映画やあれこれ


by 7_7seven
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カテゴリ:さ行の映画( 66 )

試写会で「幸せのちから」
地球を守るヒーローからラブコメまで出来るウィル・スミスが送る感動サクセスストーリーらしいけど…。来日中で生出演だっためざましでもサービスしまくりですごかった。その後も首相とあったりプロモ活動して合間にはしっかりジムで身体動かしてたって話だからやっぱスターは違うのねーと思った。トムの友達だけあるわ。
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ほぼ日本版と同じのアメリカ版ポスター。シンプルでかっこいい、

予告を何回か見ててもっと仕事っぷりが描かれるかと思ったんだけど全くそんなこともなく、ひたすら父子ふたりの貧困での生活が淡々と描かれる。私はもっとサクセスの過程が見たかったんだけど〜映画としては父子のやりとりをじっくり描く方がよかったんだろうなー。監督はイタリアの人らしいけどゆったりと人物を映す演出はよかったと思う。

ひたすら描かれる貧困の辛さ。なんかもー「眠れる家があるって素晴らしい!」と思ってしまうくらい辛そう。金なくて仕事もどうなるか先行きやばい状態のてんぱり状態の父親にけなげについていく息子ちゃんはかわいいというより可哀相。あんな親の状態見たくないよなあ。お金が本格的にないって本当に辛く大変ということが伝わってしみじみこわいわーと思ってしまった。

話はサクセスの過程があっさりしていてあれれ(特に終盤)ってかんじだったけど監督の書きたいものってそこらへんじゃなかったんだろうね。きっちり人間の感情のゆれを表現していて素晴らしい。特にクライマックスのウィル・スミスの表情の変化に思わず泣けてしまいましたよ。上手いなあウィル・スミス。サンディー・ニュートン、一時期はMI2でトムの相手のヒロインやるくらいだったのに今回とかクラッシュでは痩せすぎてちょっと辛い。役柄もぎすぎすしてるし。ウィル・スミスの息子ちゃんは上手かった!ふたり寄り添ってるところは本当に愛情がこもっててよかった。

サクセスものやヒューマンものでなくきっちり親子の関係を描いた映画としてはとてもよかった。こんどはどんな役側にするのかなー。
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by 7_7seven | 2007-01-10 01:35 | さ行の映画
まだまだ続くよ去年見た映画の感想。だいぶ前に見た「サンキュー・スモーキング」
アメリカでは撲滅寸前の煙草を自分のトークひとつでアピールしていくという仕事が面白い。「それでもボクはやってない」もそうだけど真実やその対象への影響がどうこうを考えずに、でも嘘はいわないで自分の目標(裁判への勝利や煙草のアピール)を達成させるのってすごいなあと思ってしまった。
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煙草のパッケージをテーマにしたOPが楽しい。カジノロワイヤルやキャッチミー・イフ・ユー・キャンとかそういうOPだけ集めたDVDとか売ってくれないかなー

とにかくどんな状況でも言葉ひとつで乗り切ろうとする主人公をはじめMDO特捜隊など世の中的には悪とされている事を生業にしている人たちの表現が面白い。登場人物もアネット・ベニングやウィリアム・H・メイシーやロブ・ロウ(最高。あの変な方向に炸裂した日本趣味とかもう一回見たいし)やロバート・デュバルやらいい演技連発。こういう映画を力みもせずさらっと演じるのってほんとセンスいい俳優さんたちだなーと思ってしまった。

副テーマあたりにアメリカもの定番の父子の関係復活も描かれてて見応え有り。ドライでシニカルな中にも暖かみがあっていいなー。アーロン・エッカートって「ブラック・ダリア」でも思ったけど上手いんだけどどっか地味というか興味を惹かれない俳優だけど(きっと本人誠実でよい人なんでしょう)これは作品とあってたと思う。でもどっちかというと脇で見たい俳優さんだ。ビル・プルマンみたいに。
しかしこの子役またかよ!ってくらいに出てるねー。
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by 7_7seven | 2007-01-08 00:13 | さ行の映画
やっと今年1本目!試写会で「それでもボクはやってない」新年一発目が重めの映画とは、一体どうなる2007年!

