞こえてきそうです。

お約束と言えばMJのビッチも今回はないだろうと思ったらあって笑った。1で地元の彼氏→ハリー、2で宇宙飛行士→ピーターと毎回乗り換えているビッチMJ(特に2での乗り換え方は最悪)、今回はびっくりのハリーと元鞘という荒技。やってくれた!とうれしくなりました。ピーターはともかく、ハリーなんて金持ちにあのルックスでもてない訳ないと思うけど(パリスみたいなのが追っかけてきそうな)あんないつも家にいたり絵描いたりしてるの見てると出歩かないんだろうねー。女の人といえばMJになってしまうのでしょうか。ブサ&ビッチに拍車がかかった3はとてもよかったです。しかし新聞の批評、「かわいいけど歌う声が小さい」って…。

期待のう゛ェノムはあんまりインパクトがなかった。エディがまた中途半端にイケメンなのがねー。もっと個性があったらよかったのになんか勿体なかった。つーかウ゛ェノムかサンドマンどっちかに絞ればよかったのに。サンドマンのトマス・ヘイデン・チャーチも「サイドウェイ」からびっくりの変身っぷり。おじさん殺害の真相も「そんな…」いいたいくらい後付けっぽかったけどトマス氏はよかった。よかったといえばおばさん!一番のヒロインだよねー。毎回サービスショット(今回は寝起き)あるし、可憐。おばさんの可憐な撮り方を見るとMJのブサっぷりはライミがわざとやってるとしか思えないですよ。

役者としては今回色々な面を見せられるよい脚本だったと思う。ピーターは悪善の演じ分け(しかしちょい悪ピーターは面白すぎ)ハリーも記憶を失った時の笑顔とか復讐の顔とか。エディが元々いけすかない奴だったのがなー。黒状態になってもあんま違いがないというか。葛藤があって自分の中のハードルを乗り越えるという過程がなくて不完全燃焼でもったいない。

アクションはお金をかけてます!ってだけあってすごい。サンドマンもだけどスパイダーマンの飛翔シーンの美しさはますます磨きがかかったかんじ。ラストバトルもよかった。あー色々書く事があってまとまらないー。明日あたり吹き替え版にチャレンジしてきてまた書こう。
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by 7_7seven | 2007-05-03 02:03 | さ行の映画