映画やあれこれ


by 7_7seven
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カテゴリ:さ行の映画( 63 )

佐賀のがばいばあちゃん

W杯をハラハラしながら横目で観つつ「佐賀のがばいばあちゃん」
原作が話題になったときに立ち読みで読んでうっかり泣きそうになったのと招待券があったのであんま期待せずにいったら結構お客さん多くてびっくり。全体に高齢なんだけど小さい子とかもいていいかんじ。昨日の「STAY」と比べたら大盛況よ。

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とにかく原作はおすすめ。いいエピソードてんこもりです

「3丁目の夕日」が高度経済成長時期を扱ったノスタルジーだったけどこれは昔を懐かしむというよりこんな生き方もいいんじゃない?というような明るさを描いた作品。幸せって気の持ちようというか捉え方よなーと思えるおばあちゃんと孫の物語。このふたり、深刻に生きてたらどうにでも堕ちていきそうな境遇なのに他人を羨んだり貶したり僻んだりせず、頼らずしかし感謝はし、でも全く偽善的でない、周りの人も哀れんだりしない、でもわからないように助けているっていう、昔のひとってこういうかんじだったんだろうなー。お金はないけど(つーかなさすぎ)ひたすら明るく身の丈で生きて行くことがしみじみ素晴らしいことだっていうのが伝わってくる。

残念ながら原作ですごく感動したエピソードが2つなかったのが心残りだけど(野球選手のエピソードと野球部のエピソード)全体的によくまとまってた。緒形拳がさすがの存在感で懐の深い人物を飄々と演じてて印象的だった。山本太郎もよかったなー。原作でも映画でも、男の子のお母さんを慕う、思いの強さに泣ける。女からみると想像出来ないくらいの強さに圧倒される。
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by 7_7seven | 2006-06-18 23:29 | さ行の映画

ステイ STAY

ずーっと仕事で映画もご無沙汰(いい回しがおっさん…)だったけど、さらにブログも報知、いや放置だったけど こ れ だ け は初日に観る!と張り切って前売り買って待ちわびていた「STAY」!

なんといってもあれですよ、思い起こせば二年前、当時なぜか映画熱というかエンターテイメント全般にすっかり興味をなくしており、一月から五月まで映画1本しかみていないと言う今思えば何をやっていたんだろうと不思議状態の私(ちなみに観たのはジョージとキャサリンの引力に負けた「ディボース・ショウ」)が友人に誘われ嫌々観たのが「トロイ」。巷では散々な評価だけどこの作品で一気に映画熱が戻ったのでした。(誘った友人は今イチみたいだったけどさ…)ああ映画って面白い!俳優もだけどこの脚本いいわーと海外のシナリオ探して英語のシナリオまで手に入れた(訳してないけど)「トロイ」!そんな私にとって脚本家・デヴィッド=ベニオフ様はヒーローです。その方の新作は初日に観るしかないでしょ!という訳でいそいそと出かけたのでした。(前置き長ッ)
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なんとなく21gとかぶるポスター。もっと凝ればよかったのにー

初日なのに客の少なさにしょんぼり。一回もCMとか観なかったしネタばれしないようにひたすら情報避けてたせいか雑誌とかでも観なかったししょうがないかー。予告のメタルを追うドキュメンタリーとイライジャとチャーリー夢の(私には)共演の「フーリガン」は観ようと誓う。というかチケット買った。ポストカードがでかかった。
そしていよいよ本編。NYのようでそうでない街を舞台に展開する映像世界。繰り返されるイメージ、心理描写、そしてラストで明かされるバラバラのピースを一つにする答え。

このラストのピースは話のアイデアとしては「なんだよ!」って感じる人もいるかも(というか劇場はそんなかんじだった…)だけどそれを知って思い返すと(見返すともっとだと思う)すごく切ない答えというか、後でじわじわ効いてくるかんじで正直やられたーってかんじ。ある意味すごくリアル。台詞ひとつ、カットの仕方、服装、全てに意味があってラストというかファーストシーンに繋がって行く。「シックスセンス」や「アザーズ」のような見返し方じゃなく、すべてが切なく、胸が苦しくなってくるラスト。ベニオフ様、さすがにさすがでもう一回みたい。25時やトロイもだけど大切な人との色々な意味での別離を描くのが上手い。登場人物に愛情深く、しかし寄り添わずという距離感。

