主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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ベンジャミン・バトンの数奇な人生The Curious Case of Benjamin Button

日曜に見た「ベンジャミン・バトンの数奇な人生」
オスカ−にもノミネ−トされてるっていうのもあるけどブラピとフィンチャ−監督ですよ。
はじめはいかにもPV出身監督な作風(それも好きだったけど)だったけど今は「ゾディアック」といい見た事のない映像となんともいえない世界観を表現している唯一無二の存在ですね〜。ブラピも最近めっきり年相応に老けて来たけど今回は若ブラピが見られる!ってことですごく楽しみにしてました〜。
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感染列島と同じ構図みつけられず…。アメリカではポスタ−が直前まで出なくて話題になったらしい

冒頭の不思議な時計職人の話から物語に引き込まれ、長い時間なのにあっという間に終わったかんじです。フォレスト・ガンプの脚本家で、似た面もあるけどガンプがアメリカの重要場面や人物に出会うのに対してベンジャミンが出会うのは普通の人、普通の出来事。でもそういう普通こそが素晴らしいということがしみじみ伝わります。人生の早い時期から死が身近にあったベンジャミンが受け入れる人生。まわりのひとびと。デイジ−と見た目の年代が一緒になって「この姿を覚えておきたい」と鏡の前で肩を寄せ合うシ−ンは涙が出る程美しいです。一瞬だけ交差するふたりの(見た目の)人生。ベンジャミンのように時を逆行する人間で「儚い一瞬」が強調されていますが、普通の人間も全く同じだと思い知ります。今一緒にいる人と共有する時間は一瞬だと。
ベンジャミンが一番印象的な女性、でも名前は覚えていない…というエピソ−ドが象徴する通り人生のそれぞれで色々な人と出会い記憶に残っていなくても時間を共有したという事が掛け買いがないのは同じだと気づきます。

淡々としたベンジャミンを通して様々な人の人生が語られ、デイジ−の人生にフォ−カスしていくのですがケイト、やっぱうま!老婆もだけど若ケイトもたいそう美しく、うっとりでした。また才能と美しさを持った若い人の傲慢さもうまく表していて、何をやってもうまいなあと再確認でした。デイジ−、雰囲気から着てる服から前習ってたバレエの先生そっくり!そういうダンサ−っぽさもちゃんと出しててこれまたさすがでした。

脇役はまた皆うまい人ばっかりでベンジャミン父とか(ラストのボタンを持った笑顔が泣ける!)義理のお母さんも愛情たっぷりでオスカ−ノミも納得です。船長さんも船員達も老人ホ−ムのオペラな奥様、ブッシュマン、もちろん世界に一人だけの美しさを持つティルダ(老人っぽい笑顔までうまい)そしてなんといってもかみなりじいさん(最高!!)ラストのカ−テンコ−ルでも泣けた。ブラピは美しすぎる若ブラピが少なめでハゲ状態が大半だったのが残念だけど老人の時の好奇心旺盛そうな表情とかあどけない仕草とかがすごく可愛かった。歩けた時の嬉しそうな顔とかも最高。何かに若さは若者にはもったいなさすぎるとかいう言葉があったけど若さを浪費するからこそ若さのよさなんだと思う。
男の人なら考えも成熟した時期に若者の身体なんて最高!と思うかもしれないけど案外そうではないんだなあ。

正直、見た後すぐは感動はしたけど淡々としててまあまあかな?と思ったんだけど数日後、何かしみじみと幸せなようなかなしいようなさみしいような気持ちになって涙が出た時間差攻撃な映画でびっくりした。淡々と語られる避けては通れない生と死、若さと老い、出会いと別れ…ブラピがインタビュ−で語ってた言葉を借りれば「苦い経験だけど悪くはない」

書き足りない気もするけどここらへんで。フィンチャ−監督、これからもついていきます〜。
ブラピとケイトもね!次回はオスカ−予想か、チェ二部作を書きます!
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by 7_7seven | 2009-02-19 21:29 | は行の映画 | Comments(0)