主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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マドモアゼルC ファッションに愛されたミューズ Mademoiselle C

元仏版VOGUEの編集長だったカリーヌ・ロワトフェルドが自分の名前を冠した新しい雑誌を作り上げるまでを追ったドキュメンタリー「マドモアゼルC ファッションに愛されたミューズ」を見ました。監督はファビアン・コンスタン。

今雑誌に載りまくってて正直綺麗か?ってかんじでしたが動いたらまあチャーミング!そして何に関しても自然体。周りの人に恵まれているのも納得です。有名な米版VOGUE編集長・アナ・ウィンターと双璧のファッション界の重要人物ですがいい意味で対照的で面白かったです。一番面白かったのはカリーナの周りの男性陣でしたが…
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59歳とは思えないスタイルのよさ!元モデルとはいえ12センチヒールはあっぱれ

芸術と笑いの狭間で
何の仕事も大変ですがファッション業界も大変!カリーナの創刊する雑誌は自ら広告主を選ぶ!という超異質なタイプなので宣伝主に営業しまくって頭下げたり…っていうのはないですがその分クオリティに妥協出来ないで予算倍増とか違う大変さがありました。大衆向けではないハイレベルのセンスなので撮影現場はカオス。鏡の上でくねくねしたり、屋外で半裸で逆さ吊りになったり、君は王子だ!といわれながらマッパで号泣したり、芸術と笑いは紙一重状態で正直これどうなるの?でしたが後半出て来る完成した雑誌で仕上がった写真を見るともう見事に芸術!プロって素晴らしいと思いました。


やりたくなる母親って言われたよ
カリーナの息子さん(もちろんイケメン)がカリーナと一緒の時に駐車場の係員かなんかに言われた言葉だそうで、息子も嬉しそうに語ってて、フツーならキモッ!息子もマザコン全開にしてんじゃねーよと思う私ですがカリーナに関してはあーまあそうかもねーと。若作りも媚びもないし、気さくぶったりもしてないし自然体で女性性を保っててオバちゃん感ゼロ。可憐でさえある59歳ってどうなのよ。フランス人、かつファッション業界で結婚はしてないけど同じパートナーと共に30年っていうのも、孫きっかけで赤ちゃん推しになるのも微笑ましくて好感度アップ。


まわりの男性陣が素敵すぎる
まず雑誌VISIONAIRE でお馴染みのスティーブン・ガンもうひたすら気遣い、カリーナを盛り上げようとしてて頑張れーって応援したくなりました。次にブルース・ウェーバー見るからにもういい人!って感じで(見た目キャプテンサンタそのまんま)人間大好き!って感じでニコニコしながらシャッターを押す姿見てるとこちらも笑顔に。そしてなんといっても御大カール・ラガーフェルド!。もう彼のドキュメンタリー何本か見てる私でも飽きない底なしの魅力。今回は幼児と会話したり(もらった人にお礼言わなきゃねーとか普通にいいおじいちゃん状態)カリーナの孫ちゃんのバギーを押す姿は必見!気難しそうに見ててめちゃくちゃノリいい天才です。男性じゃないけどドナテッラ・ヴェルサーチも相変わらすの迫力だった。

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ノリノリでバギーを押すカール御大。色々わかっててすごい。


お仕事への気合い
カリーナは一見ファッショニスタ丸出しの格好をしてるわけでもないし、ものを作る人にありがちな繊細さとか圧迫感とか以上な厳しさとかこだわり、そういう所はないのでフツーの人が何でここまでいい地位につくのー?って感じなんですが見てると頑張りも自分へのストイックさも自分が納得する分だけやってて他人には押し付けないし、やりたいことがはっきりしてるけど他人の意見を聞く耳は持ってる。ひたすら自然なんですね。そしてリスクを承知で新しい事に挑戦する気合いがあるという。どれも長い間仕事してるとなかなか出来ないことです。

始めDVDでもいいかーと思ってましたが映画館で見てよかったです。迷われている方、カリーナの魅力が写真でわからない方、またカール御大のバギー押しをみたい方も是非劇場で!
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by 7_7seven | 2014-05-18 22:24 | ま行の映画 | Comments(0)