映画やあれこれ


by 7_7seven

<   2006年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧

日本沈没

試写会で「日本沈没」武道館での舞台挨拶を日本全国に中継するという大掛かりな試写会だった。しかし私の会場は映写機が客席と同じ空間にあるからうるせーうるせー。どうにかならなかったのかな。舞台挨拶はみないいかんじ。しかし安住アナ人気あるなあ。
c0005072_23345641.jpg

ポスターがどのパターンもよろしくない。デイアフターのパクリが一番かな

むかーし旧作をTVで見てすごく面白かった&怖かった&感動した覚えがあったので技術が発達した今ならさぞかし…と思ったらなんの感動もなく終わってしまった。こんなんだったっけ日本沈没。なんというか?なとこが多すぎて話に乗れないまま終わってしまったと言うか。出演者のファンとかだったら入り込めたのかなあ。

なんというか映画始まってすぐの場面がすごい地震で日本大変なことになってる!ハハーンこれは時系列をいじってて誰かの回想シーンなのねと思ったら普通に進んでいくし。とにかくあんな酷い災害が同じ国内であってるのにフツーに暮らしてるっぽい地域とか人々とか、日本がどういう状態なのかさっぱり。あんな少ない人数で一国の大災害(しかも各地で同時多発)が仕切れるの?デイアフタートゥモローとかID4とかアルマゲドンとかディープインパクトとかディザスタームービーには無茶なとこはあって当然だけど今回は?が大きすぎてちょっと。自分が住んでる国だからっていうのもあるだろうけど、大地真央最後まできれいな服に完璧メイクだったし。

特撮やアクション的な部分はうまいなーと思ったけど辛いのがドラマシーン。特にラブ。柴崎と草薙の恋愛も?だし。恋人でもないのにイギリスいこう!みさきちゃんも一緒にとかわかんねー。あの最後の方法とかももろアルマゲドンだし。つーかあんなんやって大丈夫なの?地球のしくみって…。

なんというか全体に流れるテーマが好きになれない。ローレライもだけど樋口監督の感覚はあわないなあ。ローレライの柳葉と今回のミッチーがほぼ同じような役だったんだけど、あの描写もどうも…。プロが大切なものを守るために命をかけて仕事に挑んでる最中に子供のあやとりとか家族の写真とか持ち出すかなあ。最後の瞬間まで必死で計器を見つめていると思うんだけど。それが家族を守ることに繋がるから。そこらへんすごく感覚があわない。

俳優さんはオールスターで皆うまいと思うんだけど旧作の丹波総理大臣のインパクトにはまけるのであった。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-29 23:22 | な行の映画
結構前に見たけど書き損ねていた「ナイロビの蜂」…なんでこの邦題なのかなー。原題の「The Constant Gardener」の方が内容と合ってると思うんだけど。レイフ・ファインズの「イングリッシュ・ペイシェンと」の路線でいきたかったのかな?
c0005072_3131740.jpg

レイフ・ファインズはやばめの役かこういう凡庸な人の役の両極端なのが似合う

「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督の新作っていうのとレイチェル・ワイズがオスカー受賞っていうので話題だったけど内容はかなり重たかった。アフリカの助けの手に見せかけて先進国から搾取されまくってる様になんともいえない気分に。こういうのは周りからはどうしようもないのかな。もっとネットを使うとか陰謀を公にするいい方法はなかったのかなと思ってしまったりテッサの行動は無茶すぎたとは思うけど彼女なりに旦那の影響もあって公的に穏便にいこうとしてたのがかなしい。

時間軸とか各登場人物の演出の仕方が上手い。事なかれ主義のエリートと情熱的な活動家の夫婦が死を間に挟んで再び寄り添うまでの話。ジャスティンが本当の意味で妻を愛し、理解するまでの心の移り変わりが繊細に描かれていた。妻と同じ考えになるのが愛している証になる訳でもないし、ジャスティンが選択したことがテッサを本当に喜ばせたかは疑問だけど(テッサは自分と違う考えの夫に癒されていたところもあったと思うので)嫌なものは見なかったことにしていた主人公が自分で選択し行動して得た感情に溢れたラストシーンがかなしいけど美しい。音楽もすごく耳に残るし、やっぱ上手い監督さんだなー。

レイチェル・ワイズも情熱的なテッサそのものになってて素晴らしかったけどファインズもすごい。上手い人同士が演じると映画に深みが出ると言うか、しみじみうまいなあと思った。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-27 03:05 | な行の映画

