映画やあれこれ


by 7_7seven
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<   2009年 02月 ( 15 )   > この月の画像一覧

今日はマンマミ−ア!見て時間が微妙に開いたのでさてどうしようと思ったら「我が至上の愛~ アストレとセラドン~」をやっててエリック・ロメ−ルって確か「緑の光」見た覚えが…まだ現役だったんだ〜とひっかかったのとフランス語を習っているのでなるべく仏語使った映画観ないとってことで見てみました。今回はチェ二部作の感想の予定だったけどアストレ〜のショックがでかかったのでこっちを書きます。衝撃がでかいうちに…。

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日本版は文芸エロを期待した客を狙ってるかんじだけどこっちは映画観た後だとかなり笑える場面です

原作はフランスの貴婦人のサロンで大人気だった5000P!の長編らしく、その一部を映画化ってかんじなんだけど「アストレ」ってタイトルってことはこのヒロインが主役で活躍するんだよね…?なんか感情の起伏が激しかったりそうでもなかったりとキャラがよくわからなかった。セラドン主役の方が面白い物語になるんじゃないのかな。すごい変わりもんだしセラドン。

今の凝ったカット割りやエフェクトがない映画が久しぶりなのでクラシックというかアナクロというか素朴な映像と音でかなりびっくり。BGMもないし自然の中をてくてく歩く場面とか自主映画っぽいというか。でも観ているうちに絵画のような映像にうっとり。絵と音を同時にとる派なのでかなりロケ地を制限されたらしいですがこんな土地がまだあるところがすごい!と感動。ほんとに牧歌的でゆったりしたテンポに癒されます。衣装も5世紀フランスなのであんまり見た事ないタイプのデザインで新鮮。男性がストンとしたワンピ−スみたいなの着てたりとお洒落。微妙な淡い色合いとか柔らかそうな白のブラウスとか可愛かった。ほんとに古典絵画の再現です。

しかし、そんなゆったりした映像なのに話は奇天烈。序盤の流れは雑誌の紹介文で見てなんとなく知ってたんだけどその後の展開が驚愕。その序盤も展開が早くてびっくり。始まって10分もしないうちに入水自殺するセラドン。アストレもだけどカップル揃って感情の起伏激しすぎ。
すんごい濁流(とんでもない勢いの真っ黒な川)に飛び込んだのに助かるのもすごいけど顔がよかったから丁重に扱われるという展開もすごい。ここでセクハラされている場面をポスタ−に使っています。本編見た人は「ここかよ!」と脱力必至。
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絶賛セクハラされまくるセラドン。顔がいいという事がここまで物語に関わって来るとは…

台詞まわしも動きもかなり大仰です。結構私レベルでも聞き取れる仏語が多かったから現代のフランス人が見たら古いかんじかも。主演の2人アンディ−・ジレとステファニ−・クレイヤンク−ルがすごい正統派美形なのでそういう大仰さも似合ってたけどSWでのル−カスもだけど年取ると正統派美形カップルの絵を撮りたくなるものか。あまりに美形の2人だと馬鹿っぽくみえるというか、映画のワ−ストカップルに選ばれたのも納得です。EP2のデ−トのとことかコントみたいだったもん。

ここからネタバレ入るので未見の方は飛ばして下さい。
世話になったのに「こんななら川で助からなきゃよかった」的な事を言っちゃうセラドン。セラドン、序盤から入水自殺とか飛ばしてますがこの後かなりやりたい放題言いたい放題の不思議キャラです。なのに衝動的に木に彫った詩の字が印字のようにしっかりしてるのが笑えた。顔だけはいいセラドンが気に入ったマダムにこのまま好きにされるのは嫌だ!と思ったレオニ−ドに女装させられて城を抜け出すセラドン。海外版の↑のポスタ−はこの場面を使っています。でかい女性が女装セラドン。海外の人も「ここかよ!」と思ったはず。

レオニ−ド、セラドンは顔はいいけど中身がねと思ったのかアストレとの仲が壊れないだろうと思ったのか「恋人としてじゃなく妹としての愛情をちょうだい」といいます。賢いレオニ−ド。彼女の働きがなかったら大変な目にあってたのにいまいちわかっていないのかセラドン、「村にも帰らないし森で暮らす」とか言い出して実際暮らし始める始末。地面にそのまま寝ちゃったりかなりラフな森生活。セラドン論理によるとアストレにもう会わないといわれたからには彼女に従うのが愛の証だそうで…それにしても家族も恋人も死んだと思って悲しんでいるんだから生きてるくらいは知らせてやれよと思うんだけど詩を歌ったりとかのんきなセラドン。

ここに賢いレオニ−ドが僧侶を連れて来て説得するんだけど見事にスル−。でも僧侶は「娘に似てるからたまに会いにくるね」とか行ってほんとにちょくちょく会いにいくんだけどセラドン、たしかに美形だけど顎とか普通にがっちりしててるんだけどどんだけごつい娘だよ。顔がいいだけでここまで優遇されるセラドンにびっくりですよ。んでアストレご一行に偶然遭遇するんだけどこのご一行が地図もないのに軽装で森に入って案の定思いっきり迷う。で、しょうがないから野宿だ!なんだけどその軽装のまんま(ノ−スリワンピのまんま)野原に散らばって寝てるのがすごいシュ−ル。セラドンも何も掛けずに草の上に寝てたけどロワ−ル地方って暑いの?夜露とかついちゃうと思うんだけど足とかはだけて寝てるし。その開けた足を見てつい近づくセラドン。というか近づきすぎてアストレに気づかれるし。でも僧侶には「彼女には見えなかったはず」とか言ってるし。ここのすごいダッシュのセラドンは笑えます。