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役所さんもいれないいさぎよいアングル

「Shall We Dance?」→草刈さんと結婚→「Shall we〜」ハリウッドリメイクと、ずーっと本業はお休みだった周防監督。ネタが新鮮なうちにどんどん撮って行くのが合ってると思うんだけどここまで期間があいちゃうとどうなんだろうと心配しておりました。スピルバーグみたいにどんなジャンルもどんな大作もあっという間に撮っちゃう監督もいれば周防さんみたいに取材に三年とかかけてじっくりいく監督もいて面白いなあと思うけど、観る側としてはどんどん作品を撮って行ってもらった方がうれしいなー。

さて、本編だけどあんまりな境遇の主人公に肩入れしつつ役所さんら弁護士や法廷場面やらに引き込まれたし手に汗握ったけど、映画ならではの面白さやカタルシスがあるかというとちょっと厳しかった。題材が題材だけに笑える所も少なく、取材して得た情報や伝えたくなったメッセージを(おそらくものすごーく削ったと思うんだけど)盛り込みまくる作風。アメリカの法廷もののような派手さや爽快感もなく、しかも2時間20分越えの内容。よい作品なんだけどTVやドラマでもいいような…。一般人が初めて裁判や司法に関わるときの恐ろしさはよく出てたと思う。TVだとスポンサーの関係とかでこういうのは難しいのかな?法や痴漢というひじょーにデリケートなテーマを選んで作品に昇華したのはすごいと思う。日本の司法の問題点もわかりやすく提示していたし、そこらへんは伊丹監督仕込みだなーと。

俳優は加瀬亮はやっぱ上手いわー。フツーの男が巻き込まれていくうちに顔つきが変わって行く様を見事に。フツーの男の子の自信なさげなしゃべりとかも上手かった。役所さんはフツーに上手い。もたいまさこも泣かせてくれた。そして小日向さんの小憎らしい上手さ!眼鏡を使って感情表現をしていてすごかった。あと本田博太郎はどこへいくのだろう…博太郎に北京原人や今回の役をオファーする人は博太郎の中になにを見たのか。

しかし痴漢冤罪の恐ろしさは下手なホラーより怖かった。
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by 7_7seven | 2007-01-06 23:52 | さ行の映画

佐賀のがばいばあちゃん

W杯をハラハラしながら横目で観つつ「佐賀のがばいばあちゃん」
原作が話題になったときに立ち読みで読んでうっかり泣きそうになったのと招待券があったのであんま期待せずにいったら結構お客さん多くてびっくり。全体に高齢なんだけど小さい子とかもいていいかんじ。昨日の「STAY」と比べたら大盛況よ。

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とにかく原作はおすすめ。いいエピソードてんこもりです

「3丁目の夕日」が高度経済成長時期を扱ったノスタルジーだったけどこれは昔を懐かしむというよりこんな生き方もいいんじゃない?というような明るさを描いた作品。幸せって気の持ちようというか捉え方よなーと思えるおばあちゃんと孫の物語。このふたり、深刻に生きてたらどうにでも堕ちていきそうな境遇なのに他人を羨んだり貶したり僻んだりせず、頼らずしかし感謝はし、でも全く偽善的でない、周りの人も哀れんだりしない、でもわからないように助けているっていう、昔のひとってこういうかんじだったんだろうなー。お金はないけど(つーかなさすぎ)ひたすら明るく身の丈で生きて行くことがしみじみ素晴らしいことだっていうのが伝わってくる。

残念ながら原作ですごく感動したエピソードが2つなかったのが心残りだけど(野球選手のエピソードと野球部のエピソード)全体的によくまとまってた。緒形拳がさすがの存在感で懐の深い人物を飄々と演じてて印象的だった。山本太郎もよかったなー。原作でも映画でも、男の子のお母さんを慕う、思いの強さに泣ける。女からみると想像出来ないくらいの強さに圧倒される。
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by 7_7seven | 2006-06-18 23:29 | さ行の映画

ステイ STAY

ずーっと仕事で映画もご無沙汰(いい回しがおっさん…)だったけど、さらにブログも報知、いや放置だったけど こ れ だ け は初日に観る!と張り切って前売り買って待ちわびていた「STAY」!

なんといってもあれですよ、思い起こせば二年前、当時なぜか映画熱というかエンターテイメント全般にすっかり興味をなくしており、一月から五月まで映画1本しかみていないと言う今思えば何をやっていたんだろうと不思議状態の私(ちなみに観たのはジョージとキャサリンの引力に負けた「ディボース・ショウ」)が友人に誘われ嫌々観たのが「トロイ」。巷では散々な評価だけどこの作品で一気に映画熱が戻ったのでした。(誘った友人は今イチみたいだったけどさ…)ああ映画って面白い!俳優もだけどこの脚本いいわーと海外のシナリオ探して英語のシナリオまで手に入れた(訳してないけど)「トロイ」!そんな私にとって脚本家・デヴィッド=ベニオフ様はヒーローです。その方の新作は初日に観るしかないでしょ!という訳でいそいそと出かけたのでした。(前置き長ッ)
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なんとなく21gとかぶるポスター。もっと凝ればよかったのにー