ポセイドン POSEIDON

試写会で「ポセイドン」。「トロイ」も長かったし「タイタニック」のイメージもあってかなんとなく3時間越え?と思ってたら100分もないのにびっくり。すごいよペタゼン監督!あんまいないと思うけど好きな監督さんなのでうきうき(仕事ほっぽりだして)試写会場へ。アメリカでは興行成績悪いそうですが日本で当たってほしいなー。
c0005072_26484.jpg

スター役者がいないとポスターはこんなんなっちゃいます

すごいよ!さすがペタゼン監督、期待を裏切りません。「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだから人間ドラマとかそういうのを期待して行くと肩すかし。ひたすら「逃げろー!!」「何か方法は?」「これだ!」「やったー!」「ここまで水が!」「逃げろー!」の繰り返し。息がつまるので100分なくてよかったよ。「タイタニック」みたいにしんみりしたいい話や「海猿」のようにロマンティックなシーンは一切なし。これぞペタゼン監督。ロマンティックというかじんわりしたシーンやってる暇あったら脱出経路!みたいなノリ。そしてなんの思い入れもなくあっさり死ぬ人たち。ペタゼン監督の主役生存率ってものすごく低いのでは、しかもあっさり死んじゃうのが特長。この突き放したような演出が私の中の何かに響くのです。ドイツ魂か。トロイもパーフェクトストームもUボートも無常観溢れてたとこがすごく好きなんだけど〜。
ペタゼン法則として主人公=死ぬ(しかもあっさり)若いヒロイン=生き残る、若いイケメン=生き残る、普通死ぬ役ばっかやってる役者=生き残るがあるようです。

しかし見てる間中緊張して疲れた。私は生き残れないなーとしみじみ。ジョシュ・ルーカスがとんでもなくスーパーマンで、特にある飛び込みシーンはすごすぎて笑えた。ゲイのリチャード・ドレイファスとか元市長のカート・ラッセルとか後で設定が効いてくるのかなーと思ってたけど 一 切 な し。さすがペタゼン。やるね。
フレディー・ロドリゲスとカート・ラッセルが「夢駆ける馬ドリーマー」とかぶってて面白かった。上映が終わると場内rため息で皆息つめてたのねーと笑ってしまった。100分だったので今日がラストの「プロヂューサーズ」までレイトで見れてお徳気分の金曜日でしたとさ。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-26 02:01 | は行の映画
試写会で「夢駆ける馬ドリーマー」
ダコタちゃん効果?でアメリカ公開から間を空けないで公開されるのかな。そこそこヒトだった印象が。カート・ラッセルもいいお父さん役やるようになったんだねえ
c0005072_2283358.jpg

全く一緒のポスター

毒舌ショウビズカウントダウンでは「シービスケット」のパクリみたいなこと言われてたけど、似てるけどちょっと違う。ダコタちゃんを中心に馬・ソーニャドール通して家族が再生して行く様がテーマで、ソーニャドールはシービスケット程クローズアップされない。でもお約束だけどじーんと来てしまった。周りにも泣く人多数。色々な人の愛情がじんわりくるいい話〜と思ったら日だまりのグラウンドやコーチ・カーターの脚本家が監督してたのね。納得。競馬も人物描写ももっと掘り下げればリアルな話になったと思うけどテーマを伝えるのを最優先ってかんじでよかった。

カート・ラッセルはますますえらはってたけどいいお父さんだし、エリザベス・シューもいいかんじ!リービング・ラスベガスで評価された割にはあまり見かけないのはなぜだろうー。デヴィッド/モースもどえらく悪役だったけどやっぱいいなー。はじめ「どっかで見た俳優さん!誰だっけ」状態だったけど「ダウン・イン・ザ・バレー」のお父さんだ!こういうむっとした表情がいいんだよねー。あと中東の王子様(弟)がえらく男前で目がハートになってしまって調べたら「ハムナプトラ」のアーデス・ベイじゃん!あーもっとしっかり見ておけばよかった、出番少ないけどえらくかっこいい。もっと映画に出てくれればいいのにー。ダコタちゃんは今のうちに歯をどうにかしないといけないのではないでしょうか。あと競走馬持つってほんと道楽者じゃないとやっていけねいなあっていうのと馬の種付けってめちゃくちゃ高いっていうのにびびった。馬が走るのを見るだけでも涙が出る。綺麗すぎ!
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-23 23:21 | や行の映画