僧侶とレオニ−ド、アイデア絞ってアストレに会える機会を考えて、僧侶の娘として会うというあトンデモ計画を提案するんだけど今までアストレがもう会いたくないっていった!って頑だったセラドンが初めてプランに乗ります。というかノリノリです。髭を気にしたり声を変えるのは得意です♪と自慢したりやる気満々。城抜け出す時にやって癖になったのか。いや、女装してても特殊メイクとかじゃないし恋人にはバレるでしょ?とかは誰も思わず女装作戦開始。出来上がったのはものすごいごっついお嬢様で、あきらかに怪しすぎ。これは即バレかと思ったらびっくりなことに元同僚の羊飼い仲間にも「僧侶のお嬢様誰かに似てるわね〜あっセラドンか」レベルの話でスル−されるすごさ。肝心のアストレは本気で僧侶の娘さんと女同士の友情というか愛情を深めてるっぽいし。このノリのまま話続くの?と不安になった瞬間、唐突に大団円フィナ−レで二度びっくりでした。今まであんなに頑だったのは何だったのか…。セラドン、頑張ったのは女装だけだったような…。エンドロ−ルが終わった瞬間、妙なため息のような声があtこちから聞こえ、皆が予想外の映画だったことを感じました。なんかすごかったです。怪作です。エロいといえば牧歌的なエロなんだけど多分ポスタ−で勘違いしちゃうよね。セラドンの珍道中/女装編でした。

はてしなくゆるいかんじが好きな人、綺麗な人たちが変な事やってる映画が見たい人、多少のことは笑って許せる人におすすめです。あと自然や人物衣装は本当に綺麗です。自然光の中でこんだけ綺麗なんだから本当に美しいんだろうね〜。
書き始めたら異常に長くなってしまいました…。読みにくいと思います。明日は映画の日!でオ−ストラリアが見たいです。多いだろうな〜。
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by 7_7seven | 2009-02-28 22:54 | わ行の映画

7つの贈り物Seven Pounds

試写会でも見逃したのが悔しかったので映画館のポイントで見て来ました。
…ポイントで良かったかも。ウィル・スミス、すごく頑張ってプロモしてたからかそこそこ人は入っていました。原題はSeven Poundsって多分ベニスの商人からとったんだと思うけど邦題からなんかほのぼの人情ものというか頑張れば幸せが!みたいなしんみり感動作ものを思い浮かべるとかなりきびしいことになります。。
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更生したMIBみたいなウィル

衝撃のラスト!とか煽っているのと冒頭とそれに続くいくつかのエピソ−ドでなんとなくラストが見えてくるのが困りもの。大体の人が先が読めちゃうと思います。
で、一番の問題は主人公のプランに同意しかねるということ。
意見分かれると思うこのプランを明かす事に向けて盛り上がって行くようになっているので途中で主人公の狙いがわかると、さらに同意出来ないとかなりきびしい。。
ひたすら一人で苦悩しまくるウィル。恋愛場面が中途半端だったのももったいない。
ウィルとロザリオ・ド−ソンにウディ・ハレルソンなら思いっきりのアクションかコメディやってほしかったな。特にウィルとウディは絡まないのももったいない。
しかしウディの演技はすごかったです。キレキレのイメ−ジなのにこういうもの静かで知的な役も軽々こなせるのね〜。

しあわせのちから、ハンコックと自分でプロデュ−スした作品はいまいちなものが多い気がするウィル。特にハンコック〜今作は無理なかんじに恋愛風味を入れて来てるのも?。ずっとお気楽キャラだけどいざとなったら、な役で地球救ってばかりはいられないのはわかるけどシリアス路線にしても合う話を選んだ方がいいと思う。歌って踊れる芸達者な俳優は仕事選びが下手だなあ。ただいま絶賛来日中のヒュ−もだけど完璧に表舞台側で裏方仕事のセンスはないと思う。いいエ−ジェント見つけて合う作品に出てほしい。もったいないよ。

なんか不満げですがよかったところは活版印刷の機械!美しい〜楽しそう〜。クレジット見てたら印刷関係の博物館?の狭量があったみたい。ヒロインの職業の設定はセンスいいなと思った。あと一ひねりしてラストに彼女と主人公と印刷機を絡めたエピソ−ド持ってくれば泣けるエンディングになったのに(ベタですか?)
ウィル、息子がベストキッドのリメイク主役とか噂だと家族で宇宙家族ロビンソンリメイクとか段々あれれな方向へ来てるのはやばいと思うので早く方向転換して欲しい。
サ−ビス精神いっぱいの人気者なのは間違いないんだからさ〜。

次はずっと繰り越してるチェの二部作の感想を書く予定です。チェかっこいいわ〜。
TVではロ−ドトゥパ−ディションやってます。トムとジュ−ドは覚えてるけどダニエルどこに出てるか探し中。オスカ−でもダントツに美しいタキシ−ドの着こなしでした。やっぱイギリス男性はこういうの着ると決まるね〜。骨格?姿勢?アメリカ俳優はどこかカジュアルな雰囲気になってしまう気がする。あと別格でショ−ン・コネリ−のキルト!
そういえば慰めの報酬も感想書いてなかった。チェ書き終わったらがっつり書きます!
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by 7_7seven | 2009-02-26 22:46 | な行の映画

エグザイル/絆放/逐

昨日のアカデミ−の興奮も冷めないままTVつけたらおくりびとばかkりでしたね〜。
いや当然だしいいんだけど今ネットでは短編アニメの加藤さんのスピ−チが大受け。会場でも受けてるなと思ったらTV見てた人にも面白かったらしく今年のオスカ−でのBestMomentに選ばれてました。Cuteらしいですよ。人柄が伝わったのと短い中にもいいたいことをしっかりいれてさらっとユ−モアがあったのがよかったんですね。見習いたいわ〜。