監督のマーク・フォースターも「ネバーランド」でもそうだけど死をすごく悲しいものでなく美化せずしかし美しく表現しているのが印象的。小さい頃にお兄様を自殺で亡くされているからか独自の死生観があるんだろうと思う。「ネバーランド」は優等生過ぎてあまり好きでなかったけど今回はすごく美しく、悲しいけどしかし節度を持った表現でよかった。んーでもあんま人気は出ないだろうな。俳優はユアンもナオミもさすがの存在感。ナオミが久々に綺麗だった。ライアンも「君に読む物語」の百倍よかった。

切ないような痛いような独特のこの感覚、色々な人に味わって欲しいんだけど。
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by 7_7seven | 2006-06-17 02:23 | さ行の映画

戦場のアリア Joyeux Noel

2本目はアカデミー外国語映画ノミネート&ヨーロッパで大ヒットの「戦場のアリア」
なぜGWにクリスマス話…。もうちょこっと公開早かったらよかったんだろうけど。それにしても邦題がG線上のアリアに引っかけたんだろうけどなんか間抜けだ。
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ダイアン(ラックスでおなじみ)を前面に押し出した日本版とはかなり違うポスター

ダイアン・クルーガー見たさで行ったんだけどかなりの拾い物。メジャーなスターが出てない地味な作品にしてはヨーロッパで大ヒットしたのも頷ける。人間を見直すというか芸術な人間の善の面を信じたくなるエピソード。非公式だけどあちこちでこういう話はあったようで、人間捨てたもんじゃないなあというか本来は争わずに仲良くするように出来てて戦争という状態が異常すぎるんだというのを痛感する。言葉や習慣は違うけど家族に対する思いや芸術に感動する気持ちは一緒で、戦場での各国の兵士達を思うと何ともいえない気持ちになった。言葉が通じなくても交流を深めたり、サッカーしたり、猫をとりあったり…これを無理矢理争わさせようとする上層部が本当に気が狂っているとしか思えない。異常な状態が戦争なんだと。どの国もなるべく平等に描写してあって好感が持てた。

俳優は皆よかったんだけど〜特にドイツ兵を演じてたダニエル・ブリュールが!強い瞳とインパクトある存在感。スペインとドイツのハーフらしんだけどもっと英語圏の映画にも出て欲しいなー。あと「リトル・ダンサー」で私を大泣きさせてくれたゲイリー・ルイスも素晴らしかった。お目当てのダイアンは相変わらずの固い演技にクールな美しさが映えてよかった〜。口パクがあってればもっとよかったんだけど。
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by 7_7seven | 2006-05-03 20:51 | さ行の映画

スピリッツ SPIRITS

試写会で「SPIRITS」
19時からと思い込んでて「余裕!」って入場したらもう始まってた。しかも満員で補助席で観る羽目に。これからちゃんと開演時間は確認しよう…。
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ジェット・リー最後のマーシャルアーツ作品とかいうのはほんと?もったいないよ!

うーん全部を観たわけじゃないからあれこれいえないんだけど全体的に微妙。決して面白くないわけじゃないんだけどもっと感動的にも面白くも出来たと思う。あまりにフツーの演出で最後肩すかし食らった気分だった。話的には実在の人物の伝記ものだからしょうがないんだけど。っていうか予告でほぼ見所とか話ほぼ全部入ってるし。あれ観ないで何の情報もなく観たらもっと面白かったと思う。

弁髪させたら世界一のジェット・リー再び!でやっぱりほんとに似合ってた。ジェット・リーものっていい相手役がいないからか(背丈やアクションのレベル)毎回設定に苦肉のあとが見えるけど今回もたくさんの相手VSジェット・リーという趣。しかも海外編でもっと対抗戦いっぱい観たかったなー。動きの切れは全盛期と比べると落ちてるはずなんだけどやっぱり綺麗。なのにカメラが引きの画を中々撮ってくれないんだよねー。全身の動きが観たいんだよ!と何回も思った。

インテリ親友との友情に感動。でもCMでやってるような「泣きました!」な映画じゃないと思うんだけどなんで変な宣伝の仕方するんだろう。予告で流れてたジェイ・チョウ(頭文字Dでおなじみ)の主題歌が日本の変な歌(全然映画に合っていない)になってるし。しかも最後にどーんと「日本版主題歌〜」とでかいテロップはいるし。ジェイ・チョウの歌(MVもすごくいいので未見の方はぜひ)楽しみにしてたのに。映画自体もえらくはしょってる感があるしはじめの予定とは何かの都合で変えざるをえなかったのかなー。大人の事情ってやつでしょうか。獅童は私でもわかるくらい吹き替えアクションだった。後ろ姿になるとえらい強い。原田監督、なんで俳優の需要があるんだろう…下手だし滑舌悪いし面構えも中途半端だし、監督業に専念して欲しい。緒形拳とかにしてほしかったよ。

