主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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リバティーン THE LIBERTINE

今週仕事が辛かったわーという打ち上げも込めて「リバティーン」昼頃まではかもめ食堂だったけど気が変わってジョニーさん。
ジョニーのでかポストカード欲しさに前売り買っておいてよかったよー。ジョニーが放蕩の限りを尽くす伯爵を演じるというだけでもおおーっというかんじなのに音楽がマイケル・ナイマン、コスプレのジョニーの写真も素敵でものすごく期待して映画館へ。
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ジョニーやっぱ綺麗な顔してるなー

いやー期待し過ぎでした。監督が新人だからしょうがないのかもしれないけど演出が悪いというか、メリハリなく、くらーい画面で舞台っぽい演技、なのに中だるみ、という辛さ。俳優や景色はよかったんだけどなー。冒頭の王の朝のお散歩とかすごく綺麗で感動したんだけどどこかスケールちいせえというか。放蕩なのにちまちまとしたものを感じるというか。ストーリー自体特に大きい動きがないんだからジョニー以外のキャラクターの掘り下げとかもやってほしかった。その割には脇の俳優がよい人が多くて、というか「プライドと偏見」とかぶりすぎ!トム・ホランダーやら長女役のロサマンド・パイクやら果てはルパート・フレンドまで!確か娼婦の人もそうだったような。コスプレものが似合うんだねー。特に妻役のロサマンドは上手かった。特に美人じゃないけど綺麗なひとっていう印象。逆にサマンサ/モートンがどうにも華がなくてきつかった。やな女だし。

ロチェスター伯爵は早逝するとことかやたら反発するクリエイター(しかしジョニーは作家というかクリエイター役が多いねー。ウォンカ社長もある意味クリエイターだし)というとこがロック歌手みたいとかいわれてるけどどうなんだろう。自分を好きになる=いつかは嫌いになってしまうという強迫観念があるのか人の自分への愛情とか期待とかを信じられない。ビリーは絶対他人に心を許したりしない人間だと感じたから引かれたんだろうなー。冒頭の「自分を好きになるな」は「自分を好きになったら好きでいるのをやめないでくれ」みたいに聞こえる。ひたすら酷い事をして自分への愛情を試してるというか、最後まで自分を律してるとこはいいなと思ったけど。ジョニーはやっぱ上手いなーと思った。映画見てる時は「いくらジョニーがやっててもこんな迷惑な男、自業自得じゃないの?」と思っていたけど今思い返すと好感が持ててきたような。でもあと10年若いときにやってほしかったなー。早熟な作家が色々な事に溺れて破滅していくのは見た目の若さがあったら説得力が増すと思った。「太陽と月に背いて」のレオがまさにそれでやたら生意気なんだけど若くてこんなに綺麗なんだからしょうがないかーという気持ちにさせられたし。

ナイマンの音楽はさすがのさすがに美しかった。昔よりぐっと叙情的になってきたような。あと衣装があんまりよくなくてがっくり。予算が少なかったのかな。メリハリがなかったので。あとマルコビッチはほんと上手いなー。あの抑えた演技で王様の伯爵への愛情が伝わって来た。あんな奥さんや王様や召使いの愛情を素直に受けられない伯爵、一体なにがあったのか。
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by 7_7seven | 2006-04-14 23:46 | ら行の映画 | Comments(0)