プルーフ オブ マイ ラブ PROOF
2006年 01月 14日
初日プレゼントでグウィネスがイメガやってるエステぃのプレジャーズのサンプルサイズをもらう。好きな香りだけどグウィネスのイメージか?っていうとどうだろう。てか正統派アメリカンビューティが代々やってた枠なのに個性美人グウィネスってどうよ。
舞台から映画になりました感あふれるポスター
舞台からっていうのがわかる台詞まわしで正直映画にする意味あるのかな(映像的な面で)と思ったけど役者同士の演技のせめぎ合いはすごかった。特にアンソニー・ホプキンスの異常か正常かわからない演技とか。グウィネスは独身・友人なし・お洒落興味なしな自分と真反対な女性を上手く演じてた。この役柄って共感と反感のギリギリを表現しなくちゃいけなくてものすごく難しいと思うんだけどそこが表現されてグウィネスを見直してしまった。やな女だなーと思うんだけど苛立とかは理解出来るしいってることも極端だけど真実を突いてる(父親の友人達への言葉とか)し数学者としてと娘としての心の揺れとかも表現しきってたと思う。フライヤーに女優から「グウィネスに嫉妬!」なコメントが多かったけど女優なら一回はこんな役やってみたいだろうなーと思う。特に寺島しのぶのコメントに大きくうなづいてしまった。寺島しのぶ、めちゃくちゃやりたいだろうなこの役!
ジェイクの役がえらく寛容だった気もするけど自分にない才能を前にするとあれだけ失礼なこと言われても好きな気持ちは消えないのかね。グウィネスの「才能があるひとがないひとに見せる特有の表情」が上手かった。姉との関係とかもせつなかったな。はじめは「うわ、うざいおんな…」ってかんじだったけど最後まであっという間だった。父親との苦しくも美しい場面が素晴らしかったなー。なんだかんだと見応えのある映画でした。