初日なのに客の少なさにしょんぼり。一回もCMとか観なかったしネタばれしないようにひたすら情報避けてたせいか雑誌とかでも観なかったししょうがないかー。予告のメタルを追うドキュメンタリーとイライジャとチャーリー夢の(私には)共演の「フーリガン」は観ようと誓う。というかチケット買った。ポストカードがでかかった。
そしていよいよ本編。NYのようでそうでない街を舞台に展開する映像世界。繰り返されるイメージ、心理描写、そしてラストで明かされるバラバラのピースを一つにする答え。

このラストのピースは話のアイデアとしては「なんだよ!」って感じる人もいるかも(というか劇場はそんなかんじだった…)だけどそれを知って思い返すと(見返すともっとだと思う)すごく切ない答えというか、後でじわじわ効いてくるかんじで正直やられたーってかんじ。ある意味すごくリアル。台詞ひとつ、カットの仕方、服装、全てに意味があってラストというかファーストシーンに繋がって行く。「シックスセンス」や「アザーズ」のような見返し方じゃなく、すべてが切なく、胸が苦しくなってくるラスト。ベニオフ様、さすがにさすがでもう一回みたい。25時やトロイもだけど大切な人との色々な意味での別離を描くのが上手い。登場人物に愛情深く、しかし寄り添わずという距離感。

監督のマーク・フォースターも「ネバーランド」でもそうだけど死をすごく悲しいものでなく美化せずしかし美しく表現しているのが印象的。小さい頃にお兄様を自殺で亡くされているからか独自の死生観があるんだろうと思う。「ネバーランド」は優等生過ぎてあまり好きでなかったけど今回はすごく美しく、悲しいけどしかし節度を持った表現でよかった。んーでもあんま人気は出ないだろうな。俳優はユアンもナオミもさすがの存在感。ナオミが久々に綺麗だった。ライアンも「君に読む物語」の百倍よかった。

切ないような痛いような独特のこの感覚、色々な人に味わって欲しいんだけど。
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by 7_7seven | 2006-06-17 02:23 | さ行の映画

戦場のアリア Joyeux Noel

2本目はアカデミー外国語映画ノミネート&ヨーロッパで大ヒットの「戦場のアリア」
なぜGWにクリスマス話…。もうちょこっと公開早かったらよかったんだろうけど。それにしても邦題がG線上のアリアに引っかけたんだろうけどなんか間抜けだ。
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ダイアン(ラックスでおなじみ)を前面に押し出した日本版とはかなり違うポスター

ダイアン・クルーガー見たさで行ったんだけどかなりの拾い物。メジャーなスターが出てない地味な作品にしてはヨーロッパで大ヒットしたのも頷ける。人間を見直すというか芸術な人間の善の面を信じたくなるエピソード。非公式だけどあちこちでこういう話はあったようで、人間捨てたもんじゃないなあというか本来は争わずに仲良くするように出来てて戦争という状態が異常すぎるんだというのを痛感する。言葉や習慣は違うけど家族に対する思いや芸術に感動する気持ちは一緒で、戦場での各国の兵士達を思うと何ともいえない気持ちになった。言葉が通じなくても交流を深めたり、サッカーしたり、猫をとりあったり…これを無理矢理争わさせようとする上層部が本当に気が狂っているとしか思えない。異常な状態が戦争なんだと。どの国もなるべく平等に描写してあって好感が持てた。

俳優は皆よかったんだけど〜特にドイツ兵を演じてたダニエル・ブリュールが!強い瞳とインパクトある存在感。スペインとドイツのハーフらしんだけどもっと英語圏の映画にも出て欲しいなー。あと「リトル・ダンサー」で私を大泣きさせてくれたゲイリー・ルイスも素晴らしかった。お目当てのダイアンは相変わらずの固い演技にクールな美しさが映えてよかった〜。口パクがあってればもっとよかったんだけど。
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by 7_7seven | 2006-05-03 20:51 | さ行の映画

スピリッツ SPIRITS

試写会で「SPIRITS」
19時からと思い込んでて「余裕!」って入場したらもう始まってた。しかも満員で補助席で観る羽目に。これからちゃんと開演時間は確認しよう…。
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ジェット・リー最後のマーシャルアーツ作品とかいうのはほんと?もったいないよ!

