スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
2004年 12月 04日
こういう映像は長時間見ていると飽きるかもと思っていたけどそういう事もなく、異常に少ない登場人物にも違和感も感じず、この作品と自分は相性がよかったよう。
ストーリーやキャラクターの性格が昔のハリウッド映画っぽくて、その雰囲気にジュード・ロウがはまってる。この位作りこんだ映像でも負けていないのはちょっと懐かしいかんじの二枚目のジュードだから。これがトム・クルーズだったらまんまコミックになってしまう(でもちょっと見たい)。
アンジーもこういう「ちょこっと出てきてインパクトだけ残して去っていく」役が一番合っているし印象に残る。主役になるとどんどん印象が薄れてしまう不思議な女優さんだと思う。
グゥイネスの自分を高く見せる事のテクニックには毎回脱帽。今回も美しくセットした金髪、仕立てのいいスーツ(ヴィヴィアンっぽいと思ったらソフィア・コッポラとか)口元にポイントをもっていくメイクで3割増し位綺麗に見える。間違っても西海岸を水着で走ったりするような役はやらないのが賢い。制作側もグィネスを面白く料理していて「むかつくけど憎めない」という役柄にしている。上手い。
爽快な飛行シーンから往年のハリウッドっぽいちょっと笑えるラストシーンまで楽しんで作ってるのが伝わってきた。次作が楽しみ。
あんまヒットしてないらしい。残念…。