雪に願うこと

試写会で「雪に願うこと」東京国際映画祭でグランプリ、再収集監督賞、最優秀男優賞、観客賞を受賞!っていうのと根岸監督と伊勢谷友介の舞台挨拶があるということで期待しながら会場へ。
c0005072_2144486.jpg

根岸吉太郎監督と言うと映画版「探偵物語」伊勢谷といえば「キャシャーン」の私

舞台挨拶はフツー(すぎる)の格好の伊勢谷と監督が登場。二人ともしゃべりが上手い。色々な女性と浮き名を流した伊勢谷ってどんなだろうーと思ったら端正な顔の気の強そうな兄ちゃんってかんじだった。これはこういうタイプが好きならたまらんだろうなーと納得。目の光が強く、マイペースなかんじ。案外しゃべりもちゃんとしてて頭の回転が速いんだろうなと思った。

映画本編は輓馬競馬に関わる人たちの話っていうのだけしか予備知識はなかったんだけど美しい馬、帯広の景色、輓馬競馬の熱気…とおもしろそうなんだけど邦画にありがちな(蝉しぐれもそうだった…)景色を綺麗に撮ったしんみりした場面が多すぎて眠くてしょうがなかった。物語も学の再生の過程を描いて行く話だと思うんだけど描きたい場面があっちにもこっちにもというかんじで焦点がぼけたというか、ラスト、かなり盛り上がる展開なのにん〜〜というかんじ。悪い作品じゃないと思うし丁寧に作ってあると思うんだけど。

俳優はすごく豪華。山崎努とかもっとみたかった。しかし伊勢谷、かっこいい(正直本物より映像の方が綺麗。監督の愛情でしょうか。しかしあの入浴シーンは必要だったのか…)んだけど独特の声でどうにも嫁さんがいたように見えない。どこか人工的と言うか、だからキャシャーンは適役だったんだけど。佐藤浩市、あいかわらずかっこいい。小泉今日子の下手さに改めて感動。美貌が衰えたから一層際立ってた。演じてたキャラクターが昭和の邦画〜〜〜ってかんじであんま好きになれないっていうのもあるけど。
一番よかったのは馬!!もー輓馬の綺麗で雄々しいこと。編み込んである鬣がかっこよかった。本物が見たいなあ。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-12 23:57 | や行の映画
試写会で「ピンク・パンサー」ピーター・セラーズのオリジナルは小さい頃見てた覚えがあるんだけど多分子供には難しかったのか覚えていない。アニメのOPや正月の隠し芸大会で井上順がパロディにしてたのはすごく楽しみにしてた覚えがうっすらと。小さい頃はパロディものに異常に飢えていた記憶が…なんでだろう。
c0005072_23314817.jpg

人気者ビヨンセもスティーブ・マーチンには負けるのか

あんま期待してなかったせいかオリジナルと比べる知識がないせいかえらく面白かった。はじめは日本で見るアメリカのコメディ映画特有の固まった観客状態だったんだけど時間が経つにつれ爆笑。繰り返しギャグとかほんとーにベタな笑いなんだけどはまるとおかしい。微妙に伏線も上手いしはじめは軽いジャブが段々ボディーブローのように効いてくるかんじ。本人大真面目にきめてるつもりがとんでもないドタバタを、というコメディの基本をしっかり踏まえてて、痛い系がちょっと多いんだけどきつい下ネタも少ないし結構幅広い人にうけるかも…でもあんまヒットしないだろうなあ。スティーブ・マーチン(一番好きなのはサボテンブラザーズ)、というよりアメリカのコメディ受けないし。

主演のスティーブ・マーチンはさすがのさすがに上手い。ちょっとした身体の動きや表情で笑わせる。脚本も書いただけあっておいしいとこは全部もっていっちゃう。ケビン・クラインも芸達者なんだけど来日時のいい人っぷりを思い出して痛い目に合うのが気の毒だったのがマイナス。ジャン・レノは作品見るたびに「悪いアメリカ人に騙されてるフランス俳優」(謙さんがそうならなければいいけど…)なイメージがあって今回もあんま期待してなかったけど思った以上にコメディが上手い!発見だー。クライマックス近くのダンスシーンとか目を疑った。ビヨンセはまんまビヨンセだった。華があるからよし。エミリー・モーティマーは足の綺麗な眼鏡ッ子でシングルマザーの「dear フランキー」の時よりずっとキュートで可愛かった。

