映画やあれこれ


by 7_7seven
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ブラックハット Blackhat

マイケル・マンの五年ぶりの新作「ブラックハット」を見ました。待望のマン監督の新作!主演クリス・ヘムズワース!共演にワン・リーホンにタン・ウェイの「ラスココーション」組!と、ここまでテンション上がるしかないのにクリスが天才ハッカー役と知って「えっどういうこと…」と一気に不安に。悲しい事に米国でびっくりするほどの大コケ、評価も悪くて(rottentomato34%、観客の支持25%)日本公開あるか?だったのですが少ないながらも公開してくれました。ありがとう!※ネタバレしてるのでご注意下さい


監督・製作: マイケル・マン 脚本: モーガン・デイヴィス・フォール
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弟もIT関係の役やって全く似合っていなかった。兄ちゃんに助言してあげられなかったのか…



見どころ1 こんなんでもやっぱりみんな大好きマイケル・マン!
アメリカで大コケも納得の内容なんですがそれでも結構な人が入っていました。やっぱり固定ファンが多いんですよ!夜のシーンは生き物のように美しいし、銃撃シーンの音の凄さは絶対劇場で見なきゃダメですよねー!男優を男臭く、美しくセクシーに撮る事にかけては天下一品のマン監督ですからクリスもワン・リーホンも素敵に撮れてます!これだけでも1800円払う価値ありです!…褒める所はこのくらいでしょうか…


見どころ2 ひねりゼロという思い切ったストーリーとキャラ
原発爆破から始まってどこに着地するか?犯人の狙いは?って引っ張るんですがそれが脱力の内容で、結構MI並みに国を股にかけた話なのに「それでこのオチかよ。ふざけんな」って思いました。まさかこのまま終わらないはず。なんかあるはずって見ながら色々考えましたよ。


意外な黒幕とか?→特に意外性もないラスボス。しかもしょぼい。途中まで兄か妹が黒幕か?ヴィオラ・デイビスが?とか色々台詞気をつけてた自分が恥ずかしい。

スリル溢れるハッキング?→有名なスーパーバイザーがついているのにド素人の私でも??なハッキング多数。銀行あんなんだったら大変なことになるんじゃないの?NSAのパスワード変更もあんな通販会社のパスワードみたいに気軽に変更できるの?それより何よりハッキングの演出がすごく古くてなんだかなーな気持ちに。

ラブストーリー中心?→クリスが妹を利用して娑婆に出るつもりが惹かれてしまうとか?とか予想してたら唐突に恋愛に突入する2人にびっくりでした。兄ちゃんが反対して盛り上げるのかな?と思ったら初っ端から賛成してるし。ワン・リーホンの見せ場ってクリスと再会ハグと制服姿くらいしかなかったような…退場の仕方もあんなんだし…


見どころ3 びっくりする程魅力のない主人公
見た目はめっちゃ素敵なクリスなんですが、中身は魅力なくてびびりました。いついい所見せてくれるんだろう?と思っている内に終わっていました…。自業自得で刑務所入って「俺は刑務所とは違う自分の時間で動いてる!」「金も預金者じゃなくて銀行から穫った!」…これでドヤ顔されて、何故妹は好きになったんだろう??ヴィオラ・デイビスの方が遥かに男前でした。

事件をどうしても解決してみせる!ってなるのもどうも「解決しないと刑務所へ逆戻り→妹と別れるのが嫌」が一番強いみたいだし。事故現場見て義憤に駆られてとか、ハッカーのプライドに掛けてとか、旧友のため、とかじゃないの?!ってびっくりでした。大人の事情か一気に登場人物が少なくなった後の展開もさ〜命掛けて奔走した仲間になんかないの?しれっと大金もって出発!じゃねーよ!と最後まで主人公に魅力を感じられないまま終わりました。


散々文句書きましたが、見どころ1の部分で十分元は取れます!マン監督の次の作品も日本公開されるよう、是非、劇場へ!!買ってませんがパンフレットも変わった装丁で凝ってましたよ!
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# by 7_7seven | 2015-05-18 22:21 | は行の映画

シンデレラ Cinderella

ディズニーの実写版シンデレラを見ました。公開されて結構経つから席余裕と思ってたらかなりの混雑!やっぱりというかほぼ女性でした。字幕版見たかったけど時間の都合で吹き替え版。期待してなかったせいかあまり違和感なくよかったです。ラストの歌もなかなか。上映前に怒濤のディズニー予告あったんですがことごとく見たい!と感じるものがなく、ちょっとどんより。

監督ケネス・ブラナー 脚本クリス・ワイツ 衣装 サンディ・パウエル
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これは世界共通っぽい。公開前に出たイメージ写真もよかったです


見どころ1 やっぱり女子の心を鷲掴みにする王道ストーリー!
最近のディズニーが仕掛ける「アンチ王子様に幸せにしてもらうだけのヒロイン」路線を踏まえつつ、ちゃんと女の子のツボは突いた上手い改変。王子の周辺とか継母の心理もきちんと描く事でシンデレラが何故幸せになったのかっていうのがちゃんと展開されていて現代ぽくてよかったです。しかしシンデレラ見かけも美しいけど純真でひたむきでそりゃ幸せになるわ。初対面で王子と気付かなかったり、その割にパーティで堂々とダンス踊りきったり、王妃になるのに躊躇なかったり、「元祖・プロ彼女」ってかんじなんですがそれは私の見方が穿っているのでしょう…


