ミシェル・ロドリゲス主演の「レディー・ガイ」を見ました。男性のミシェル・ロドリゲスが性転換して女性になる!(自主的ではないですが)という設定のみで鑑賞決定!で張り切って観てきたんですが…。※ネタバレしてるのでご注意ください。
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ウォルター・ヒル デニス・ハミル
原題はThe Assignmentで課題や任命。ポスターもちょっと…。
見どころ1:どうしてこうなった?夢の設定
私はほぼほぼ大体の映画は楽しく見られる、というか何かしら面白さを拾って観るタイプなので滅多に面白くない作品には出会わないのですが久々にハズれた、というか面白さを拾えませんでした!悔しい…。
2次創作でよくある「男性が女性に」!(自主的ではないですが)とネタってだけでもハリウッドでどう料理するんだろうって感じだし、さらにそれを演じるのがミシェル・ロドリゲス!対するマッドドクターがシガニー・ウィーバーでアバターもびっくりの豪華組み合わせ!脇にモンクさんで期待するなというのが無理な設定なのに見事に盛り上がらない…。結構観客多かった上に上映時間短いのに盛り上がらないので劇場全体がイライラした雰囲気になってました。ラスト、意味ありげなカメラワークで、もしやフランクの○○をドクターに?とかドキドキした自分が恥ずかしい…。
見どころ2:歌舞伎も宝塚も偉かった!
ミシェル・ロドリゲスありきの企画だったのか女性になる前の男性もミシェルが演じるから違和感半端なし。てか女性にしか見えないよ!元々は男性の設定なら普通にシルエットの似た男性俳優→ミシェルでよかったのでは。華奢な男性vsいかつい女性並べたらやっぱり圧倒的に男性の方がごつく見えるので。歌舞伎や宝塚みたいに同性で固めて所作と演技と演出を徹底する、くらいにしないと男女逆転と見せるの難しいと改めて思いました。
また主人公のフランクが魅力的でも無く、女性になったことで何か気持ちに変化があるわけでも無く、これだったら普通にミシェルのアクション映画の方が面白かったのでは。
31%で低いんだけどオーディエンスが更に下がった19%っていうのが全てを表してる。普段はトマトメーター同意しないこと多いけど久々に納得しましたわー。
見どころ3:マジでか!ウォルター・ヒル!
キャストと題材だけで鑑賞決定したので監督誰か知らなかったのでエンディングでか:ウォルター・ヒルって出た時固まりました。えーっ嘘でしょっていう。
題材が際物で難しいといってもネタバレになるので作品名は伏せますが、似た題材で膝を打つくらい面白い作品もあるので、今回は監督と題材の相性が悪かったのかな…。
面白そうな題材にぴったりのキャスティングに最高の監督のタッグがこんなになっちゃって悲しいやらもったいないやら。好きな監督なので復活信じたいし、ミシェルもシガニーもまた違う作品で再共演して欲しいです。