あと!!男前関係は全く全く期待してなかったのにマイスイートハニー禿げ、のジェイソン・ステイサムが!!そしてマイ暑苦しい濃い顔ラバーのクライヴ・オーウェンがノンクレジットというかカメオで出演!!特にクライヴはファンなら嬉しすぎて踊っちゃいそうな役で出演。洒落がきいててうまいなーと思った。

ピーター・セラーズのオリジナルも見たいなー。あと彼の伝記映画もあったはずだしそれも見たいわーと張り切る月曜日でした。笑ってかなり疲れがとれた連休明けでした。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-08 23:27 | は行の映画

かもめ食堂

3本目は「かもめ食堂」。正直、最近の群ようこ作品があまり好きでないのと予告であまり乗れなくてあざといかんじの映画かなーと心配だったんだけど杞憂でした。口コミなのか大ヒットしてるみたい。
c0005072_1363635.jpg

地味な作品なのにこのヒットは一体

「ヘイフラワーとキルトシュー」でも思ったけどフィンランドていいなあ。あのゆったり感、空気感。この映画もフィンランドの空気あってこそだと思う。和食が映画みたいに受け入れられるかはおいといて、可能性はありそう、と思ってしまう。デンマークとかフィンランドいってみたいなあ。いくらくらいかかるのかしら。

それはそうと映画の話。ストーリーは特に何もってかんじで淡々と進む。汗や涙、ドロドロした人間関係もない。大きなラッキーもアンラッキーもなく、セックスに関する事どころか淡い恋心的な描写もない。映画にそういうものを求めていく人にはかなりおすすめできない映画。親しくなっても敬語を崩さない3人の距離感とかありそうでないってかんじで一種のファンタジーなんだなと思った。スーツケースやプールのシーンはそれを強調したのかも。やるべき事を見つけ、自分なりにコツコツやってたら報われますって事を信じられると言うか。あの整然と無機質な食堂もいいなあ。あれが微妙に古かったりぬくもりが感じられるようなものだったら全く違う映画になってたと思う。リアルに描いて「人生は厳しいのよ!」とか「人生こんなもんですよ」とかいう陥りがちな視線を徹底的に排除してあってそういうのに飽き飽きした人に受けいれられてるのかも。

主演3人ともいそうでいないキャラクターだけど特にサチエは小林聡美にしかできない役。彼女の佇まい、どんな親しい人にもある一定距離を置いてそうな雰囲気がある。あともたいまさこはすごいね。彼女の顔のアップだけで笑いが起きてた。片桐はいりは一番難しい役柄だと思うんだけどほんとに上手く演じてたと思う。過去のない男の人もちょっとしか出番ないけどさすがの存在感でよかった。

観客に年配の男女が多かったけどなんか納得。働いている人、頑張っている人を肯定するファンタジーってなかなかないし、TVドラマは若者向けばっかだし、中高年向けって渡鬼みたいなのやサスペンスみたいなのって思われてるし。こういう水のような作品も見たくなるよねと思ってしまった。んーしかしこれ休み中に見てよかったかも。仕事に疲れてるとき見たら泣いてたかも。ああGWあと2日。そしてアマゾンから本届いちゃった。9冊。さあどうする。(読めよ)
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-04 01:34 | か行の映画

戦場のアリア Joyeux Noel

2本目はアカデミー外国語映画ノミネート&ヨーロッパで大ヒットの「戦場のアリア」
なぜGWにクリスマス話…。もうちょこっと公開早かったらよかったんだろうけど。それにしても邦題がG線上のアリアに引っかけたんだろうけどなんか間抜けだ。
c0005072_2055373.jpg

ダイアン(ラックスでおなじみ)を前面に押し出した日本版とはかなり違うポスター

ダイアン・クルーガー見たさで行ったんだけどかなりの拾い物。メジャーなスターが出てない地味な作品にしてはヨーロッパで大ヒットしたのも頷ける。人間を見直すというか芸術な人間の善の面を信じたくなるエピソード。非公式だけどあちこちでこういう話はあったようで、人間捨てたもんじゃないなあというか本来は争わずに仲良くするように出来てて戦争という状態が異常すぎるんだというのを痛感する。言葉や習慣は違うけど家族に対する思いや芸術に感動する気持ちは一緒で、戦場での各国の兵士達を思うと何ともいえない気持ちになった。言葉が通じなくても交流を深めたり、サッカーしたり、猫をとりあったり…これを無理矢理争わさせようとする上層部が本当に気が狂っているとしか思えない。異常な状態が戦争なんだと。どの国もなるべく平等に描写してあって好感が持てた。

