主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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全員悪党!の落とし前のつけ方は?「アウトレイジ 最終章」

なんだこの野郎!批評家には絶賛だけど観客受けは前作2作よりは賛否両論らしいじゃねーかこの野郎!ということで「アウトレイジ 最終章」を見ました。初週の興行収入第1位らしくほぼ満席!客層も幅広くてビール飲んでる人多数。100分位なのにトイレに立つ人が多かったのもらしかったです。


監督・脚本・編集:北野武
音楽:鈴木慶一

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前作どうだったっけ?て人はこれ見とくといいよこの野郎!





見所1:初期の作風に回帰?無常観溢れる空気感

アウトレイジも好きですがそれより北野作品の初期作品が大好きなのでソナチネっぽいという噂聞いて期待してたら正にソナチネの持つ無常観とひたひたと迫る死の影。もちろんアウトレイジっぽい台詞の掛け合いやバイオレンスもたっぷりなんですが大友の行動見てたら自ずとラストが見えてきて、まあそうなるのもわかるけど正直それじゃない終わり方にして欲しかったなあ。今回外しがなくストレートに進んでるのも特徴。ストーリーはどんな世界にも共通するパワーゲームと異物としての主人公でちょっと仁義なき戦いっぽかった。


見所2:美しい!北野映画ならではの映像

お馴染みの最高にスタイリッシュな車のOPから、毎ショットキレキレの構図にうっとり。独特の間、異形の顔をじっくり映してあって毎度俳優が魅力的に撮ってある。脚本も監督が書いているのでカメラと台詞のテンポが良いところとか、見せるグロと見せないグロ、暴力の抑制のバランスが絶妙。今回前2作よりは暴力シーンのずらしがなくて、リアリティラインがわからないレベルの銃撃シーンとか、作品毎にバイオレンスのトーンを変えようとしてたのかな?ちょっとキレがなかったかも。



見所:3 オールスター俳優陣!

アウトレイジならではの豪華俳優陣!ビヨンドからの塩見さんと西田さんが病みあがりで、心配しつつも独特の凄味が出てた。あと今回からのピエール瀧、不思議と何の世界にもハマる面構えと体躯で台詞まわしがうまい訳じゃないのに存在感がすごくて売れっ子なのも納得。台詞まわしといえば関西ネイティヴじゃない人が関西弁話してて、関西じゃない私でもムズムズする感じ。武は東京だから拘らないのか、敢えてなのか、ちょっとなーだった。あと男を格好よく撮る北野映画としては珍しく爽やかというか可愛く撮ってあった大森南朋にびっくり。新境地?女性が完全排除は良いけど次作?の恋愛映画はどうなるか期待です。これでラストは寂しいけど3作とも面白く、また1から見直したくなりました!

北野映画、特に初期作品が好きな方にはおすすめです!

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by 7_7seven | 2017-10-15 22:41 | あ行の映画 | Comments(0)