映画やあれこれ


by 7_7seven

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GWだ!遠出はしないから(お金がないのです)友達と会ってご飯食べたり岩盤浴やらよもぎ蒸しやらホットヨガやらで心と身体のデトックスをはかり、後は新譜やらアマゾンから届く(でもGWあと…)本やら読んでだらだらすごそう。そしてもちろん映画もたくさんみたいよ!という事で一発目は「Vフォー・ヴェンデッタ」予告が安っぽかったのがちょっと不安だけど〜状態で劇場へ。
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デザインがヨーロッパっぽい

予想よりずっと面白かった!監督はマトリックスやスターウォーズのスタッフだった人っていうのはガンガンアピールしてたけど略歴みたら私の好きな「ダークシティ」にも関わってた!と知って好感度アップ。マトリックスの世界観よりダーク〜の方が近いと思う。印象的にはダークシティ+リベリオン+マトリックスかなあ。イギリスのコミックが原作っていうのもあるけど色々な暗喩がなされていてコアなファンがつきそう。
勿体ないのはビジュアルがやっぱ安っぽいところ。まずOPの炎が日本の日曜にやってる特撮みたいで脱力。街や建物も書割りっぽい。ムーランルージュのような意図的な圧迫感を狙ったのかもしれないけど。Vの頭髪も安いカツラみたいだし衣装もなんかあともう一歩ってかんじだった。

(ネタばれありそうなので注意)
ストーリーはイギリスっぽく善悪ないまぜというか熱っぽさを感じさせないとこがよかった。Vは魅力的だけど決して全面的に応援出来るようなことをしていないし、登場人物のほとんどが自分の足りない所を自覚しつつ行動しているとこがいい。

途中のVがイヴィ-にしたことに関しては観ていた自分がかなりショックだった。裏切られるのと試されるのって人によって違うとは思うけど私は試される方にショックを受ける方だからかなー。Vの正体をはじめは首相と同一人物かと思ってて、自分を殺す役を自ら演じ、国家とともに壮大な心中を計ってるのかとか思ってたんだけどぜんぜん違った…っていうかなんでそんなことしなきゃいけないんだか。

V役のヒューゴ・ウィービングってマトリックスのエージェントをはじめロードオブザリングやらこの役やら「あああの役」っていう絵に描きやすい当たり役一杯持っててすごい。ナタリー、よくキーラと比べられるけど今回ので被虐的(でも不倒)というキャラが似合うのがナタリーだと気付いた。キーラだったらもっと太々しくいくだろうなーと。レオンからそういう役だったけど今回ますます光ってたというか。次作どう出るか楽しみ。
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by 7_7seven | 2006-04-30 23:39 | は行の映画
仕事がきついので映画にもいけず、なんか好きなものでも買って気を晴らそうとHMVに久々行ったんだけど、去年必死こいてためたポイントカードが期限切れということに気付いて脱力。せっかく2500円CD買える!と楽しみにしてたのに〜。
なんかもう買うしかないね!とキャンペ-ンもやってたし久々に複数枚買う事に。
一枚目「arctic monkeys」
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かっこいい!まだ十代なんて信じられない!シンプルそうで奥が深く、リズムが生きてるかんじ。イギリスはこういうバンドがガンガン出てくるのがすごいなあ。
シェフィールド出身というとショーン・ビーンもそこ出身じゃなかったっけ?サッカーチームも昇格したとかなんとか。ブロスにインタビューが載ってたけどとんがったようなだるいようなかんじで面白かった。future headsも新譜が出るっていうし、なんかまたこういう音楽に浸かるのもいいなと思った。

そんな事を書いておきながら二枚目「il divo」
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デビュー時は「イケメン版ボンド」みたいな取り上げられ方でめざましTVに出た時も営業やってます!ってかんじで気の毒なかんじしたのにあれよという間に世界中の人気者に。てらいもなくメジャーで何が悪い?顔がよくて歌が上手くて何が悪い?なとこがすごくいい。深みとかはないんだけどすごくクリアで美しい。メジャーな曲を気持ちよく歌ってて特にUK盤に入ってる「you raise me up」とかタイムリーだし。ビジュアルも含めたらそりゃあもうってかんじなんだろうなあ。華があるのはすばらしい。しかし誰が一番人気なんだろう。

