主に洋画新作映画の感想を中心に俳優やミュージシャンのTVでのインタビュー書き起こし


by 7_7seven
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ニュー・ワールド THE NEW WORLD

GWだよ!5/3はレディスデーなので久々に映画マラソンをやってみた。体調がいまいちだったので3本でギブアップ。ほんとはラストに「トム・ヤン・クン!」を見たかったんだけど…。とりあえず今回は「ニュー・ワールド」→「戦場のアリア」→「かもめ食堂」とアメリカ→ヨーロッパ→北欧への旅に。(トム〜まで見たらオーストラリアまでいけたのに〜)
まず1本目は久々のテレンス・マリックの「ニューワールド」。映画監督で12を争う高学歴なんじゃないでしょうか。ハーバード、オクスフォード、マサチューセッツ工科大学ってすごすぎる。寡作の監督って映像にこだわる系の監督に多いような。予算の関係とか色々あるんだろうけど。スピルバーグの仕事の速さはどこからくるんだろう〜。
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コリンの姿が見えません!日本版はもろラブストーリーってかんじなのに

眠いだろうなーと覚悟していったら全くそうでなく映像の綺麗さに引き込まれた。自然光で撮影したらしいけど海が銀色に見える映像とか空とか緑とか光とかまあとにかくうっとりするような映像のオンパレード。音もせせらぎや鳥の声とか、その場にいるような気持ちにさせられた。リバティーンでも使った英国庭園とかも独特の質感だったし、映像系の監督の醍醐味はしっかり味わえる。撮影がエマニュエル・ルベツキで、「リトル・プリンセス」「ジョー・ブラックによろしく」「スリーピー・ホロウ」を撮った人というだけで納得の繊細な美しさにうっとり。

スト-リーはねえ…アメリカでは建国に関わる話としてすごく有名らしいけどポカホンタスってアニメでも見てない状態で見たのでラブストーリーとしてはヒロインが理解不能のまま物語が終わってしまった。コリンに惹かれるとこもクリスチャン・ベールとのやりとりも?だったし、特に旦那に言った台詞には何この女はって状態。帰って色々ポカホンタス関係調べてみたら建国というか植民地支配に利用された悲劇のヒロインって位置づけなんですね。文明の対比は上手くて映像や人物の表情で残酷なままに描かれてたけど、ラブストーリーとしてはやっぱりどうもなあ。ポカホンタスがコリンの実態を見ずに熱を上げてたのは誰が見てもあきらかだったと思うんだけど、自分でそれがわかった後のあの再会の視線はひどいなあと思った。あそこは人間の悪い感情を持ち合わせないあの部族の姫だったポカホンタスが文明に悪い意味で侵されたって意味なのかな。

俳優はコリンは痩せなくてびっくり。色々酷い目にあってるのに自分だけ丸々してるし。ちょっと笑ってしまった。でも表情に独特のものがあってもっとラブストーリーにも出て欲しい(ヒットしないとは思うけど)と思った。ポカホンタス役の子はダンスやってる割に動きがよくないというか、姿勢が悪いのか首とか手が短く見えたのが残念。誰かに似てると思ったらマリー・ジランだった。一番もうけ役だったクリスチャン・ベールはラストサムライのトム・クルーズみたいだった。文句なしの旦那だけどコリンと恋愛した人なら物足りなくなる気持ちはわかるかも。でもあの仕打ちはないよねー。原住民役の人もすごく魅力的な人がいっぱいいて目の保養になりました。

テレンス・マリックに関しては映像は文句なしだけど語り口というか物語のまとめ方がちょっと…。説明調のナレーションが続いたり(ポカホンタスのナレーションまで出て来たのにはびっくり)ながーいシーンが続いたかと思うとえらくはしょった展開になったり。次の作品はいつなんでしょうか。すごく慕われてる監督らしいので資金早く集まって次作を撮れるよう祈っておきましょう。
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by 7_7seven | 2006-05-02 02:06 | な行の映画 | Comments(0)