うーん全部を観たわけじゃないからあれこれいえないんだけど全体的に微妙。決して面白くないわけじゃないんだけどもっと感動的にも面白くも出来たと思う。あまりにフツーの演出で最後肩すかし食らった気分だった。話的には実在の人物の伝記ものだからしょうがないんだけど。っていうか予告でほぼ見所とか話ほぼ全部入ってるし。あれ観ないで何の情報もなく観たらもっと面白かったと思う。

弁髪させたら世界一のジェット・リー再び!でやっぱりほんとに似合ってた。ジェット・リーものっていい相手役がいないからか(背丈やアクションのレベル)毎回設定に苦肉のあとが見えるけど今回もたくさんの相手VSジェット・リーという趣。しかも海外編でもっと対抗戦いっぱい観たかったなー。動きの切れは全盛期と比べると落ちてるはずなんだけどやっぱり綺麗。なのにカメラが引きの画を中々撮ってくれないんだよねー。全身の動きが観たいんだよ!と何回も思った。

インテリ親友との友情に感動。でもCMでやってるような「泣きました!」な映画じゃないと思うんだけどなんで変な宣伝の仕方するんだろう。予告で流れてたジェイ・チョウ(頭文字Dでおなじみ)の主題歌が日本の変な歌(全然映画に合っていない)になってるし。しかも最後にどーんと「日本版主題歌〜」とでかいテロップはいるし。ジェイ・チョウの歌(MVもすごくいいので未見の方はぜひ)楽しみにしてたのに。映画自体もえらくはしょってる感があるしはじめの予定とは何かの都合で変えざるをえなかったのかなー。大人の事情ってやつでしょうか。獅童は私でもわかるくらい吹き替えアクションだった。後ろ姿になるとえらい強い。原田監督、なんで俳優の需要があるんだろう…下手だし滑舌悪いし面構えも中途半端だし、監督業に専念して欲しい。緒形拳とかにしてほしかったよ。

嬉しかったのは久々のネイサン・ジョーンズ!が出てた事。トロイ以来!元気そうで相変わらずいい味出しててよかった〜。
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by 7_7seven | 2006-03-15 23:55 | さ行の映画

シリアナ SYRIANA

助演男優賞おめでとう記念で「シリアナ」
ポスターとかCMとか予告で散々恐ろしい真実!ってやってたのですごく期待して行ったんだけど〜そんなに衝撃の真実かなーと。「ロード・オブ・ウォー」の時も思ったけど「あーそうだよね」っていう感想の人が一番多いと思うんだけど違うのかな。この二つ観て本気でびっくりする人は少ないんじゃないかと思うんだけど。(だから「ロード〜」のラストのイーサンのリアクション観てがっくり来てしまう)重要なのは映画としてどういう風に料理していくかということだけど上手くいったかというと?なかんじ。退屈はしないんだけどもうひと味ほしかった。
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役作りででぶったクルーニーはほんとにおっさんだった。あの腹…

それぞれの視点で話を展開させていって最終点で一瞬交わるという手法があんまり上手くいってないかんじだった。そういうのを狙ってなかったのかもしれないけど。映画としては「トラフィック」の方がシャープなかんじがして好き。でもこういう映画をメジャーな俳優がやって評価されるってことに意義があるんだろうなあ。「ブローク〜」もメジャーで有望な若手俳優が演じたからあれだけ評価されたと思うし。ハリウッドの懐深いところ見せるよってかんじの受賞だったのかもねー。でもジョージ兄さんが助演だったら一体誰が主演なんだ。マット?アカデミー協会は今までイケメン俳優にきつかったけど今回のジョージのように「デブったりして容貌レベルを下げる」というニコール・シャーリーズ方式が有効になったのは喜ばしいことです。
「ロード〜」「ジャーヘッド」とこれを続けてみるとアメリカって…な気持ちになるねえ。
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by 7_7seven | 2006-03-14 23:01 | さ行の映画

ジャーヘッド JARHEAD

アメリカン・ビューティーのサム・メンデス監督の新作「ジャーヘッド」
予告がすごくよくて観にいきたいなーと思っておりました。カニエ・ウェストの音楽が効果的に使われててうまい。実際映画本編も当時の音楽とともにうまーく使われてて音のセンスがいいなーと。
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うーんこのポスターよりは日本版の方がいいかも