ライトクラシックがこの頃好きになったきかっけ「MAKSIM」
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うーんやっぱ写真写り悪いなあ。極悪ホストみたいになっちゃって…。
こちらも戦場のメリークリスマスとかボヘミアンラプソディーとかとクラシックのメジャー曲が程よく入っててすごく楽しめる。ピアノっていいなあ。

そして色々迷った挙げ句こっちを選んだんだけど
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輸入版は黒だからもっと暗い雰囲気。小早川なんとかというドラマで使われたらしい「youre beutiful」が大ヒット。すごく耳に残るからねー。何でも元軍人でこのヒット曲は元カノを地下鉄で見かけたという実話から誕生!らしいけどこんな痛い歌が実話とは…。他の歌も恋愛でどんよりしてるときこそ聞け!っってかんじのヒリヒリ曲が満載。まさか全てが実話じゃないよね?ちょっと心配…。

この4枚をレジに持って行くとお兄さんが微妙な顔をしました…。

しかしこの買い物が購買欲に火をつけたらしく家に帰ってamazonでいちまんごせんえん(恐ろしくてキーが打てません)分も買っちゃったよ。来たらどうしよう(読めよ)
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by 7_7seven | 2006-04-27 23:03 | あれこれ
行きそびれてとうとう昼間のみの上映になってしまった「ウォレスとグルミッド 野菜畑で大ピンチ! Wallace & Gromit Curse of the Wererabbit 」しょうがないので日曜にお子様にまみれて行って来ました。といってもあんま人入ってなかったけど…。
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もちっと古風なかんじがいいなあ

ちらちらとしか見た事なかった「ウォレスとグルミッドシリーズ」しかもいきなり長編で大丈夫か〜と思ったけどすごい面白かった!!確かに短編向きの設定とは思うけど、脚本もしっかりしてるしあっという間に終わったかんじ。
しょっぱなの起床装置から見事にツボ。小さい頃からものすごく面倒くさがりだったからああいうのものすごく真剣に考えてたよー。今だって欲しい。作ってよウォレスー。

話的には古典ホラーを下敷きによく出来てたと思う。ところどころ名作映画のパロディが入っていておかしい。あの独特のアニメの動きがめちゃくちゃかわいい。色や質感があったかみがあって、そこらへんはそのままにしてほしいなあ。
ギャグも教会のオルガンのとか上手いし、あの派手なリアクションの神父さんも、街の世界観とか皆が野菜を愛してるってのが伝わって来てほのぼのした。

そして何と言ってもウォレス、それより何よりグルミッドのかわいいこと、賢いこと!二人のコンビネーション(というかグルミッドに助けられるオンリーだけど。ドラえもんかい)あのグルミッドの真剣な目とかあちゃーな顔とかとにかくウォレスのために色々、しかも淡々と押し付けがましくなくやってるのがいいなあ。ラストとかじんわり涙が。犬にはまる人の気持ちがわかりましたよ。欽ちゃんの声もやなかんじしなかった。飯島直子は全く期待してなかったのに、上手いんでびっくり。特長ある声じゃないのに心地よい響きで新境地開拓かと思った。

画も話も二人の友情にも大満足でああ他のシリーズが見たい。レンタルであるかな?探してみるか〜。
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by 7_7seven | 2006-04-25 23:58 | あ行の映画

海猿 LIMIT OF LOVE

試写会で「LIMIT OF LOVE 海猿」
原作も前作(映画、ドラマとも)みたことないのでどうかなーと思いつつ試写会場へ。
前にみた「チェケラッチョ!」が…な出来だったので同じフジ製作なので不安もあったり。
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ハリウッド映画を意識したと思うけど1作目の構図の方がよかった

面白かった!けど多分原作やドラマ見てないからだろうなあ。キャストは豪華で色々出てるんだけど活躍する場がほとんどなし。石黒賢とか他のチームにもよさげな人がいっぱいいたんだけど心配してるだけっていう…。ほぼ伊藤英明とちょびっと加藤あいの出番で締められてるのでこの二人が駄目だときついかも。初見の自分にもわかりやすいし構図からストーリー展開がまんまハリウッド映画みたいで見やすかった。でもこれがヘビーに好きな人には物足りないかも。ストーリーは既に成長した主人公が葛藤から吹っ切れて自分の道を確信する+主人公の大活躍なのでなんというかいきなりダイハード3を見るようなものかも。「この主人公なんでなこんなに不死身なの?大活躍なの?」ってかんじで。