土曜に見た映画の続き。3本目はエグザイル絆。
やたら評判が良いからつい前売り買っちゃったんだよね…。ポストカ−ドついてた、。かっこよかった。
しかし本編は…。
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かっこいいポスタ−。ほんと映像は好きです。ほんとに。

めちゃくちゃ熱いファンが多いジョニ−ト−監督作。
見る前に絶賛評を読んで、予告も激しいアクションで面白そうと思ったんだけど、かなりきつかったです。映像もアクションもいいんだけど人物が決め決めというかナル全開!でそれもファンの人にとっては理解した上でかっこいい〜んだろうなと思うんですが、プロレスや宝塚のお約束について行けない一見さん状態でかなりきつかったです。

男性はすごく面白いんでしょうが、行動がいきあたりばったりなところ(撮影方法が即興演技なのでしょうがないんですが)、夜でもサングラス、でかい仕草・動作音(皿の音とかドアを叩く音とかが必要以上にでかい)、何よりきつかったのが少年っぽいシ−ン(パンツおろそうとしたり写真争うようにとったり)。おそらく好きな人にはツボであろうシ−ンがこtごとくだめできつかったです。SEX&THECITYでのガ−ルズト−クが男性にはどうでもいいようにそういう少年っぽいとこに冷め冷め。スタイリッシュすぎるやりすぎ感を楽しむところまでいけませんでした。

映像は本当にきれいで病院でカ−テンがはためく銃撃戦とか砂漠を歩く情景とか(鞄なげて走るところとか子供のときやったからそこは笑った)アクションはすばらしくて構図からテンポからおおってかんじでした。しかし登場人物で男性キャラに何も感情が動かず、一番応援したのが娼婦。もってけ!ってかんじで。
食べ物と同じく大体の映画をおいしくいただけるのが自慢だったのですが久々についていけない映画でした。キャパが狭くなってるのかもです。
俳優さんも皆かっこよかったし、イケメンいっぱい&アクション、男同士の友情と好きなものばかりなのにな〜。
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by 7_7seven | 2009-02-24 22:45 | あ行の映画

アカデミー結果発表〜

オスカ−発表されました!って今再放送分を見ながら書いてるけどOPのショ−からヒュ−飛ばしててすごい!!人気者がこれでもかと出てくるし、しかも皆が芸達者&コメントうまい〜でエンタテイメントの層の厚さを感じますね。なんといっても映画への愛情が溢れたショ−で素晴らしかった。演技賞のプレゼンタ−とか豪華すぎてどうしましょう状態。
あとレッドか−ペットでの進行役がプロジェクトランウェイのティムガンでうれしかった。さあ受賞結果を形にしよう!

作品賞:
予想:「スラムドッグ$ミリオネア」希望:「スラムドッグ$ミリオネア」

結果:「スラムドッグ$ミリオネア」

下馬評通りでしたね〜。ラジオで映画評論家の町山氏がおっしゃっていましたがインドと組んだスピルバ−グがプレゼンタ−ていうところにこれからのハリウッドがインドと深い関わりをというかインドへ権力の座が移りつつあることへの象徴となっているということです。
数年前からアメリカ人俳優の受賞も少なくなってきてたし、来年はどうなるんでしょう〜。

監督賞:

予想:ダニー・ボイル 希望:デヴィッド・フィンチャー
結果:ダニー・ボイル

これもそのまんま下馬票通りです。フィンチャ−とってほしかったけどまだまだいっぱい製作して欲しいのでまあ平気ということで。

主演男優賞:

予想:ミッキー・ローク 希望:ミッキー・ローク
結果:ショ−ン・ペン

ああハズレです。外れた事はどうでもいいけど何よりミッキ−がとれなかったのが悲しい。
ここは実在の人物枠だったようです。
しかしデニロにマイケルダグラスにベンキグスレ−etcと豪華過ぎ!!!
大好きなレクタ−博士に褒められてうれしそうなブラピとミッキ−を讃えるショ−ンが最高でした。

主演女優賞:

予想:ケイト・ウィンスレット 希望:ケイト・ウィンスレット
結果:ケイト・ウィンスレット

そのまんまにケイトでおめでとう〜〜!!これだけノミネ−トされてとれなかったら許されないよ。女優として一番乗ってるときだし、本当にめでたいです。
ここの受賞者紹介のメンツがすごすぎて後光が射してたっていうかもう貫禄がすごすぎてもう同じに人類とは…。メリルVSソフィア(なんか対決に見えたよ!)はまさにラスボス対決でした。あれみると叶姉妹とかまだまだ人間です。シャ−リ−の賛辞にアンがうるうるしてた場面がよかった。

助演男優賞:

予想: ヒース・レジャー 希望: ヒース・レジャー
結果:ヒース・レジャー

ヒース・レジャー!!で場内歓喜!そして家族の方々のコメントで皆涙…。
ブロ−クバック〜でとってれば、とも思わずにいられないです。本当に才能(演技と人から愛される)豊かな俳優さんでした。

助演女優賞:

予想:ペネロペ・クルス希望:エイミー・アダムス
結果:ペネロペ・クルス

とったど〜〜〜!!ってかんじのペネロペでした。そういえば助演は昨年t同じくどちらもアメリカ人ではないですね。そして今の彼バルデムとともにオスカ−助演受賞カップルです。かっこいいな。しかし本当にトムと関わるとオスカ−像がやってくるのね。次はケイト?