嬉しかったのは久々のネイサン・ジョーンズ!が出てた事。トロイ以来!元気そうで相変わらずいい味出しててよかった〜。
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by 7_7seven | 2006-03-15 23:55 | さ行の映画

シリアナ SYRIANA

助演男優賞おめでとう記念で「シリアナ」
ポスターとかCMとか予告で散々恐ろしい真実!ってやってたのですごく期待して行ったんだけど〜そんなに衝撃の真実かなーと。「ロード・オブ・ウォー」の時も思ったけど「あーそうだよね」っていう感想の人が一番多いと思うんだけど違うのかな。この二つ観て本気でびっくりする人は少ないんじゃないかと思うんだけど。(だから「ロード〜」のラストのイーサンのリアクション観てがっくり来てしまう)重要なのは映画としてどういう風に料理していくかということだけど上手くいったかというと?なかんじ。退屈はしないんだけどもうひと味ほしかった。
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役作りででぶったクルーニーはほんとにおっさんだった。あの腹…

それぞれの視点で話を展開させていって最終点で一瞬交わるという手法があんまり上手くいってないかんじだった。そういうのを狙ってなかったのかもしれないけど。映画としては「トラフィック」の方がシャープなかんじがして好き。でもこういう映画をメジャーな俳優がやって評価されるってことに意義があるんだろうなあ。「ブローク〜」もメジャーで有望な若手俳優が演じたからあれだけ評価されたと思うし。ハリウッドの懐深いところ見せるよってかんじの受賞だったのかもねー。でもジョージ兄さんが助演だったら一体誰が主演なんだ。マット?アカデミー協会は今までイケメン俳優にきつかったけど今回のジョージのように「デブったりして容貌レベルを下げる」というニコール・シャーリーズ方式が有効になったのは喜ばしいことです。
「ロード〜」「ジャーヘッド」とこれを続けてみるとアメリカって…な気持ちになるねえ。
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by 7_7seven | 2006-03-14 23:01 | さ行の映画

ジャーヘッド JARHEAD

アメリカン・ビューティーのサム・メンデス監督の新作「ジャーヘッド」
予告がすごくよくて観にいきたいなーと思っておりました。カニエ・ウェストの音楽が効果的に使われててうまい。実際映画本編も当時の音楽とともにうまーく使われてて音のセンスがいいなーと。
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うーんこのポスターよりは日本版の方がいいかも

予想以上によかった!相変わらずアメリカの普通の人の描写がうまい。キャラクターの誰にも寄り添わない、でも冷たい感じはしない独特の視線。
湾岸戦争に赴いた主人公の心の動きが上手く表されていて軍隊に入ったときとラストの顔が全く違う。ジェイク上手いなー。
軍はなんかこう男子校というか工業高校というか馬鹿をやってるのが面白かった。やっぱ大人になっても個人の考えつく面白さMAXって中2くらいで、その年代で泊まったかのようなクオリティ高いバカっぷり。清々しい。
それと対照的に延々描かれる戦場の日常。紛れもなく戦場に来ているのに、そのための訓練もしたのにひたすら待つだけの日々。死を間近にしながら実感が湧かない現代の怖さも出てた、空虚さにあがく様がすごい。それと戦場ならではの光景。砂漠に燃える油田とか石油の雨とかおおーっといいたくなる映像満載。現場にいる人が感じる戦争の空しさがよく出てた。

それと青春映画としても秀逸で「今自分はすごく重要な時期のはずなのに何も起きない。いつ始まるのかな」の心境のまま終わってしまうという不完全燃焼の青春の映画にもなってたと思う。狙撃シーンで狼狽えるトロイや何とか今を意味がある日として認識したい海兵隊たちの描写もうまい。
俳優は今一番注目されてるジェイクはほぼ完璧(クリスマスのシーンはすごかった。ジェイクこわいもんないのか)彼はデイ・アフター・トゥモローのインタビューで「自分の顔を売りたかったから出た」って言い切っててすごいなと思ったけど数年後しっかりいい監督と組んでるからえらい。そしてフライトプランに続いてピーター・サースガードもやっぱうまーい。もうけ役な役柄だけど派手なシーン以外のちょっとした表情とかレベル高しでさすがだった。ジェイミーもさすがの存在感だし(「ステルス」のフォロー出来てよかったね!)「プライド」に出てたルーカス・ブラックも出てたしこの監督、「ブラック・ホーク・ダウン」とは別のベクトルで俳優のセレクトの趣味がいいなー。
見終わったあと妙な脱力感が残るのがよかった。
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by 7_7seven | 2006-02-15 23:50 | さ行の映画
久々のドキュメンタリー「ジョージ・マイケル 素顔の告白」
久々来日会見での様子が面白かったので見てみたいと思っていたけどかなーり楽しめました。初日二日目でお客さんまばらだったけど…。
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日本版のポスターの方がかんじでてるかも