海上事故って難しいと思うんだけど予算考えたら上手かったと思う。とにかくピンチー主人公がんばるーピンチの連続で飽きない。その代り脇キャラの掘り下げが浅いのと主人公の葛藤も台詞で全部説明しちゃってるのがなんだかなあと思ったけど、映画としては中だるみもなく楽しめた。ただ…

加藤あいが…。

私は加藤あいのルックスはすごく好きなんだけど演技というかこのキャラは一体…。不安な気持ちはわかるけどもうちょっと彼氏の事考えてやれよというかうざくてどうしようかと思った。この緊迫した状況で何やってるのと思った事数回。ラブ入れた方が女性は喜ぶとか思ってるのか。とにかく亀山氏は女性=おばかさんと思ってるのか彼の作った映画の女性キャラってあほのこばかり。この映画も大塚寧々はともかく(しかし子供の父親の話が一切出なかったのはなぜ)レポーター(存在しなくてもよかった役)といい加藤あいの役といいおばかさんとしか思えないキャラ揃いだしなめてんのか、それともまわりにそんな女しかいないのか。
とにかく加藤あいは何も考えてないような表情ばかりで一番感動するはずの場面もぽかーん顔ではったおしたくなった。

まあ伊藤英明と佐藤隆太のようにあんだけ命を委ねるような濃い関係を持ってる旦那を持つ奥さんは不安になるよね。とは思うけど。
あと、あれだけハリウッド映画チックなラストシーンだったのにエンディングが「今までのはフィクションでーす」的なバックステージショットの連続、でもエンディングテーマは感動を盛り上げます!な女性ボーカル歌い上げってどうよ。すごいミスマッチだと思うけど。あれはDVDの特典でいいんじゃないの?どうせTVCMで「泣きました!」やるんだろうにあんな感動やめて的な演出はどうだろうと思った。
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by 7_7seven | 2006-04-22 23:30 | あ行の映画

チェケラッチョ!

試写会で「チェケラッチョ!」
全くベタな展開で「ええっそんなことが?」と思うようなものが全くなかったこの映画。一番驚いたのはこの映画がフジ製作、しかもヒットメーカーのはずの亀山千広や大多亮。「容疑者室井慎次」のときもやばかったけどフジやその制作者側は世間とズレがきつくなってるのかもしれない。チラシによると「最高にはじめる青春映画」らしいですが…。
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全員の表情がよくないという不思議のショット。なぜこれをポスターに

全く面白くないというわけじゃなくフツーに楽しめるんだけどベタ過ぎてどうしようかと思った。原作あるらしいけどほんとにこういう展開なのかな。なにもかもが見てる人の想像を超えない。予想した通り。キャラも話も使い古されてるというか、新しいものがなかったなー。新味といえば沖縄とラップなんだと思うけど肝心のラップがねえ…。主人公達がそんなにラップに愛情感ないのが感じられてなんだかなあ。BECKみたいなのにしたかったぽいように感じた。主人公とヒロインは何十年前かよというかんじのラブコメなのはどうしたことか。沖縄っぽいのは脇や景色くらいで主役達は地方都市にいそうなかんじがどうにも。方言やイントネーションは頑張ってたけど醸し出す雰囲気が沖縄っぽくないというか。もっとどかーんとしたとこがあると思うんだけど。ゴリとか見てよ。あと結婚出産が早い土地柄なんだから高校生であんな関係あんまないと思う。中学生か。

俳優は市原隼人は健闘ってかんじ。主人公のキャラがぼんやりしてるので難しかったと思うけど〜。平岡裕太はNANAの下手っぷりから考えると飛躍的に演技力が突いたと思う。伊藤歩はスタイルいいんだけど演技が辛い。もうちょっと感情込めて話せたらなあ。玉山鉄二はなぜあんな似合わない髪型してるんだろう。
脇の陣内、松重、平田満がよかった。ガレッジセールは数少ない笑わせどころを外さず偉かった。見た時はあんんま文句なかったけど今沸々と文句が湧いてくるのはなんでしょう。