<衣装デザイン賞>
『ある公爵夫人の生涯』
希望通りの受賞でうれしいです!でも「ブーリン家の姉妹」も素晴らしかったのでDVDが出たら是非堪能して下さい。

<外国語映画賞>
『おくりびと』 / 日本

予想:『戦場でワルツを』 / イスラエル 希望:『おくりびと』
結果:おくりびと

なんとびっくりおくりびと受賞!町山氏曰くかなりのピンポイント活動の賜物らしいです。
これでTV局製作の映画も儲けじゃなく質を重視したものを目指してくれると嬉しい。
〜〜THEMOVIEでお金が入っちゃうのがおかしいんだよね。

このおくりびとチ−ムより短編アニメのつみきの家の加藤久仁生監督の方がうけてた。ユ−モアって大事だな。そしてちゃんと英語勉強しよう。

ベンジャミン、あんまり穫れなくてしみじみ残念。でも好きな作品です。
あと今回の授賞式は例年の数倍よかった!!かなり楽しみました!!
演技賞のプレゼンタ−のコメント聞くと人が喜ぶ褒め方ってあるんだなとすごく勉強になりましたよ。
とにかく受賞者の皆さんおめでとう〜〜!!あとはドレスとかその他色々情報集めたいなと。
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by 7_7seven | 2009-02-23 22:28 | TV

ウォンテッドWANTED

土曜日の二本目、アンジ−祭り第二弾のウォンテッド。
ロ−ドショ−でも一回見たんだけどものすごい前で画面がよくわからなかったのもあったので再映でやてったのでよい機会と見てみました。ナイトウォッチシリ−ズのティムール・ベクマンベトフ監督。独特の雰囲気持っててかなり好き。でもデイウォッチはよくわからなかった…。
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米国版DVD。日本ではアンジ−押しでしたがちゃんとジェイムズ君もいます!

二回目だったので物語はわかっているのでとにかく前回かっこよさに見惚れたクロス役のトーマス・クレッチマンを中心に。出番はちょっとなんだけど存在感がすごすぎ。46才っていうのもびっくり。モスクワオリンピック水泳の選手だったとのこと。しかも旧東ドイツ。さらに亡命、その時に指一部切断って存在感のすごさも納得の色々すごい(すごすぎる)経歴の持ち主でした。ワルキューレ 、ほんとは主役だったのにトムに…でもちゃんと出てるようなので楽しみです。

物語はあの監督独特の世界観に乗れたらOK、乗れなかったら終止ぽかんとしているしかないでしょう。チェンジリングのすぐ後にこの映画の世界が展開するのはフルコ−スの後にボルシチどうぞ!ってかんじでおおってかんじでしたが監督の世界観好きなのでめちゃくちゃ楽しかったです。順序が逆だったら駄目だったかも。
冒頭のマトリックスと言うかファイトクラブというか日常つまんねえっていうのもつまんないっていう成人男子の鬱々感が出ててジェイムズ君がまたうまくて素晴らしい。ノ−トンやキアヌより環境悪そうだったし。またあの同僚もアメリカの頭悪いけど上手くやってそうな男ってかんじでうまかった。なのであのキ−ボ−ドジャストミ−ト場面が壮快(歯になってるのとか小ネタも好き)

物語はちょっと似てるマトリックスとは違って(サングラスのシ−ンはそこ意識した?)一発で修行完了!じゃなくて一応身体精神どちらもしっかり鍛えてるのが納得〜なんだけどあの回復風呂の設定が笑える。なんでもありじゃん、と思わないでこういう世界!と思わないと!
組織も織物機が美しかったしモ−ガン(名優なのに仕事選ばないなあ…特にラストの表情はどうなのよ)はじめドSの目つきマーク・ウォーレン (フ−リガンの兄ちゃんだよね?ステ−トオブプレイでもマカボイ君と共演。英国俳優層が厚いなあ)また出た!COMMON(本業はどっちなんだ)にドMの皆さんが泣いて喜ぶアンジ−姐さん。こういう役上手いです。すんごいスパルタぶりです。

しかし他の暗殺はともかくあの列車は関係ない人を巻き込みまくりだったのでちょっと乗れず。すごいシ−ンとは思うけどさあ。で、テレンススタンプがやっぱりかっこよかったり、デイウォッチのロシアのコンスタンチン・ハベンスキーはもっと出番多くてもよかったんじゃないの?と思ったり。んでラストあたり、ほんとにマカボイ君がしっかり動けてて顔つきも変わっててさすがねと思った次第。アイムソ−リ−〜〜〜(永遠にエコ−)もすごいうまかった。
アクションは車、列車になんといっても弾丸が曲がるという脅威の発想&その映像化がすごいです。ああいう終わり方だったので続編はないのかな?というか原作からかなり変えちゃったんじゃ…。などなど謎ですが続編あったら(キャストがどうなるかが謎ですが)見ます!
がんばれベクマンベトフ監督!次はどんな映像と世界観見せてくれるのかな〜と楽しみですよ。

さて明日はいよいよオスカ−!一応録画予約はした!DVD頑張ってね〜。
明日は結果と予想照らし合わせです。楽しみ〜〜
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by 7_7seven | 2009-02-22 22:55 | あ行の映画

チェンジリングChangeling

今日も映画三昧で3本観賞〜。チェンジリング、ウォンテッドのアンジ−祭り&前売り買ってたエグザイル絆。アメリカ〜ロシア〜香港とバラエティ豊か〜♪帰って今スタ−ウォ−ズ/シスの復讐見てますがアナキン、ほんと悪夢描写はあるけどいきなり暗黒面に堕ちるなあ。
チェンジリング、予告が辛そうだったのとイ−ストウッド作品て見応えあるけど見た後きついので見るの迷ってたんだけど評判がすごくいいので(流されるタイプ)見てきました。
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もっとマルコヴィッチとか出すかと思ったけどアンジ−押し!ってかんじです

いや〜すごかったです。見てよかった。圧倒的な映画でした。
正直、アンジ−の今までの演技、シリアスなものは一本調子であんま上手いと思ったり引き込まれたりすることはなかったんだけど(似たような役柄のマイティハ−トもあんまり…だった)今回は序盤のシングルマザ−描写から泣きまくりでした。
監督の演出がよかったのか、イ−ストウッド監督のテイクワン手法が合ったのか素晴らしかったです。
すんごい痩せててちょっと怖い感じもしたけど却って息子を心配してるかんじが出てたし。