特にファンでもなかったのに出てくる歌ほとんど知ってたからPOPスターとしてものすごく成功したんだなというのを再確認。プロモも印象に残ってるのばかりだし歌でもビジュアル面でも才能あったんだねー。しかしスーパーモデル5人使ったプロもも綺麗な事!今あんなゴージャスなモデルいないよ。いても受ける時代じゃないし。しみじみ時代と共にあったスターだなと思う。それをよく表したのがマドンナのスピーチでグラミーを受けるジョージ。マドンナ、当時から「私のDIVA」っていっててゲイって見抜いてたのかなと思った。ジョージのビジュアルがどんどんフレディに近づいてくるのもちょっと怖かったり(今は自分に戻った感じで安心)

コメントを寄せるのもすごい面子で、お姐さんなエルトンにボーイ・ジョージ(サイテーのカムアウトよ」は笑った)、ソニー絡みでも関係あったマライア、びっくり坊主のアンドリュー、イギリスブラックコメント炸裂のノエル・ギャラガー等等かなり率直で面白かった。昔からの友人も結構きついこといったり(でもあたたかいかんじ)こんなん日本じゃなかなか作れないだろうなーと。あとベッカム夫人はイギリスではキャラ化してるというか揶揄の定番みたいになってるのね。今回イギリスとアメリカの考え方やらかなり違うというのがわかった。同じ英語はなすけど遠い考え。アメリカの商業主義に辟易してまたプロモ始めようと思うまでの道のりがすごかった。

お笑いコンビであまりにも才能や華がかけ離れてるのがあるけどワム!のジョージとアンドリューのように実は才能ある方がない方に依存している例が多いのかもと思った。ジョージの繊細さと奔放さはアーティストならではで、トイレ事件の顛末は人生、自分を笑えるくらいじゃないと楽しめないなーとつくづく。やりすぎのところがジョージらしい、というかそこが愛される由縁なんでしょう。歴代彼氏もいい性格ぽいし、今の彼氏はかわいいクリストファー・ウォーケンみたいでもう10年つきあってるらしく、そこらへんの落ち着きもあってこういう作品をつくると決めたのかも。しかし人間ユーモアと楽しむ気概と誠実さが大事なんだということがしみじみと。かなり面白かったです。ファンじゃなくてもおすすめ。
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by 7_7seven | 2006-01-22 20:49 | さ行の映画

SAYURI Memory of Geisha

実は12/18に見てたらしい「SAYURI」
CHICAGOが好きだったんだけどなーロブ・マーシャル。SAYURI製作中から聞こえてくるゴタゴタからどんなトンデモ映画になるかと冷や冷やしてたけどそこまで悲惨なものにはなってませんでした。
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昨日に引き続きこわいよチャン!

女と女のガチバトルが激しく展開する五社英雄の世界の再現か?とわくわくしたら京都版(どう見ても京都じゃないけど)キャンディキャンディでした。天涯孤独の身の上、辛い仕打ち、なぜかモテまくり、友人の嫉妬にあう、「笑った方がかわいいよ」といってくれた人を励みに頑張るけなげなヒロイン。しかし前半はけなげなヒロインだったけどツィぃーに変わった瞬間「あっこいつ絶対一番気が強い」ってわかっちゃうからなあ(格闘マンガか)。しかしツイィー、気は強いけど色気がない…身体が変に華奢で日本の着物とのバランスも悪いし、七五三かよってかんじになってるし、どう見ても京都1の芸者には見えないんだよね。ドラマを背負ってないというか。コン・リーはその点すごかった。業と情念背負いまくり。「こんな小娘に負けるかオラオラア!」という叫びが聞こえましたよ。渡辺謙は会長さんを素敵に演じてたけど役所広司もベタな役をベタに演じててよかった。ふたりとももうちょっと前に進出してたらなあ。これからは役所広司の方がいい役getしそうな気がする。