新庄がついに引退。やはりというか。この頃楽しんでないかんじだったし本人も辛かったと思う、覚悟してたけどやっぱ寂しい。今期は頑張って観戦しにいこう。ああメジャーでゴールデングラブ穫って欲しかったなー。
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by 7_7seven | 2006-04-18 22:29 | た行の映画

プロミス PROMISE Wu ji

あと何か見たけど感想書いてないのあったっけ〜?と手帳を見たらあったよ、「プロミス」。どうしても今話題の金融業界のイメージが強いタイトルで損したような気がする。やっぱチェン・カイコ-の映画だったら漢字じゃないと。しかしこれは見た当時かなり面食らった。どこへ行くんだチェン・カイコ-

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ヒロユキ・真田の胴上げはなんか面白かった

おそらく監督はすごく真面目に作ってるんだと思うけど「笑わせようとしているのか」と思うような演出の数々に度肝を抜かれた。真田を背負ってものすごい形相で爆走するチャン・ドンゴンやさんまが持ってるような指先棒を持ったニコラス・チェーやらミュージカルかと思う程でかい芝居の真田やら(ラスト侍はあんなに抑えてたのに)もう目が離せません!しかも肝心の運命の女・セシリアがどうにも魅力的でないんでそれが一番困った。ドンゴンの声くらい覚えとけよ。衣装は宝塚+スーパー歌舞伎+劇団新感線+ありし日のマリス・ミゼルみたいだし話はロールプレイングゲームみたいだし、演出は昔の少女漫画みたいだし、なんかこう、年若い時は名作文学しか読んでなかった教養高い人がうっかりゲームやっちゃってはまっちゃって「私もこういうのを作りたい!」で暴走して作っちゃったような…。監督は真面目なんだろうなと。登場人物がどの人物にも純粋な面があり、それはどう消しても消えない監督の個性なんだと思う。しかしチャン・ドンゴンは無垢な役がドはまりするねーってそういう役しか見てない。悲劇が何層にも重なってる様とかは本当に美しく悲しい。

覇王別妃や始皇帝暗殺でもちらちら少女漫画というか耽美というか純粋なものを更に美しく撮るんだーというパッションは見えてたけど更にキリングミーで暴走しつつ「やっぱ俺自分の好きな物撮るよー」という雄叫びとともに出来たのがこの作品だと思う。次はどんなすごい世界を見せてくれるか楽しみ。
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by 7_7seven | 2006-04-17 23:51 | は行の映画

ミュンヘン MUNICH

見てて書き損ねシリーズ「ミュンヘン」これは二回も見たのに感想書く気に中々なれなかったんだよねー。今日は久々に野球観に行ったのに負けちゃうわ乱闘はあるわでしょんぼりだった。ほんとはかもめ食堂でも見るかと思ったけど時間も合わず…。
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エリック・バナの顔がほとんど見えないという悲しいポスター

見る前は「精鋭のモサドがひとつひとつターゲットを消して行き、主人公の隊長が悩む」というのを予想してたんだけど精鋭でなかったのでびっくり。ものすごいプロ集団じゃなかったのが意外だった。あと「スピルバーグの持論が延々と続くユダヤ寄り」の映画なんだろうなーという予想も見事に外れた。どっちからも抗議されてるし。しかも「暗い真面目で退屈な社会派映画」なんだろうなーというのも外れた。こういう自分のバックグラウンドを探るような重いテーマでも面白く(というと語弊があるけど人に見せる作品としてレベルの高い作品に)撮ってしまうところにスピルバーグの監督としての力と業を感じてしまった。

話としては場所が淡々と移動してるし今どの国でどのターゲットを狙ってるのかがわかりにくいけど命令を受ける所からラストシーンまであっという間に感じた。長尺なのにすごい。重いシーンと食事のシーンなどのコントラスト、隠れ家とパパの家などの対比などメリハリが効いてる。キャラクター描写も的確で特にアリとかは短い場面ながら品格を漂わせて演出と合わせて素晴らしかった。