そしてアンジ−とマルコヴィッチ以外はメジャ−な人は出ていないんだけど皆上手い上手い。子役(特に甥っ子)も含めて皆上手かったです。
警察関係とかほんっと〜〜〜にムカつく演技で怒りがガンガン湧いて来ましたよ。しかし、LAPD、キアヌの映画でも散々な表現だったけど昔からこんななのね…。JJ警部、憎ったらしい〜と歯ぎしりしつつもどっかで見た顔だな〜とジェフリ−ドノヴァンってBurn Noticeの主役だった。DVD紹介のCMで見たよ!ちょい苦笑いしながら次々とコリンズ夫人を罵る様は堂々のヒ−ルっぷりでした。ヤバラ警部のマイケル・ケリ−も上手かったけどジェフリ−とマイケル、マイケルの方が一才若いんだよね…。マイケルが老け過ぎなのかジェフリ−が若いのか。

で、目が離せなかったジェイソン・バトラ−・ハ−ナ−だけどグッドシェパ−ドに出たらしいんだけどどの役だろう。あの映画も色々出世してる俳優多いなあ。
もうほんとにやりました!ってかんじの演技でこわいこわい。ラストまでもうすごい演技で、オスカ−ノミでもおかしくないと思うけどまだメジャ−じゃないからかな。
この人の出てくる場面もう怖くて、でも引きつけられましたよ。

ネタバレはいります。字の色を変えるので未見の方は読み飛ばして下さい。

話的には最初から最後まで実話にしてもひどすぎる!と憤慨したんだけど帰って実際の事件調べたら映画はかなりソフトにしてたんですね。いや、そうかな〜とは思わせる演出なんだけど映画の時点でかなりきつい事件だったんでやっぱりショックでした。ラストのラストは希望を見せて終わらせてくれてよかった。あの笑顔を見た瞬間、拉致被害者の家族の方々を思い出してまた泣いてしまいました。本当につらい、かなしい思いをされているんだろうな。でも自分が生存をあきらめてどうする!と行動せずにはいられないんだろうなと。
実際のコリンズ夫人もあんな笑顔で希望を捨てなかったんだろうなと思いたい。


重い内容だけど見てよかったと思う映画でした。
演出も冴え冴えで雨のシ−ンやら病院のシ−ンやら冷え冷えとした感じもしっかりと。
映像もカメラアングルから美しさから完璧でした。
しかしイ−ストウッド監督はすごすぎるなあ。老いとか関係ないのね。どんどん完成度が高くなってるってどうなのよ。

ちょうど?TVのSWも終わりました。何回見てもアナキンとオビワンの対決は泣けます。ラストはまたトリロジ−全部見直したくなりますね〜。
明日はアンジ−祭り第二弾!ウォンテッドの予定です。
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by 7_7seven | 2009-02-21 22:08 | た行の映画

アカデミー賞直前予想!

今TVで日本アカデミ−賞をやってるけど淡々としててこれだけのスタ−が集まってるのにもったいない。ショ−っぽいものもやればいいのに。そういえば今回のオスカ−はスト後の仕切り直しで恒例のパロディやらなくなるそうで。毎回楽しみにしてたからすごく残念。ヒュ−が司会だし、おもしろいものになるとは思うけど。さて今回も見た作品の方が少ないけど予告やGGなどの評価もあわせて予想してみます!例年とおり予想と私の希望を並記。

作品賞候補:
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 The Curious Case of Benjamin Button
「フロスト×ニクソン」 Frost/Nixon
「ミルク」 Milk
「愛を読むひと」 The Reader
「スラムドッグ$ミリオネア」 Slumdog Millionaire

予想:「スラムドッグ$ミリオネア」希望:「スラムドッグ$ミリオネア」

これが一番無難かなと。ベンジャミン〜はすごく好きな作品だけど作品賞というには弱いし、とったらかえって叩かれそうで。ボイル監督、興行の当たり外れが激しいけどはずれの時に出てる真田さんも応援してるだろうな〜。(そして真田さんはウォシャウスキ兄弟のハズレ(興行的に)にも出てる。さらジャッキ−のはずれラッシュアワ−にも…)

監督賞候補:
デヴィッド・フィンチャー 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
ロン・ハワード 『フロスト×ニクソン』
ガス・ヴァン・サント 『ミルク』
スティーヴン・ダルドリー 『愛を読むひと』
ダニー・ボイル 『スラムドッグ$ミリオネア』

予想:ダニー・ボイル 希望:デヴィッド・フィンチャー
ベンジャミンが最多ノミだけどフタを開けたらスラムドッグ〜の総なめな予感なので。希望としてはフィンチャー監督にとってほしい。なんだかんだ手堅い監督になって来たガス・ヴァン・サントでもうれしい。

主演男優賞候補:
リチャード・ジェンキンス 『The Visitor』
フランク・ランジェラ 『フロスト×ニクソン』
ショーン・ペン  『ミルク』
ブラッド・ピット  『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
ミッキー・ローク 『レスラー』

予想:ダミッキー・ローク 希望:ミッキー・ローク

これはもうGG賞の愛犬への感謝を語るミッキー・ロークを見た人ならもれなくミッキー・ロークにとってもらいたいでしょう。しかし最愛のチワワ/ロキちゃんが亡くなったというあまりにも悲しい知らせ。あああと一週間待っていてくれたら。それとも毎年出る「有名人そっくりさん枠」のフランク・ランジェラになるか?