見どころ2 意外と女子心がわかってるケネス・ブラナー
はじめケネス・ブラナーが監督と聞いて「エージェント・ライアン」とか「ソー」とかアクションがもさかったり、語り口がモタモタしてたりの印象があって大丈夫かーと思ったんですが、案外こういうの合ってる!王子役も不安だったけどちゃんと今っぽい王子になってたし、主演2人とかダウントンアビーのデイジーとかドラマ畑から引っ張って来たり、脇にケイト・ブランシェット、デレク・ジャコビ、ステラン・スカルスガルド、ヘレナ・ボナム・カーターとか力もあるし画面にも映える人もってくるのもわかってるー!というかんじ。シンデレラのキャラもだけど特に王子の性格設定が女子受け絶妙でケネスの女子力に感心しました。


見どころ3 これぞディズニー!の映像美
シンデレラご一行の変身シーンが圧巻!ドレスがどうなるかなーと楽しみだったのが予想以上でした。歌もあったらもっとよかったけどあくまで実写で別物で…ってことなんでしょう。サンディ・パウエルの衣装も見事で特にケイト・ブランシェットがどの衣装も着こなしててさすがでした。インタビューで「継母にしちゃ自分綺麗過ぎとか思いませんでしたか?」と振られて「私はいつでもスクリーンの中の自分は美しすぎると思ってるわ。どうしたらいいのかしら?努力してるんだけど…」とノリノリで答えてて笑った。ケイトの継母の演技でかなり物語に厚みが出たと思います。やっぱ上手いよ!!そんなこんなでラストまでしっかり楽しめました。


こんな性格のいい2人が国王夫妻で大丈夫か!と心配しましたがちゃんと「こうなったらいいな」の方向になるみたいでよかった。やっぱりひねたり「現実はこんなもの」と斜に構えて何もしないより「こうなったらいいな」と行動することが大事なのねーと再確認。プロ彼女とかいってごめん!時間もほどよい長さできちんと楽しめます。最近素直さが足りないと思う方は是非!

あとアナ雪のスピンオフは何というか二次創作みたいでびびりました。
なんといっても・風邪ネタ・誕生日ネタ・本編でツンだったキャラのデレ大爆発…と二次創作の王道がぶちかまされててディズニーすごいな!と戦いた7分間でした。
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# by 7_7seven | 2015-05-16 23:29 | さ行の映画
試写会で「ラン・オールナイト」を見ました。息子の為に戦う父!というまた「96時間」っぽいアクションなのかなーと思ったら、かなり印象が違ってよかったです。「アンノウン」「フライト・ゲーム」の監督だけどその2つよりはかなり好きな「THE GREY 凍える太陽」に似たものを感じました。

監督ジャウム・コレット=セラ  脚本ブラッド・インゲルスビー 

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しかし観客としては嬉しいけど仕事しすぎじゃね?アクション出来るうちにやってるのかもだけどちょっと心配です


見どころ1 リーアムアクション史上最高に重い!
やってる暴力は96時間のブライアンと対して変わらないんだけどブライアンは元CIAだからなのか娘が無事ならオールOKなのかすごい屈託なく暴れてるんだけど今回のジミーは重い…!序盤から過去が重く伸しかかってる様がもう見てて辛い!リーアム演技上手いもんだからこっちも追いつめられた気持ちに。息子を助けて殺人までしてるのに息子にはすっごく嫌われてるし。


見どころ2 夜のNYと俳優のアンサンブル
NYの夜の街がすごく生き生き描写されてて繁華街からアイルランドマフィアのたまり場のバー、低所得者が住んでる団地etc見応えあるし、それとアクションを上手く絡めてあってよかった。他もエド・ハリスやニック・ノルティやビンセント・ドノフリオとかもー上手すぎ!存在感ありすぎ!の俳優揃いなので画面が演技と存在感ですごい圧。コモンもめちゃくちゃいいキャラクターでサイコー!是非「イコライザー」のロバート・マッコールさんと対決して欲しい!
しかしエド・ハリス、ブロードウェイで劇場に出ながら映画の撮影もしたそうで、どんだけタフなんだとびびりました。


見どころ3 リーアム版許されざるもの
事件がきっかけで断絶してた親子の絆が…という話じゃなくてジョーが過去の自分に落とし前をつけていく話というか「許されざるもの」というか、因果応報というか業というかどこか仏教的な雰囲気もあってかなり好きです。ショーンもいくら自分の息子がアホというのをわかっていてもジョーを許すことは出来ないし、ジョーもショーンに逆らったら終わりというのをわかっていても息子を殺させるわけにはいかないし。そんな2人のこれまでの関係性が会話の端々から感じられ、電話から中盤での再会、最後の対決までどんどん悲劇性が増していく演出が素晴らしかったです。

息子役のジョエル・キナマンはロボコップ役より魅力的に撮れてた、と思ったら監督がファンだそうで、なるほどーでした。96時間みたいなベッソン印のあっけらかんアクションを期待すると痛い目にあいますが、リーアムのひたすら受けの演技をみたい方は是非!
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# by 7_7seven | 2015-05-11 22:31 | ら行の映画