主役のエリック・バナは(80%はバナ目当てで見た)さすがのさすがに上手く、確かに力はいりすぎてる感はあるけど主人公の持つ「どこにでもいる感」を上手く出しててよかった。これがスター俳優や演技派と名の通った人なら見る方も自分からは遠い事としてみたんじゃないかと思う。バナは演技もだけど当時のファッションも似合っててこれまたよかった。スタイルよくていいなあ。なんだかんだいわれてる新ボンドもいい演技してた。ちょっとした女性キャラまでキャスティングにかけては他の人が考えられないくらいはまり役のひとばかりだった。バナに関してはこの後ラブコメ「ラッキーユー」が楽しみ。来日しないかなあ。って公開するよね…。

テーマだけど「今更なことを映画にしたスピルバーグ」とかあちことで目にしたけどこんなに自分を偽らずいいたいことを作品にしたスピルバーグに感動した。特にアブナーがアリに問う「なぜパレスチナにこだわるのか」というのはアメリカで育ったユダヤ人のスピルバーグの正直な気持ちだと思う。この映画で自分が理解出来る事と理解出来ない事、皆に考えて欲しい事、をきっちり表現してあとは見た人に委ねたスピルバーグに大人になったスピルバーグというかアーティストとして生きて行こうという気概を感じた。もう家族の愛情も地位も金も名誉も手に入れて後は好きなスタッフと好きな作品を作っていけばいい人生なのに敢えてそうの道を選ばずユダヤ系の友人や色々なバッシングを受ける覚悟を決めたのはすごいと思う。私はスピルバーグを応援します。(ナイナイのオールナイトの口調で)
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by 7_7seven | 2006-04-16 23:34 | ま行の映画
今週仕事が辛かったわーという打ち上げも込めて「リバティーン」昼頃まではかもめ食堂だったけど気が変わってジョニーさん。
ジョニーのでかポストカード欲しさに前売り買っておいてよかったよー。ジョニーが放蕩の限りを尽くす伯爵を演じるというだけでもおおーっというかんじなのに音楽がマイケル・ナイマン、コスプレのジョニーの写真も素敵でものすごく期待して映画館へ。
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ジョニーやっぱ綺麗な顔してるなー

いやー期待し過ぎでした。監督が新人だからしょうがないのかもしれないけど演出が悪いというか、メリハリなく、くらーい画面で舞台っぽい演技、なのに中だるみ、という辛さ。俳優や景色はよかったんだけどなー。冒頭の王の朝のお散歩とかすごく綺麗で感動したんだけどどこかスケールちいせえというか。放蕩なのにちまちまとしたものを感じるというか。ストーリー自体特に大きい動きがないんだからジョニー以外のキャラクターの掘り下げとかもやってほしかった。その割には脇の俳優がよい人が多くて、というか「プライドと偏見」とかぶりすぎ!トム・ホランダーやら長女役のロサマンド・パイクやら果てはルパート・フレンドまで!確か娼婦の人もそうだったような。コスプレものが似合うんだねー。特に妻役のロサマンドは上手かった。特に美人じゃないけど綺麗なひとっていう印象。逆にサマンサ/モートンがどうにも華がなくてきつかった。やな女だし。

ロチェスター伯爵は早逝するとことかやたら反発するクリエイター(しかしジョニーは作家というかクリエイター役が多いねー。ウォンカ社長もある意味クリエイターだし)というとこがロック歌手みたいとかいわれてるけどどうなんだろう。自分を好きになる=いつかは嫌いになってしまうという強迫観念があるのか人の自分への愛情とか期待とかを信じられない。ビリーは絶対他人に心を許したりしない人間だと感じたから引かれたんだろうなー。冒頭の「自分を好きになるな」は「自分を好きになったら好きでいるのをやめないでくれ」みたいに聞こえる。ひたすら酷い事をして自分への愛情を試してるというか、最後まで自分を律してるとこはいいなと思ったけど。ジョニーはやっぱ上手いなーと思った。映画見てる時は「いくらジョニーがやっててもこんな迷惑な男、自業自得じゃないの?」と思っていたけど今思い返すと好感が持ててきたような。でもあと10年若いときにやってほしかったなー。早熟な作家が色々な事に溺れて破滅していくのは見た目の若さがあったら説得力が増すと思った。「太陽と月に背いて」のレオがまさにそれでやたら生意気なんだけど若くてこんなに綺麗なんだからしょうがないかーという気持ちにさせられたし。

