オープン・ウォーター Open Water
2005年 07月 06日
近くで上映してないからわざわざバスで郊外の映画館までいって見るという賭けに出た私の運命は如何に。
この構図かっこいい。実際の映画もこんなセンスだったらよかったのに…
いやー映画館で見てよかった、色々な意味で。
デジカメで撮ってるせいか映像が見にくくてそれもちょっといやーなかんじだったんだけどとにかくふたりぽつーんと海に浮かんでいる、しかもサメ出没海域で。という設定だけでもうぐったり。実話を元にしたという割にはその実話を活かしきれてない(実話の方が謎がいっぱいで数倍ドラマティック)し、見せ方や脚本もいまいち…というかんじだけどいやーなかんじだけはひしひしと伝わった。
「運命を分けたザイル」と比べちゃいけないんだろうけど山の遭難の方が同じ辛くても乗りきりようがあるような気がした。予告とか記事でサメがガンガン出て来てあの手この手で撃退しつつサバイヴしていく話かと勝手に想像してたけど、予想外の展開、終わり方にびっくり。映画としての出来は…だけどラスト15分は人間の狂気と恐怖感、静寂をものすごく鋭利なかんじで描いてあって出色。ミニマムな映像と音の演出は素晴らしかった。あそこだけでも見る価値あるかも。あーしかし集合時間には遅れないようにしないとなーとつくづく思った映画でした。
日本版キャスト
スーザン:篠原涼子(キャリアウーマンでダイブが似合う)
ダニエル:伊原剛志(はじめ優しくて途中きれたりする演技とか似合う)