主演女優賞候補:
アン・ハサウェイ 『レイチェルの結婚』
アンジェリーナ・ジョリー 『チェンジリング』
メリッサ・レオ 『Frozen River』
メリル・ストリープ 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』
ケイト・ウィンスレット 『愛を読むひと』

予想:ケイト・ウィンスレット 希望:ケイト・ウィンスレット

レヴォリュ−ショナリ−ロ−ドもよかったしもういい加減ケイトにやってよ!ってことで。GG賞の大喜びぷりもかわいかった。もしやアンで「早めにやるからこれからも頑張れ枠」かも?(アンジ−やグウィネスはこの枠でした)

助演男優賞候補:
ジョシュ・ブローリン 『ミルク』
ロバート・ダウニー・Jr. 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
フィリップ・シーモア・ホフマン 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』
ヒース・レジャー 『ダークナイト』
マイケル・シャノン 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

予想: ヒース・レジャー 希望: ヒース・レジャー

もうこれは ヒース・レジャーしかいないでしょ!ダ ークナイトが作品賞にノミネートされていない!という由々しき事態に警鐘を!普通の年だったらロバート・ダウニー・Jrやマイケル・シャノンを応援するけど今回ばかりは。しかし空気読まず受賞できるのもロバート・ダウニー・Jrなのかもしれない。

助演女優賞:
エイミー・アダムス 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』
ペネロペ・クルス 『それでも恋するバルセロナ』
ヴィオラ・デイヴィス 『ダウト〜あるカトリック学校で〜』
タラジ・P・ヘンソン  『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
マリサ・トメイ  『レスラー』

予想:ペネロペ・クルス希望:エイミー・アダムス
予想と希望が一緒なのが多いのでエイミーにしてみたけどペネロペ好きだしとってくれたらうれしい。となるとトムはやっぱりオスカーを運んでくるラッキーマン?ベンジャミン〜が穫るならここのような気も。


<衣装デザイン賞>
『オーストラリア』
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ある公爵夫人の生涯』
『ミルク』
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』

やっぱクラシックな衣装が好きなので 『ある公爵夫人の生涯』 で。キーラはこういう衣装が抜群に似合うなあ。私だったら小作品だけど「ブーリン家の姉妹」の素晴らしい衣装を選ぶなあ。チューダーな衣装最高でした。レボリューショナリー・ロードのケイトやレオの50年代な衣装もよかったな。企画展でケイトの黒のエプロンドレスの実物を見たけど「細っ!!(特にウェスト)」だった。がっちりとか思っててごめんよ…。

<外国語映画賞>
『The Baader Meinhof Complex』 / ドイツ
『The Class』 / フランス
『おくりびと』 / 日本
『Revanche』 / オーストリア
『戦場でワルツを』 / イスラエル

予想:『戦場でワルツを』 / イスラエル 希望:『おくりびと』


当然「おくりびと」を応援したいけどなんかひっかかりがあって(マーケティングっぽいというか)見なかったのがなんかなあ。もちろん頑張って欲しいけど。モックンのような綺麗な顔が世界に知られるというのはうれしい。思い切りお洒落していってほしいな。

このくらいかな?今回はその他の賞はベンジャミン〜が穫ると思うので割愛。(ってベンジャミン完全スル−だったりして)あとはブラピ&アンジ−とジェンはガチンコするのか?(サシャに何かコメントして欲しい。GGでも好き放題いてったし)ヒュ−の司会、ミッキ−の受賞コメント(もおう穫るのは鉄板で!)などなどかなり楽しみです。あ〜次の日プレゼンがなかったら休んで生を見るのになああ。とにかく、GSG9の為に入ったWOWWOW、GSGのセカンドの出来が悪くてがっくりだったけどやっぱ入っててよかった!!!!と思いました。録画失敗しませんように〜〜〜。
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by 7_7seven | 2009-02-20 22:07 | TV
日曜に見た「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」
オスカ−にもノミネ−トされてるっていうのもあるけどブラピとフィンチャ−監督ですよ。
はじめはいかにもPV出身監督な作風(それも好きだったけど)だったけど今は「ゾディアック」といい見た事のない映像となんともいえない世界観を表現している唯一無二の存在ですね〜。ブラピも最近めっきり年相応に老けて来たけど今回は若ブラピが見られる!ってことですごく楽しみにしてました〜。
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感染列島と同じ構図みつけられず…。アメリカではポスタ−が直前まで出なくて話題になったらしい

冒頭の不思議な時計職人の話から物語に引き込まれ、長い時間なのにあっという間に終わったかんじです。フォレスト・ガンプの脚本家で、似た面もあるけどガンプがアメリカの重要場面や人物に出会うのに対してベンジャミンが出会うのは普通の人、普通の出来事。でもそういう普通こそが素晴らしいということがしみじみ伝わります。人生の早い時期から死が身近にあったベンジャミンが受け入れる人生。まわりのひとびと。デイジ−と見た目の年代が一緒になって「この姿を覚えておきたい」と鏡の前で肩を寄せ合うシ−ンは涙が出る程美しいです。一瞬だけ交差するふたりの(見た目の)人生。ベンジャミンのように時を逆行する人間で「儚い一瞬」が強調されていますが、普通の人間も全く同じだと思い知ります。今一緒にいる人と共有する時間は一瞬だと。
ベンジャミンが一番印象的な女性、でも名前は覚えていない…というエピソ−ドが象徴する通り人生のそれぞれで色々な人と出会い記憶に残っていなくても時間を共有したという事が掛け買いがないのは同じだと気づきます。

淡々としたベンジャミンを通して様々な人の人生が語られ、デイジ−の人生にフォ−カスしていくのですがケイト、やっぱうま!老婆もだけど若ケイトもたいそう美しく、うっとりでした。また才能と美しさを持った若い人の傲慢さもうまく表していて、何をやってもうまいなあと再確認でした。デイジ−、雰囲気から着てる服から前習ってたバレエの先生そっくり!そういうダンサ−っぽさもちゃんと出しててこれまたさすがでした。