ナイマンの音楽はさすがのさすがに美しかった。昔よりぐっと叙情的になってきたような。あと衣装があんまりよくなくてがっくり。予算が少なかったのかな。メリハリがなかったので。あとマルコビッチはほんと上手いなー。あの抑えた演技で王様の伯爵への愛情が伝わって来た。あんな奥さんや王様や召使いの愛情を素直に受けられない伯爵、一体なにがあったのか。
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by 7_7seven | 2006-04-14 23:46 | ら行の映画

MAKSIM 「NEW WORLD TOUR2006」

なんというか仕事が思うようにいかなくて(いつもですが)今日はまっすぐ帰るのやだなーレディスでーだけど映画もなあという散財したい気持ちがむくむくきたので今日行けるってことでマキシムMAKSIMのコンサートへ。クラシックイケメンくらいの認識でオリジナルの曲とかも知らないけどとにかくいってみた。
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夜王ではありません。これはいい方のジャケ。新作とかNo.1ホストのパネルみたいだし
ガラガラで正直やっちまったと思ったが乗りかかった船、聞いてやろうじゃないかという気持ちで開演。今回はピアノソロでなくバンドとヴァイオリニスト(ロシア美女)を引き連れてのツアーらしく、照明もクラシックらしくなく始まった。
はじめは派手なライトと力任せっぽく弾いてるピアノでええーっというかんじだったけど猫背でひたすら弾いて弾いて弾きまくる姿にじーんと来てしまった。曲もいいし、クラシックと色々な音楽のクロスオーバー的なものですごく面白かった。はじめは(人数少ないだけに)どうしたらいい?状態の客も曲を重ねるにつれ盛り上がり、フィナーレあたりでは大盛り上がり、大拍手。えらい。アーティストの力量であそこまで持って行ったのがすごすぎ。年配の人も多かったけ皆一生懸命拍手して感動を伝えてたよー。

この頃はやってるクラシックを現代的に〜のひとつ、しかもルックスや生い立ち込みで、で結構昔ながらのクラシックやってる人には異端ぽく思われがちなんじゃと思うけど素晴らしかった。クラシックはそれでもちろんすばらしいけどね。こういうのもありってことで。気になったのが前宣伝のなさと終演後のサイン会(指は大丈夫なの?)あとファンクラブに「海外公演会ツアー予定!」みたいなのもあってしっかりお金持ちのおばさま達からお金をとってやろうというかターゲット見え見えでなんかなあ。ヨン様と結構被るとこ多いし(イケメン、素朴、ナイスバデー、声低い)変な方向にいかなきゃいいけど。ってしっかり自分もCD買ってサインもらったけど(ミーハー…)

思ったのが写真で損してるなーってこと。一見ホスト風というか水っぽいファッションだし顔も濃いしでなんかナル?王子様?みたいなの想像してたけどステージ上では一心にピアノ弾いて(ばりばりの猫背で)終わったら子供のようなお辞儀、とほんと飾らないかんじで素朴でいいなーと思ったんだけど。笑顔も暖かみがあってほんといいかんじ。衣装も高いブランドだと思うけどGAP みたいだし。もっと素朴な面を強調すればいいのに。でも新しい扉が開いた感じでよかった。
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by 7_7seven | 2006-04-12 23:50 | あれこれ
書きそびれシリーズ「ブロークバックマウンテン」思い出すのは前売り買ったのにでかいポストカードが品切れになってた&初日にいったらオスカー録画するの忘れてた。何気についてないような。ついてたのは昨日「も一回みたい」って書いてた「プロデューサーズ」の招待券が当たった!神様ありがとうー。
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日本ではヒットしてるのかな?初日はそんな混んでなかったからちょっと心配

