主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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サワコの朝 五嶋龍「自分が自分の音楽を好きにならなければどうやってそれを人に要求するんだと」

サワコの朝での五嶋龍について覚え書き。

音楽から取り込まれないように、また好きだったからハーバード大学で物理をやったとか7歳から空手を続けている(三段)とか色々音楽家のイメージから離れていて面白かったです。一曲目はNirvanaの「Smells Like Teen Sprits」でした。


お祖父様が空手の師範でお姉様のみどりさんも小さい頃はやってたとのこと。空手が演奏に影響していることについて語っていて、精神の持っていきかたがオリンピッククラスのアスリートに近い感じです。

五嶋龍
感性とかも影響しています。
美的感覚とか勝負をするって言う感覚とか。舞台に立つというのは勝負ですから。精神をコントロールするっていうのはすごく大事だと思うんですよね。

アドレナリンがまわっているときにどんどん精神が不安定になってくるわけじゃないですか。精神が不安になってくるとどんどん不安になって雪だるま形式でですから。


そこで自分に言い聞かせるんですよね。「大丈夫だ」と。演奏の10分前とか15分前にタックスを着るんですけれども、タイをなおして、鏡を見て、髪も直して楽器を持ってちょっと弾くんですけれども、それでこんなに上手い、例えばまぁベートーベンとすると、こんなにいい最高のベートーベンを弾ける男はいないって自分で思えないと舞台には立てないんです。


こういう風に口にするとほんとになんかどんな嫌な奴なのかとか傲慢な奴なのかと思われるかもしれないですけれども、自分に惚れないといけないんですよね。自分を好きになれないといけないんですよ。


自分が自分を好きになれなかったらどうやって観客の人たちが自分を好きになるんだと。それは要求できないじゃないですか。音楽と一緒で自分が自分の音楽を好きにならなければどうやってそれを人に要求するんだと。それこそ厚かましいじゃないですか。


自信がない時っていうのはどんどん自信を失っていきますから自信をつける方向に引っ張っていかないといけないですよね。間違っちゃいけないとか失敗するかもしれないとかっていうネガティヴ思考になっていくと。(それはいけない)成功するとか絶対にできるとかこういう風に弾きたいとかこういうに演奏したいって言うことを自分にちゃんと言葉を選んで言い聞かせないといけないんですよね。


そして良い結果が出たらいいな、ではダメなんですね。もうマイナスなんです。
「良い結果だ」と。自分は良い結果しか出せない男なんだ。そうなると俺はチャンピオンだ、俺はチャンピオンだ、俺はチャンピオンだ、俺はチャンピオンだ、金メダル、金メダルってことをずっとマントラのように言わなければいけないんですよね。


Aリストのアーティストとかスポーツ選手とかアスリートはやっぱり結局は技術のレベルとか身体能力ではずば抜けている人なんていないんですよ。みんな同じ位なんですよ。1%とか2%の違いとかあるかもしれないですけれども、そんな勝負じゃないじゃないですか。やっぱり精神の勝負なんですよ。そういう点では。


最後ドヴォルザークの「我が母の教え給いし歌」を演奏することに寄せて、お母様にずっと生きていて欲しいと、一緒に宇宙に行きたいと、僕の為でなく自分の為に生きて欲しいと語る表情に愛情が溢れてて良かったです。
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by 7_7seven | 2017-06-18 21:59 | TV | Comments(0)