俳優は皆よかったんだけど〜特にドイツ兵を演じてたダニエル・ブリュールが!強い瞳とインパクトある存在感。スペインとドイツのハーフらしんだけどもっと英語圏の映画にも出て欲しいなー。あと「リトル・ダンサー」で私を大泣きさせてくれたゲイリー・ルイスも素晴らしかった。お目当てのダイアンは相変わらずの固い演技にクールな美しさが映えてよかった〜。口パクがあってればもっとよかったんだけど。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-03 20:51 | さ行の映画
GWだよ!5/3はレディスデーなので久々に映画マラソンをやってみた。体調がいまいちだったので3本でギブアップ。ほんとはラストに「トム・ヤン・クン!」を見たかったんだけど…。とりあえず今回は「ニュー・ワールド」→「戦場のアリア」→「かもめ食堂」とアメリカ→ヨーロッパ→北欧への旅に。(トム〜まで見たらオーストラリアまでいけたのに〜)
まず1本目は久々のテレンス・マリックの「ニューワールド」。映画監督で12を争う高学歴なんじゃないでしょうか。ハーバード、オクスフォード、マサチューセッツ工科大学ってすごすぎる。寡作の監督って映像にこだわる系の監督に多いような。予算の関係とか色々あるんだろうけど。スピルバーグの仕事の速さはどこからくるんだろう〜。
c0005072_2155929.jpg

コリンの姿が見えません!日本版はもろラブストーリーってかんじなのに

眠いだろうなーと覚悟していったら全くそうでなく映像の綺麗さに引き込まれた。自然光で撮影したらしいけど海が銀色に見える映像とか空とか緑とか光とかまあとにかくうっとりするような映像のオンパレード。音もせせらぎや鳥の声とか、その場にいるような気持ちにさせられた。リバティーンでも使った英国庭園とかも独特の質感だったし、映像系の監督の醍醐味はしっかり味わえる。撮影がエマニュエル・ルベツキで、「リトル・プリンセス」「ジョー・ブラックによろしく」「スリーピー・ホロウ」を撮った人というだけで納得の繊細な美しさにうっとり。

スト-リーはねえ…アメリカでは建国に関わる話としてすごく有名らしいけどポカホンタスってアニメでも見てない状態で見たのでラブストーリーとしてはヒロインが理解不能のまま物語が終わってしまった。コリンに惹かれるとこもクリスチャン・ベールとのやりとりも?だったし、特に旦那に言った台詞には何この女はって状態。帰って色々ポカホンタス関係調べてみたら建国というか植民地支配に利用された悲劇のヒロインって位置づけなんですね。文明の対比は上手くて映像や人物の表情で残酷なままに描かれてたけど、ラブストーリーとしてはやっぱりどうもなあ。ポカホンタスがコリンの実態を見ずに熱を上げてたのは誰が見てもあきらかだったと思うんだけど、自分でそれがわかった後のあの再会の視線はひどいなあと思った。あそこは人間の悪い感情を持ち合わせないあの部族の姫だったポカホンタスが文明に悪い意味で侵されたって意味なのかな。

俳優はコリンは痩せなくてびっくり。色々酷い目にあってるのに自分だけ丸々してるし。ちょっと笑ってしまった。でも表情に独特のものがあってもっとラブストーリーにも出て欲しい(ヒットしないとは思うけど)と思った。ポカホンタス役の子はダンスやってる割に動きがよくないというか、姿勢が悪いのか首とか手が短く見えたのが残念。誰かに似てると思ったらマリー・ジランだった。一番もうけ役だったクリスチャン・ベールはラストサムライのトム・クルーズみたいだった。文句なしの旦那だけどコリンと恋愛した人なら物足りなくなる気持ちはわかるかも。でもあの仕打ちはないよねー。原住民役の人もすごく魅力的な人がいっぱいいて目の保養になりました。

テレンス・マリックに関しては映像は文句なしだけど語り口というか物語のまとめ方がちょっと…。説明調のナレーションが続いたり(ポカホンタスのナレーションまで出て来たのにはびっくり)ながーいシーンが続いたかと思うとえらくはしょった展開になったり。次の作品はいつなんでしょうか。すごく慕われてる監督らしいので資金早く集まって次作を撮れるよう祈っておきましょう。
[PR]
by 7_7seven | 2006-05-02 02:06 | な行の映画