(ギターで)じゃんじゃんじゃんじゃーん♪のあのテーマに男同士の映像、でゲイな映画一丁上がり!とアメリカその他でこの映画の予告編をメジャーな映画の映像を使ってパロディにしたのが流行っててすごくよく出来てるのもあって大笑い。でも本編はすごく切なくていい映画だった。

話的には日経エンタで松っちゃんも書いてたけど男女の恋愛話と一緒(前にヒットしたマディソン郡の橋」みたい)でどうだ!みたいな泣かせのシーンはないから「泣ける」「究極の恋愛」とかの煽りでいったら?になるかも。実際ゲイの人たちからはバイセクシャルの話じゃないとかいう意見もあるみたいで微妙なところ(作者が女性だけに)なんだけどひとつの恋愛にふたりの男性が出した答えを思うとかなり心に重い。観た後はさらっとしてても後でずーんと来るというか。アン・リー監督は「描きたいものを描きたいように映画にした。アーティストとしてのエゴだよ」みたいなことをいって笑っていたけどエゴイスティックになってくれてありがとうといいたい。ハルクの失敗がなんだ。バナもジェニファーもすごくよかったよ。

若かったり、今まで挫折がなかったり、あってもダメージ少なくすぐ立ち直ったらイニスの行動は後ろ向き以外の何者でもないと思うけど駄目人間真っ最中の私にはイニスを見てるとなんともいえない気持ちになる。家族もジャックも裏切ってるのに前にも後ろにも進めないイニス。なぜならジャックの存在があるから。ジャックの存在故に色々なものを手放していくイニス。観客に年配の男性が多かったけど男性が普遍的なものの為に手放して行く様々なものを残酷に描いていて色々経験した男性が見るとたまらないだろうなと思う。喪失して行くものは同性愛だから余計に鮮明に描かれていると思う。これまでの映画だったら劇的に夢に飛び込んだり、失敗したりとわかりやすかったのが何も選ばないという選択でそれを淡々と描いているのがすごい。

ジャックの父母の演技が素晴らしくて泣けた。父親も母親もジャックを愛していたんだなーと。奥さん二人が気の毒だったけど二人ともうまかったなー。あの夫に絶望した表情が出来るっていうのがねー。ヒースが惚れたのも納得。

上手いといえばヒースが上手くてどうしよう状態。オスカー受賞でもいいくらい。ジョージ兄は太っておつかれさんで賞みたいだったし。演技力なら断然こちらに軍配。英語的にはカウボーイ訛りが完璧らしいとか歩き方もすごいとかあるらしいんだけどそれわかんなくてもヒースの演技がすごいのはわかる。あの表情、目線。寡黙なだけにちょっとした仕草で何を思ってるのかわかるのがすごい。全くヒース=レジャーではなく、イニス本人ってかんじだった。ジェイクも上手かったけどヒースと比べると可愛そう。、彼はとてもクレバーで作品を選ぶ頭があるから長く残って行くと思う。マット/デイモンタイプというか。

ある意味ミュンヘンより重たかったのでもう一回見ようという気には当分ならないような。これ見てブラピが究極のゲイ映画の脚本を探してるとかゴシップが出たけどうーん究極のゲイ映画ねえ…ちょっといい原作いっこ思いついたので明日にでも書いてみよう!でもブラピ、たしか初期のキャスティング候補だったような。相手役ウ゛ィゴ・モーテンセンで。なんちゅーキャスティングっていうか実現してたら大爆笑。さおだけの歌を歌うイニスといいだろこれーと尻を振るジャックが見られたのに。ブラピはもちろんジャックだったと思うけど案外素で演じられそうだからやればよかったのに。

今日は楽しみにしてた彫刻家外尾悦郎さんの講演会。しかしいつものごとく残業で30分も遅刻…あああもったいない。仕事は楽しく、明日が来るのが待ちきれないようなものじゃないと駄目とかデザインとはカオスから星を作り出すようなものとか自然への畏怖、謙虚な心が大切とか、自分がへの視線を意識することが大切とか(空手使えるよりスリとかに合わない)今出来てないけど時期が来てないだけ、準備は怠らずとかほんと心に響く(仕事で凹んでるだけに)言葉が多くてじーんときました。明日明後日は早く帰るぞー!!
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by 7_7seven | 2006-04-11 23:30 | は行の映画