チェケラッチョ!
2006年 04月 18日
全くベタな展開で「ええっそんなことが?」と思うようなものが全くなかったこの映画。一番驚いたのはこの映画がフジ製作、しかもヒットメーカーのはずの亀山千広や大多亮。「容疑者室井慎次」のときもやばかったけどフジやその制作者側は世間とズレがきつくなってるのかもしれない。チラシによると「最高にはじめる青春映画」らしいですが…。
全員の表情がよくないという不思議のショット。なぜこれをポスターに
全く面白くないというわけじゃなくフツーに楽しめるんだけどベタ過ぎてどうしようかと思った。原作あるらしいけどほんとにこういう展開なのかな。なにもかもが見てる人の想像を超えない。予想した通り。キャラも話も使い古されてるというか、新しいものがなかったなー。新味といえば沖縄とラップなんだと思うけど肝心のラップがねえ…。主人公達がそんなにラップに愛情感ないのが感じられてなんだかなあ。BECKみたいなのにしたかったぽいように感じた。主人公とヒロインは何十年前かよというかんじのラブコメなのはどうしたことか。沖縄っぽいのは脇や景色くらいで主役達は地方都市にいそうなかんじがどうにも。方言やイントネーションは頑張ってたけど醸し出す雰囲気が沖縄っぽくないというか。もっとどかーんとしたとこがあると思うんだけど。ゴリとか見てよ。あと結婚出産が早い土地柄なんだから高校生であんな関係あんまないと思う。中学生か。
俳優は市原隼人は健闘ってかんじ。主人公のキャラがぼんやりしてるので難しかったと思うけど〜。平岡裕太はNANAの下手っぷりから考えると飛躍的に演技力が突いたと思う。伊藤歩はスタイルいいんだけど演技が辛い。もうちょっと感情込めて話せたらなあ。玉山鉄二はなぜあんな似合わない髪型してるんだろう。
脇の陣内、松重、平田満がよかった。ガレッジセールは数少ない笑わせどころを外さず偉かった。見た時はあんんま文句なかったけど今沸々と文句が湧いてくるのはなんでしょう。
新庄がついに引退。やはりというか。この頃楽しんでないかんじだったし本人も辛かったと思う、覚悟してたけどやっぱ寂しい。今期は頑張って観戦しにいこう。ああメジャーでゴールデングラブ穫って欲しかったなー。