脇役はまた皆うまい人ばっかりでベンジャミン父とか(ラストのボタンを持った笑顔が泣ける!)義理のお母さんも愛情たっぷりでオスカ−ノミも納得です。船長さんも船員達も老人ホ−ムのオペラな奥様、ブッシュマン、もちろん世界に一人だけの美しさを持つティルダ(老人っぽい笑顔までうまい)そしてなんといってもかみなりじいさん(最高!!)ラストのカ−テンコ−ルでも泣けた。ブラピは美しすぎる若ブラピが少なめでハゲ状態が大半だったのが残念だけど老人の時の好奇心旺盛そうな表情とかあどけない仕草とかがすごく可愛かった。歩けた時の嬉しそうな顔とかも最高。何かに若さは若者にはもったいなさすぎるとかいう言葉があったけど若さを浪費するからこそ若さのよさなんだと思う。
男の人なら考えも成熟した時期に若者の身体なんて最高!と思うかもしれないけど案外そうではないんだなあ。

正直、見た後すぐは感動はしたけど淡々としててまあまあかな?と思ったんだけど数日後、何かしみじみと幸せなようなかなしいようなさみしいような気持ちになって涙が出た時間差攻撃な映画でびっくりした。淡々と語られる避けては通れない生と死、若さと老い、出会いと別れ…ブラピがインタビュ−で語ってた言葉を借りれば「苦い経験だけど悪くはない」

書き足りない気もするけどここらへんで。フィンチャ−監督、これからもついていきます〜。
ブラピとケイトもね!次回はオスカ−予想か、チェ二部作を書きます!
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by 7_7seven | 2009-02-19 21:29 | は行の映画

感染列島

昨日はベンジャミン〜を書こうと思ったけどメイキング番組録画してまだ見ていないからちょっと後回し。で、忘れないうちに今年一本目に見た映画(試写会)「感染列島」を。

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このヒロインが金麦の人と気づかず…、なにげにベンジャミンのポスタ−とかぶる

これは年の初めに見たんだけどその頃は新型インフルエンザの恐怖が強くて、なのでこの映画の序盤のウィルスが感染していくところはほんと〜に怖かった。序盤はパニックものというより政府が作った
パンデミックシミュレ−ションドラマみたいであまり登場人物に感情がいかず。
ディザスタ−ものとかアウトブレイクとかのパニックものは大体見ている方なんだけどやっぱりものすごく演出が悪い。荒廃して行く都市とかは制作費の違うハリウッド映画に及ばないのはしょうがないにしてもパンでミックものといえばのアウトブレイクでの感染源がわかった瞬間の恐怖とかそういう恐怖がない。はじめはあのもんのすごい症状と感染のすごさに唖然としたんだけど設定がゆるいというかなんか症状もさまざまだし血反吐で大変な状態の人もいれば綺麗〜な顔で亡くなる人もいたり、タミフルが効かない、治療方法がわからない〜状態のはずなのに普通に退院して行く人もいたり。自然治癒?それともウィルスじゃなくて違う病気だったのかな。

何より「日本にしか感染していない」ってことで引っ張った割に感染の道のりが「それって絶対世界中に感染するよね」なものだったし。都市壊滅状態(廃墟の銀座はよくできてた)なのにホテルはやってたり一医師(しかも感染源の)が海外に行ってるし。日本や世界がどんな状態なのかいまいち?な場面が多すぎでした。しかし仮に一国でしか感染しない正体不明のウィルスがあったとしてそれで人が大量に亡くなってて、そのウィルスにブレイムだか神の鉄槌だかって名前つけるかな?世界中そんなにひどい人ばかりじゃないと思うよ。

まあパニック描写よりもお粗末だったのが人間ドラマ部門ですよ。一つの病院に焦点をあててそこから一般の人のあれこれを〜と思ったんだろうけど爆笑田中には泣かされたけど(でも病院でメ−ルっていいの?)後はあんまり…だった、後は、というか主人公ふたりのカップルが一番いらなかった。妻夫木と壇れい、どっちが先にありなのかは謎だけど恋人同士はきつすぎ。まだ姉弟とか女性上司と部下にした方がなけたかも。そうしても恋愛を描かなきゃ女性客が入らないの!と勘違いしてるなら(こういうパニックものの恋愛沙汰はイラッとくる人多いと思うんだけど)どっちにも同世代の恋人を設定するとか。とにかくこの2人の場面がたるい。大変ななかのラブシ−ンが入りまくり。しかも「ここでかよ!」と言いたくなるような今一番大変!ってとこではじめちゃうから唖然。海猿で海外で笑いを誘った主人公とヒロインのド修羅場なのに携帯でスイ−ツト−クと肩を並べるくらい。実際試写会場も「えっこの2人この騒ぎの中何やってるの」ときょとんとした雰囲気になりましたよ。恋愛じゃなくても「ディープ・インパクト」の女子アナとパパのシ−ンには大泣きしたんだけどなあ。

この時期かなり興味を引く題材だけどなんだかなあな出来でした。とにかく抱き合うふたり、雨が降って来て音楽が重なる…って演出はもうやめてほしい。日本沈没でもそういう場面あったけどさ、ふたりの関係性が描ききれないうちに恋人状態で盛り上がったふたりを見せられても「えっこのふたりいつの間にこんなに思い合ってたの?」とびっくりしてしまいます。
頑張っていたのは序盤の敢闘賞佐藤浩市、爆笑田中とちゅらさんには泣けた。家族って空気をつくっていて上手かった。あとソフトバンクのダンテさんも頑張ってた。なんかチャレンジ精神で日本で俳優を目指してるらしい。よい心意気。がんばれ!