ストーリーはもうちょっとどうにかなってたらっていうのもあるし、シカゴに見られた演出の冴えがまったく見られなくてたださゆりのナレーションにあわせてだらだら物語が展開するので途中からつらくなった。映画の出来としてはうーんってかんじ。ニューズウィークに「登場人物の誰にも共感できない」って書かれてたけどほんとそうで、肝心のさゆりが描写がゆるくて魅力的に見えないのが致命的。芸者として女性としての選択の決心みたいなのが最後まで見えなかった。映像は相変わらず綺麗でさすがと思ったんだけどねー。ロブ・マーシャルは次作に期待。
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by 7_7seven | 2006-01-13 23:09 | さ行の映画
試写会で「スタンドアップ」しかしこのTVCMは内容とあってないんじゃないの?初めて見たときびっくりした。多分「エリン・ブロコビッチ」みたいに持って行きたかったんだと思うけど失敗してると思う。逆に「プライドと偏見」は大げさなラブストーリーみたいになってるし。CMは内容にあったものを作りましょう!
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こわいよセロン!なんかダンサーインザダーク思い出す

まずなんといっても悪役俳優なふたりが超いいひと役っていうのにびっくり!ウディ・ハレルソン、笑いながら殴ったり銃乱射したりしないで弁護士!しかも女に初な元ホッケー選手て。一方12月はTVで二週連続で殺されてた(007とサウンドオブサイレンスにて。しかもヘリから落されたり生き埋めにされたりとひどい死に様)ショーン・ビーンが死なない・いいひと・片金・時計オタク・愛妻家の奥さんを熱演!この映画のキャスティングディレクター、チャレンジャーというか狙ってると言うか。しかも序盤はウディが女の子の誘いを断ったためにホモ呼ばわりされ、その直後に奥さんと踊るショーンを意味ありげに見つめるというシーンが必要以上に冗長に描かれてたけどあれは一体。ショーンに片思いで田舎に来たのに奥さんからシャーリーズを宛てがわれ、という話だったらせつないわー(妄想で勝手にせつなくなる私)。ショーン・ビーンは激烈にいい旦那さんを演じてて会場から「嫁にしてー」という声が聞こえてきそうでした。やっぱ声がいいなあ。サミーとの会話が泣けた。

作品自体はこれあんまヒットしなかったらしいんだけどわかるような。とにかく裁判に至るまでの出来事が不快。女性は見てて憤慨するし、男性は居心地悪いだろうし、見るべきセクハラするタイプの人はこういう映画みないからセクハラしない人が見る訳で、すごく嫌だろうなー。裁判としても組み立てが悪いと言うか裁判で盛り上げるには弱いし、やっぱ親子愛が一番ぐっときた。お父さんがまたいい演技でさー。演技は皆よくてシシー・スペイセクもさすがだった。シャーリーズはホワイトとラッシュがうまいなあ。また微妙に嫌な面も演じてるから主人公が「こいつ全面的には応援したくない」って気持ちにさせるんだよね。「モンスター」もそうだったし、そういうとこはほんと上手いと思う。あっそれと昔TV東京系でやってたシネマ通信のラスティが出てた!メジャー映画で見るのは「パーフェクトストーム」以来かも。ちゃんと女優やってて嬉しかった。
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by 7_7seven | 2006-01-12 23:39 | さ行の映画

THE 有頂天ホテル

試写会で「THE 有頂天ホテル」
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実際のポスターはラブ・アクチュアリーそっくり。

今まで三谷作品は舞台とドラマの一話完結ものだけが面白くて、映画と連ドラはちょっと…という私でしたがこれは面白かった!三谷監督が自身の持ち味の演劇性と伏線を張り巡らせた脚本を生かすタイプの演出法を見つけたんだなーと。一流の俳優がこれでもかと出てきて台詞や行動にひとつも無駄がない。それは本当はリアルではないけどお話としてはものすごく面白い。その物語の面白さと人物描写の確かさ、俳優の演技のうまさ、どの俳優にどの役を振るか、その的確さ。そういうのがいい方向に組合わさって抱腹絶倒の(角野さんのシーンで泣くくらい笑った)観た後前向きになれる映画だった。

綺羅星のごとく主役級の俳優が出演してるけどその実力差もすごく出てしまってちょっと圧巻。役所広司、伊東四朗、角野卓造、西田敏行は別格。画面に出て来ただけでおかしい。間や表情、台詞すべてパーフェクト。男前を殺して出てた唐沢とオダギリも健闘してた。佐藤浩市は普通に男前(じゃないといけない役なので)。女優は…三谷さんの好みが反映されるのか色気のある人がいない。女の人に毒を盛り込めないひとなんだなーというのがよくわかる。ストーリーは正直もう少し切って2時間以内に納めた方がよかったような。物語の伏線に数式のように整合性を求めてこの長さになったと思うけど先の展開が読めてしまうのが勿体ない。

あとなんで年内に公開しないんだろう。それが一番もったいない。
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by 7_7seven | 2005-12-20 23:58 | さ行の映画