棋士・森内プロの負けについての言葉
2014年 05月 14日
けについての考え方で興味深かったものを覚え書き。
・負けを大切にする。負けが決まった試合でも負けながら分析する
・勝負では2回目のミスが致命傷になる
・ミスが出た時取り繕うのではなくミスを認めて1から出直した方がよい
・好調は続かない。同じように不調も続かない。不調のときは好調になったときの準備をしておく
森内プロは負けると動揺するタイプだったらしく、自分もそうなので上の言葉もすごい身にしみます…動揺するのが傷を広げて一番良くないんですよね。なるほどーと思うけどなかなか難しいことです。
4つめの好調も不調も続かないというのは世阿弥も男時・女時という言葉を使って同じようなことを言ってます。当時の能楽は対抗戦だったので勝負事面が強く、自分が不調(女時)で相手に勢いがあるとき(男時)は対抗して何かしようとすると必ず失敗したり意味がなかったりする。その流れ(女時)のときはただ黙って自分に流れ(男時)が来るのを待つ。只待っているだけでなく反撃の準備をして己を信じて待つと。信あれば徳あるべし。
林先生は調子に乗ってタレントに〜と思ったけど本人曰く講師だけをずっと続けてたら行き詰まるので敢えてアウェーに身を置いたり、新しい事に挑戦することが必要だったと言われててなるほどなーと。やっぱり頭の良い人でサクサク進んで面白いし、適度に隙があってタレント業も成功だと思います。