壇れい、きれいだったけどあんだけ大変な現場なのにいつも桜井さんみたいな完璧なボブ、他県に移動する時も松嶋菜々子ばりのトレンチコ−トで決めててちょっと違和感が。
妻夫木君は余力で演技、というか小手先でちょちょいというか力八分ってかんじでした。
TVであったら見てみるのもいいかも。あと風邪やインフルエンザ等に気をつけようという気にはなったのでそこれはんはよかったかも。

ハリウッド版を考えると妻夫木:ジェイムズ:マカヴォイ、壇れい:エミリ:プラントで。
恋愛なしで感染解明に命を賭ける女性博士ならケイト:ブランシェットで。

もうすぐアカデミ−なので発表までに予想を書きたいと思います〜。
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by 7_7seven | 2009-02-18 23:46 | か行の映画

プライド

ウィル・スミスの「7つの贈り物」の試写にいこうとしたらやたら仕事で足止めされてそれでも会場に行ったら満席で入れず…人気あるんだねウィル。前回ウィル息子にイラッとしたとか書いたから罰があたったのか。同じスタッフの「しあわせのちから」が自分にとってはそこまでは…ってかんじだったので劇場で見るかは微妙。これから公開作品いっぱいあるしね〜。

ほんとは「7つの〜」の感想書くつもりだったのがこんな有様だったので、ちょっと前に試写会で見た「プライド」の感想を。
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コミックまんまの構図なんだけどステファニ−やっぱごっついな

原作のコミックは数刊分くらいしか読んでいなかったからあの後続きはどうなったのかな〜と楽しみにしてたら丁度自分が読んでたあたりで終わった。その後どうなったの!?な疑問は残るけどまあちゃんと区切りがついてて面白かった。
漫画原作ものの得意な金子監督なので原作をどう映像にしたら効果的かってことを考え抜いてあって話も登場人物も初見の人にもわかるようにうま〜く演出してあって感心。

才能その他何でも持ってるお嬢様と正反対の環境で情熱(というか気合いというか)だけで生きている女の子といえばガラスの仮面だけどそれを逆の配置にした所が面白い。ガラスの仮面は亜由美さんを応援しちゃうとこがあるし。史央はプライド高いけど人も自分さえも気持ちがわからない不器用さを持っていて、そこが弱点なんだけど魅力になっている。しかし漫画の時も思ったけど史央って学校での友達はいなかったのかな。無一文になったらまず友達に電話〜ってかんじになると思うけど親戚もおらず、友達もおらずって今までお金持ちだったのに?と不思議だった…けどそしたら話も進まないしね〜。

対する萌はマヤなかんじなんだけど原作の絵もほんとなんか貧乏臭いかんじでいやだなって雰囲気のとこがさすが一条先生。この役嫌だろうな〜悪役だけって言うならまだしも卑怯だし品がないっていう設定だし。と思ってたら今回のひろいもの、満島ひかりですよ!!
も〜これでもか!と下品かつ卑怯。高島礼子(銀座のママ似合い過ぎ!)も新山千春もまじで「このこ嫌だわ〜」って思っているように見えた。一転歌のシ−ンはすごく輝いているのがまた驚き。知らなかったけどフォルダ−5の子だったのね。
演技のスキルが高いという訳ではないけどなんか目が離せない、何かを持った子だと思う。これから活躍してほしいな。

対するステファニ−は…歌はほんとに上手い!んだけどとにかくスタイルがよすぎて(むちゃくちゃ美脚&巨乳)史央ファッション(ミニワンピとかの甘めのお嬢様ファッション)が似合わないことこの上なし。スタッフもこれはやばいと思ったのかステ−ジではいきなりボンテ−ジなの着せてるし。演技ははじめてということでまあ棒なんだけど棒マジックなのか不器用なお嬢様ってかんじはした。

蘭丸役の渡辺大、一番のミスキャスト。この人を使うなら女装設定はなくした方がよかったと思う。高島ママ曰くお客様のためらしいけどあんだけゴツい女装のピアノ引きがいる店の方がびっくりですよ。漫画だからこそ成立してる設定では。高見沢にyosikiを足してすごい体力搭載した出来映えになってるし。演技も作曲するようなキャラには見えず普通の町中あるいてる兄ちゃんに見えた。
原作者太鼓判らしいミッチ−の社長(役名失念)もあんまり。しゃべりとか雰囲気が経営者っぽくないというか企業の人じゃないんだよね。よくも悪くも自由さがあって軽くて薄い。東山とかだったら上手く演じたんじゃないかなと。仕事人とかより合ってるはず。

歌対決見てると「ドリ−ムガ−ル」思い出す。ルックスや白人好みの雰囲気を持つが故に実力以上に成功して行くビヨンセと歌の実力は一番なのに自身のエゴとルックスその他でなかなか世に出られないジェニファ−。どちらでも主人公の歌が「軽い」と評価される場面があるのが面白い。上手いだけじゃ売れないんだよね〜。

オペラもののはずがオペラはあんまり出なくてクラブであれこれが多かったけど音楽学校の先生同士(由紀さおりVS五代路子)のファイトが素晴らしい見応え。芸術系の学校独特の値踏み、見下し、対抗心などとても上手く表現してたと思います。「ああ、○○、あそこはねええ…」うまいなあ。あとラストの歌も(歌詞があれれだったけど)
よかった。という訳で試写会でみなかったらおそらくTV放送(あるのか)時にも見たかどうかあやしい映画ですが運良く見られてよかった。時間内飽きさせない面白い映画です。もう評価が決まっている漫画原作と手を抜かず真摯に作っているのが伝わりました。もう上映してるとこはないかもだけどDVDでたらぜひ!どうぞ〜。

次回はベンジャミン・バトン〜の予定です。アカデミ−作品賞は難しいでしょうがなかなか味わい深い映画です。見て数日余韻に浸っています〜。
次回の試写会(当たっていないけど)はさっさと仕事引き上げて観に行くぞ!!と。
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by 7_7seven | 2009-02-17 21:53 | は行の映画