予想以上によかった!相変わらずアメリカの普通の人の描写がうまい。キャラクターの誰にも寄り添わない、でも冷たい感じはしない独特の視線。
湾岸戦争に赴いた主人公の心の動きが上手く表されていて軍隊に入ったときとラストの顔が全く違う。ジェイク上手いなー。
軍はなんかこう男子校というか工業高校というか馬鹿をやってるのが面白かった。やっぱ大人になっても個人の考えつく面白さMAXって中2くらいで、その年代で泊まったかのようなクオリティ高いバカっぷり。清々しい。
それと対照的に延々描かれる戦場の日常。紛れもなく戦場に来ているのに、そのための訓練もしたのにひたすら待つだけの日々。死を間近にしながら実感が湧かない現代の怖さも出てた、空虚さにあがく様がすごい。それと戦場ならではの光景。砂漠に燃える油田とか石油の雨とかおおーっといいたくなる映像満載。現場にいる人が感じる戦争の空しさがよく出てた。

それと青春映画としても秀逸で「今自分はすごく重要な時期のはずなのに何も起きない。いつ始まるのかな」の心境のまま終わってしまうという不完全燃焼の青春の映画にもなってたと思う。狙撃シーンで狼狽えるトロイや何とか今を意味がある日として認識したい海兵隊たちの描写もうまい。
俳優は今一番注目されてるジェイクはほぼ完璧(クリスマスのシーンはすごかった。ジェイクこわいもんないのか)彼はデイ・アフター・トゥモローのインタビューで「自分の顔を売りたかったから出た」って言い切っててすごいなと思ったけど数年後しっかりいい監督と組んでるからえらい。そしてフライトプランに続いてピーター・サースガードもやっぱうまーい。もうけ役な役柄だけど派手なシーン以外のちょっとした表情とかレベル高しでさすがだった。ジェイミーもさすがの存在感だし(「ステルス」のフォロー出来てよかったね!)「プライド」に出てたルーカス・ブラックも出てたしこの監督、「ブラック・ホーク・ダウン」とは別のベクトルで俳優のセレクトの趣味がいいなー。
見終わったあと妙な脱力感が残るのがよかった。
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by 7_7seven | 2006-02-15 23:50 | さ行の映画
久々のドキュメンタリー「ジョージ・マイケル 素顔の告白」
久々来日会見での様子が面白かったので見てみたいと思っていたけどかなーり楽しめました。初日二日目でお客さんまばらだったけど…。
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日本版のポスターの方がかんじでてるかも

特にファンでもなかったのに出てくる歌ほとんど知ってたからPOPスターとしてものすごく成功したんだなというのを再確認。プロモも印象に残ってるのばかりだし歌でもビジュアル面でも才能あったんだねー。しかしスーパーモデル5人使ったプロもも綺麗な事!今あんなゴージャスなモデルいないよ。いても受ける時代じゃないし。しみじみ時代と共にあったスターだなと思う。それをよく表したのがマドンナのスピーチでグラミーを受けるジョージ。マドンナ、当時から「私のDIVA」っていっててゲイって見抜いてたのかなと思った。ジョージのビジュアルがどんどんフレディに近づいてくるのもちょっと怖かったり(今は自分に戻った感じで安心)

コメントを寄せるのもすごい面子で、お姐さんなエルトンにボーイ・ジョージ(サイテーのカムアウトよ」は笑った)、ソニー絡みでも関係あったマライア、びっくり坊主のアンドリュー、イギリスブラックコメント炸裂のノエル・ギャラガー等等かなり率直で面白かった。昔からの友人も結構きついこといったり(でもあたたかいかんじ)こんなん日本じゃなかなか作れないだろうなーと。あとベッカム夫人はイギリスではキャラ化してるというか揶揄の定番みたいになってるのね。今回イギリスとアメリカの考え方やらかなり違うというのがわかった。同じ英語はなすけど遠い考え。アメリカの商業主義に辟易してまたプロモ始めようと思うまでの道のりがすごかった。

お笑いコンビであまりにも才能や華がかけ離れてるのがあるけどワム!のジョージとアンドリューのように実は才能ある方がない方に依存している例が多いのかもと思った。ジョージの繊細さと奔放さはアーティストならではで、トイレ事件の顛末は人生、自分を笑えるくらいじゃないと楽しめないなーとつくづく。やりすぎのところがジョージらしい、というかそこが愛される由縁なんでしょう。歴代彼氏もいい性格ぽいし、今の彼氏はかわいいクリストファー・ウォーケンみたいでもう10年つきあってるらしく、そこらへんの落ち着きもあってこういう作品をつくると決めたのかも。しかし人間ユーモアと楽しむ気概と誠実さが大事なんだということがしみじみと。かなり面白かったです。ファンじゃなくてもおすすめ。
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by 7_7seven | 2006-01-22 20:49 | さ行の映画